「日本維新の会」 前衆議院議員 三宅博 WEBサイト ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー

NHK問題他、全国の皆様に暖かいご声援を頂きました、「日本維新の会」前衆議院議員 三宅博のサイトです。

世界と日本を展望して新年に思う。

2016年12月31日 | 政治

平成29年 丁酉 元旦

世界と日本を展望して新年に思う。

                                前衆議院議員 三宅 博 

  皆様新年明けましておめでとうございます。


本年世界は新たな生みの苦しみの過程に入った。

過去数百年間の世界は、人間の存在の尊さを忘れ金銭的な損得が追及され、

その目的達成の中で多くの殺戮や簒奪が生起し多大な犠牲が発生した。

本来それらを防止し、人間の存在の尊さと人生を送る上で最も大切な生き方を

提示しなければならない宗教が、世俗の価値観に屈服し金銭の追求と

各々の宗派の争いに没頭し、その目的と真逆の摩擦を惹起させている。

この先に待ち受けているのは人類の破滅以外の何ものでもない。

このような世界の流れに疲れ果てた人々が、真に生きることの喜びと

自然の尊さを大切にする新たな世界の出現を待望している。


何をもって新たな世界を実現させるのか。

その中心になるのは深く厳しい洞察力と人類愛、

慈悲に満ちた真の宗教の導き以外にないと思う。

釈迦は「僧侶は仏教で金儲けをしてはならない。自らが尊敬すべき人になり、

そのことによって集まった金品で生活しなさい。」と仰った。

また「私はお経を唱えた対価で供養を得ることはしない。

尊敬すべき聖者になったその姿によって供養を受ける。」とも仰ったのである。

この言葉こそすべての聖者の志そのものである。

にもかかわらず、現今の宗教者と宗教教団の姿は何と無様であるか。

己の宗教の教えを絶対視し、その他は邪教だとして人を殺す一神教の狂気の支配

による暗く悲しい世界の現実。

国内に目を転じても、宗教を金儲けの道具としてビジネス化してしまった多くの宗教団体があり、

あまつさえ生活の安泰と飽食の上に胡坐をかいて、安っぽい刺激が欲しいが為に

祖先と英霊を貶め反日運動にまで手を染めるバチあたりの連中の存在を一掃しなければと思う。

正しい信仰、大いなるものに対する畏怖があってこそ真の勇気と信念、

そして誤りのない生き方や価値観が生まれるのである。

本年以降、真に正しい信仰の確立と指導が待望されているのである。

国内政治を眺めても安倍総理を含めて過去20年、外交・経済・国防その他すべての面で

良い方向に前進せず、後退一色である。

安倍総理も再登板以降、戦後70年談話や日韓慰安婦合意、アベノミクス等失敗の連続だ。

名誉挽回に一発逆転を狙った日露交渉は客観的にみても日本の一本負けである。

そもそも吹けば飛ぶような存在の北朝鮮が起こした拉致問題さえ解決できない安倍内閣が、

あのロシア相手に領土交渉で勝てるはずがない。

今こそ覚悟を決めた政治の出現によって、戦後国際秩序の悪意に満ちた欺瞞体制から

一刻も早く日本は脱却すべきである。

動乱に突入した世界の中で、日本の生き残りと人類の新たな世界の構築に向け

我々は全力を挙げなくてはならない。


私、三宅博は日本の為に本年もより一層邁進することをお誓い申し上げます。

皆様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                  感謝


講演会のお知らせ





「日本政府は正気か?対北制裁と朝銀救済の落差、外務省責任論の思考停止」

2016年12月18日 | 政治

ビデオレター

「日本政府は正気か?対北制裁と朝銀救済の落差、外務省責任論の思考停止」

[桜H28/12/16]


解説(発言内容)

 今日は拉致問題に関しましてご報告をさせて頂いたいと思いますが、先週の9日、外務省のアジア大洋州局長の金杉さんが拉致の関係者を招きまして、日本独自の制裁の説明がなされました。
それは北朝鮮関係者の資産に対する口座の凍結というかそういった問題なんですけれども、
金杉局長が今まで北朝鮮関連の口座凍結対象の数は43団体と40個人。これから54団体と58個人に増やしましたと、
これは我が国独自の制裁であると「救う会」の西岡さん、「特定失踪者問題調査会」の荒木さん、そして「家族会」の飯塚さん等に説明をされたのですけれども、その中身なんですけれどもね。

こういう風に54団体と58個人、それぞれの口座を凍結するとなりますと相当向こうにとって影響が大きいものと一般国民は印象を受けると思いますが、これは全く中身は心もとないような状態でして、54団体58個人全体で凍結される口座の金額の残高はどの程度あるかといいますと実際は500万円ないんですね。500万円弱なんですよ。
その100を超える口座を凍結しても全額で500万円弱。ということは1口座あたり4万何千円かという程度、これを金杉さんは胸を張って仰ったのですが、実質的な効果というか北朝鮮に対しまして影響力はほとんどなきに等しいということを金杉さんは胸を張って説明をされたのですが、一体本気でやる気はあるのかとその思いを疑わせるものがあると思います。
確かに金融部分で細かく取り決めているのは財務省のほうだと思いますが、窓口が外務省なのでそういうことになったと。
一事が万事、そういうことなんですね。

朝鮮総連の本部建物のあの競売問題もよく似たものなんですが。
信用組合朝銀が1兆4000億円の不良債権を抱えて破綻しました。
その時に日本の大蔵省、政治家のほうからの鶴の一声でおそらく当時官房長官の野中さんと思うのですが「助けてやれ」ということで1兆4000億円の公金、皆さんが国に収めた税金を投入して破綻から救済をしたんです。  
その名目といいますが信用秩序の維持の為にと。
北朝鮮系の信用組合が破綻したところで日本の信用秩序など全く何の影響も受けない、返って信用秩序がただされるということでいいと思うのですが、この部分は当時大蔵省内部でも相当な問題を呼んで「こんなことしていていいのか!」というふうな議論も呼んだらしいのですが。 
相手が朝鮮総連になると非常に腰の引けた対応になる。
しかも競売の朝鮮総連本部、靖国神社の横の本部の競売について私は早くから「あれはいつまでたっても動かない」と言っておりましたが、案の定朝鮮総連本部の建物、一回目は鹿児島のお坊さん、二回目はモンゴルの幽霊会社、三回目は朝鮮総連傘下の団体がこれを競落を致しまして、結局朝鮮総連そのものは2億円ぐらいを出した程度だと思うんですが。
それで一兆4千億の不良債権、信用組合朝銀のうち、670億円は朝鮮総連に向けているからRCC債権回収機構がこれを回収するんだと競売しても結局こんな体たらく、なぜこういう風なことになるのでしょうか。

昨日発売の週刊新潮で、櫻井よしこさんが一文を寄せていらっしゃいます。その毎週のコラムの中でですね。
このテーマは「なぜ拉致問題が解決しないのか」と書かれているんです。
その中で櫻井さんが仰っているのは政府はもとよりですが主に外務省が問題がある、外務省の拉致問題に対する姿勢に問題があるから拉致問題が進展しない・解決しないと論理展開をされたんですが、これもいかがなものかなと私はいつも思います。
なぜ外務省にすべての責任を負わすような言論を展開されるのか櫻井さんの真意を疑う部分があります。

これは非常にわかりやすい例で言いますと、一般の組織であるとか会社でありましてもその経営者が「うちの社員が言うことをきかないから経営がうまくいかないんだ」と、こんなことを対外的に公言した時に皆さんどう思われますか?
そんなバカな話はないでしょうと。
社員が言うことをきかない、それはあんたに問題があるんでしょう?と。
普通の常識的な考えからするとそうなんですよ。
だから外務省が言うことをきかないと櫻井さんは論理展開されたのですが、これは国民をミスリードする非常に巧妙なロジックであると思えて仕方がありません。
あまり櫻井さんの他に関して非常に活躍されている部分もありますので批判は差し控えたいのですが、この部分は黙っていられないと思います。

先程申し上げましたように一般の会社ですと「社員がいうことをきかないから会社の経営がうまくいかないんだ、成果があがらないんだ。」と こんなバカなことを言って社会に通用するはずがない。
拉致問題にしてもそう、「外務省が言うことをきかないから拉致問題の解決がはかどらないんだ。」
こんなバカな話を国民は信じてはなりません。
公務員が行動する時の最大の行動原理の指針のひとつはまず「保身」なんですよ、保身!
自分の御身大事で保身第一で彼らは行動すると考えられていいと思います。
その保身第一の公務員、外務省官僚が政府の意向に逆らって拉致問題の解決を遅らせるようなことをするはずがない。
反対なんですよ、反対!
正反対なんですよ。
外務省が拉致問題の解決を遅らせているということではなしに政治そのもの、政治家に責任がある・内閣に責任があるのですが、政治そのものが拉致問題に対して本当に真剣に取り組もうとしていないんですよ。

その姿を公務員たる官僚の外務省はじっと見ていて忖度するというか斟酌するといいますか、
「あまり真剣にそういうことをやってはいけないんだな。」と。
政治のほうは拉致問題の解決を本当は願っていないんだなということがわかっているから、彼らはそれに沿った動きをしているだけで外務省のほうが拉致問題の解決を遅らせている張本人であるというとんでもない論理展開は断じて排除していかなくてはならないと思います。

内閣が本当にやる気があれば拉致問題はイッキに片付く可能性があるんですよ。
いつも私が言っているように拉致問題ほどきわめてシンプルな構図の国際問題はない。
犯人は北朝鮮、拉致された方々が幽閉されているところは北朝鮮の招待所、こういったところにいることもわかっている、犯人もわかっている、なぜこれを取り返せないのか。

それに対して安倍総理は「今の憲法の制約上、向こうに行って拉致被害者を取り返すことはできないんです。」とか、「ただ、アメリカが拉致被害者を救ってくれたらその拉致被害者が乗った船を護衛はできるんです。」などとんでもないことを安倍さんは仰った。
また過去の官房長官は「相手も一国の政府ですから相手の了解なしに政府の者が自衛隊が向こうへ行って救出することはできないんです。」
とんでもないですね。 これは外交交渉の案件じゃないんですよ、犯罪なんです。国家犯罪。
犯罪の被害者を取り戻すのに「向こうの了解を得て」などとそんなバカな話があるはずがないでしょう? 
そういうようなことを国民は厳しくこの内閣に問うていかなくてはならないと思います。

口で「国政の最優先課題である。」と言うならば安倍さんはそれに見合った行動をしなくてはならないというように思いますが、全くそういうことはされずに放置されてきた。
この原因は何かといいますと私はいつも言っておりますように過去拉致問題につきましては日本政府はすべてその時々に於いて把握していた、ところが見て見ないふりをしてきたんですよ。
結果的に数百人、ひょっとすると千人を超えるかも知れない被害者たちが北朝鮮に拉致されている。

だから見て見ないふりをしてきたというのをばれるのを恐れて拉致問題の解決に本気で取り組まない。
なぜそういうことになるか、これがまさに戦後構造というか戦後国際秩序の中で日本は独自の外交、あるいは国防政策を展開できないんです。
全てアメリカさんの「ご主人」に従うと。アメリカの許可がないと日本の外交政策もできないというのが真相なんでしょう。
だからこういうことになっている。
一刻も早くこんな戦後国際秩序、戦後日本から脱却して「日本の事は我々日本人の手によって決める、日本の国は我々日本人の手によって護る」という主体的国家運営、自立した政治を実現していかなくてはなりません。  
アメリカでトランプ大統領が生まれました。これに対して当初多くの方々が不安視されましたが、これからトランプさんが本来の彼の思いというものを実際に来年、大統領就任以降やってくるんです。

極めて厳しい内容ですよ。ヒラリーさんやオバマさんは見えない形で日本を貶めてきましたが、トランプさんは正面から見える形で日本を脅してアメリカの国益を図っていくとなるであろうと思います。
このことによっておそらくトランプさんは中国解体まで追い込むつもりであろうと思いますよ。
第二のレーガンになって、レーガン大統領はスターウオーズ構想を実施してソ連を解体に追い込みました。
トランプさんは中国包囲網を構築して中国を解体に追い込む、その決意が見え隠れしておりますし、私は当然そこまで行ってしまうであろうと思います。 
そういった中で世界が本当に大動乱の渦に巻き込まれている。
その中で日本が主体的な国家運営ができていないということは国際社会・国際政治の餌食となって日本が草刈り場になってしまうのです。何としてもこういうことを阻止していかなくてはなりません。

それと昨日プーチンさんが来日され、安倍さんが領土の問題も含めて経済の協力の問題もやっておりますが、あのロシアがそんな簡単に日本の期待に応えるはずがない。
彼は如何に日本の経済協力だけをただ取りをして領土は返す気がないというのが明々白々となって、安倍さんのヴォルテージもかなり下がってまいりました。
しかしこれがやっぱり国際政治の現実なんですよ。やはりそんな甘い、ひとり日本は善意で政治を行っている。
世界の政治家もそうなんですけれども行動原理は「国益の追及の為に悪意によって動いている」というのが世界の現実なんですよ。
この現実を前にして甘い日本が、ましてその中で政治家が自分の手柄を遺そうとか歴史に名を刻もうとか、こんなことをしたらとんでもない、国の政治を誤る原因になるんです。
政治家というのは手柄を取りにいくなどと絶対にしてはなりません。
何よりも国益を最優先にしてその中で自分がどんな形で消え去っても覚悟を決めてやっていくべきなんです。
名を遺そう・手柄を遺そうというのは政治家が最も政治を誤る根源的な部分があると思います。

私、三宅博は一生懸命これからも頑張って参りますけれども、日本は先ほど縷々ご説明させて頂いたように非常に本当に危機的環境にある、東西の二極構造は20数年前に終わっているに拘わらず未だに残滓にしがみついているというのが今の日本ではないでしょうか。

それから最後に韓国のことですが多くの方々は韓国を同盟国としてマスコミも政府もそうですが「日米韓の同盟関係を活かして北朝鮮の核開発・核兵器に対応していかなければならない。」と言いますが韓国は果たして日本の同盟国ですか?

私は言葉は過ぎるけれども、反対に敵国として規定すべき状況に来ているのではないかと思いますね。
敵国として規定すれば韓国が日本に対してやっているすべてが解けてくるのです。 
かの国を同盟国として規定するからすべての日本の対韓国政治というものが誤りをもたらすと思います。

もうそんな綺麗ごとを言っているような状況じゃないのですよ。
日本の生き残りをかけて次の世代、日本の子供たちに対する責任の重さを鑑みて、我々は極めてシビアに国政の運営に携わらなくてはならないと思います。
どうもありがとうございました。





ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー(短編)

2016年12月18日 | 政治

ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー(短編)
フェイスブックやツイッターに書いた短編です。


12月9日

トランプは大統領として第2のレーガンになりたいと願っている。

レーガンはSW構想を実施してソ連を解体させた。

トランプは中共包囲網を構築して中共を解体に追い込むだろう。




12月18日

政府は、日ソ平和条約が北方領土返還の第一歩になると喧伝に忙しいが71年前を思い出すべきだ。

日ソ不可侵条約を一方的に破って満州になだれこんだソ連が何をしたのか。

日ソ平和条約にいかほどの価値があるのか。

プーチンやロシア人が約束を守るような連中であるかどうかと。

日本は、ソ連が没落し我が国に泣きついてくるのを30年でも50年でもその時が来るまでじっと待つべきだ。

何をしても失敗ばかりで功名心にはやる安倍首相は百戦錬磨のあのプーチンにとっては赤子同然だ。

日本国民もいいかげん目を覚ますべき時がきた。誰も安倍首相と無理心中なんかしたくないと考えているだろう。





わが師、椿原先生を偲んで

2016年12月07日 | 政治

わが師、椿原先生を偲んで

椿原泰夫先生が亡くなられた。
稲田朋美防衛大臣のご尊父である。
11月27日、椿原泰夫先生を偲ぶ会が先生の故郷福井県で営まれた。
参列者を代表し加地伸行先生が在りし日の椿原先生の人柄を惜別の思いで語られた。
最後にご自身のことを「弟子 加地伸行」と紹介し追悼文を締められた。

 私は20年前に先生の知遇を得、教育問題に関する毎月の勉強会で教えを受けた。
その後私は政界に身を転じ、椿原先生の教えを胸に置いて教育正常化に向けて微力ではあるが邁進したのであった。
一回目の立候補から様々な形で先生の応援を受けたものである。 
先生には選挙活動の末端の作業も厭わず選挙運動にご協力を頂いた。
また教育行政に関し、わからないことのすべての疑問に明確なご指導を受けることができたのだ。
非力な私の活動に対し、常に暖かい目でご指導を頂いたのである。
私にとっても加治先生同様、最も尊敬すべき師であったのだ。
未熟な私に対する先生のご支援は感謝という言葉では表現できるようなものではない。
7月の参議院選挙の際も、余命幾許もない弱った体力の中で誠に大きなご支援を頂き、それが私の闘いの原動力となったものである。
しかしながら私に対するご支援によって体力を消耗され、先生のご寿命を縮めたのではないかと痛切な悔いを感じてしまうのだ。
誠に申し訳ない思いで一杯である。

選挙期間中に頂いたご激励の一部を紹介する。

『今や世界の情勢は将に混沌として、人類の最後を予感せしめるほどのものがあります。
その中にあって、わが祖国日本はどうでせうか。
辛うじて国家の体裁を取り繕ってはゐますものの、日本を敵視する国々に囲まれ、同胞を拉致されても救ひ出すことが出来ず、
日本固有の国土を奪はれてもこれを取り返す力もなく、加へて、国の内から国家の解体に手を貸す非国民が跡を絶ちません。

不治の病に冒され、「余命」を過ぎて一年余りになる私ですが、唯一、心にかかるのはわが祖国日本の将来です。
その切実な想ひを諸兄姉に訴へたい。』


椿原泰夫先生こそは偏向堕落した戦後教育立て直しの最大の中心人物であった。
遺された我々が椿原先生に対して果たすべき使命は、先生の足跡と願いを胸に刻みその御跡に続くべきである。

   「椿原泰夫先生、我々はあなたの死を決して無駄には致しません。   合掌 」
                                                前衆議院議員  三宅 博

【ご参考】 椿原泰夫先生が私三宅博にくださった激励全文  http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/3d559f91f4e57d510bff2c60bdee1007
    


南モンゴル自由民主運動基金講演会「覇権の終焉とアジアの黎明」

2016年12月03日 | 政治

ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー


南モンゴル自由民主運動基金講演会 「覇権の終焉とアジアの黎明」

https://www.youtube.com/watch?v=R5jmvlU73Ho

解説 (発言内容をまとめています。)

今世界中が大きな大転換期に直面している。
南モンゴルのダイチンさんたちの損得を超えた悲願が達成されることを願っている。
私も当然いろんな協力をさせて頂くのが当然のことと思っている。
過去の世界の歴史を大観すれば大きな覇権の侵略があった。

古代ギリシャ時代のアレキサンダー大王の大東征、
これは約2300年前の紀元前の出来事であったが短期間に終わってしまった。
モンゴル帝国も約100年の栄華であった。
覇権は一時のことであっというまに消えていく。
700年前のモンゴル、その後はスペイン、オランダなどヨーロッパの覇権による植民地争奪戦があった。
今はそれが終焉し、我々の現代社会になる。
その間、数多いそれぞれの文化が喪失されてしまった。
今現在では暴力などで抑えられるものではなくなった。
子供も自我に目覚めると親の言うことを聴かず、自我に基づいて行動するようになるように。

ヨーロッパでテロ等が噴出している。
世界中を略奪競争していろんな悲劇を呼んで来たヨーロッパ、戦前のイギリスなど太陽が沈む時間がないというほどの強い覇権、
「暴力による支配」はいつまでも続くものでない。
極度に文明の発達した現在、過去の反動で植民地の国々がテロ等の手段でそれを覆そうとしている。
また西洋列強の暴力による覇権競争とその基盤である人種差別思想を正そうとすると共にそれらの大きな渦の中で独立を維持しようとしてきたのが戦前の日本であった。
また日本の戦国時代、日本侵略の目的を宗教の衣で隠した西洋列強のキリスト教布教など日本国内に於いて宗教の持つパワーと浸透力は強力であった。
秀吉の朝鮮征伐の真の目標は朝鮮と明の背後にいる西洋の列強諸国であった。
また信長も当初はキリスト教の国内進出を許していたが、その後ヨーロッパ列強の真の目的である世界中における植民地争奪の真意を見抜き、これを阻止しようとしたのであった。
また信長は比叡山延暦寺や石山本願寺の宗教教団による政治への容かいを断固排除する為に延暦寺の焼き討ちなどの攻撃をした。
信長の考えは信仰は私の世界でありそれが公の政治に対抗することは許されざる行為であったのだ。
当時の延暦寺の僧兵はヨーロッパの強大なキリスト教団体と共通していたのだ。

私の父がお寺の屋根の瓦の仕事をしており、私も一時期その手伝いをしていて後年浄土真宗西本願寺派の教学の最高責任者になられた稲城選恵住職から教学の説明や書籍の提供を受け、勉強をした時期があった。当時私自身も僧侶になろうと考えたこともあったが、自分の性格上、破綻をきたすかもしれないと考え断念をした。

当時は家庭の経済的な事情もあり行くべき時期に大学に行けなかったが、平成21年に平沼先生の知遇を得て、平沼グループから無所属で衆議院で立候補したが落選、(その前は地方議員をしていた)その時58歳で次回選挙までの約4年間をいかに過ごそうかと考えた。
ようやく子供たちも成人して子育ての責務からも解放され、国政に出るまでの猶予期間を勉強の時間と捉え、大学に行こうと決意し59歳で入学し18歳の若者たちと机を並べた。
選挙がいつあるかわからないからできるだけ単位をとろうと2年半でほとんどの単位を取った。
そして国政選挙に臨み議席を得た。
大学も仏教及び聖徳太子のことを勉強する為、家からも近い四天王大学に入り、授業では座席の真ん中の最前列で(教授の目の前)で講義を聴き、
講義内容に誤りや問題がある時は遠慮せず指摘してきた。
卒業した時は63歳で現役の衆議院議員であった。

宗教が政治に及び、命を捨ててテロ行為をするのは誤った宗教観を背景に命を捨ててテロ行為をするのは、日本の特攻精神とは全く違う。
純粋に国の為にテロをするのもあるかもしれないが、罪のない人々を巻き添えにしていくのは間違っている。

世界の覇権競争の中でスペインが南米のインディオを民族滅亡まで殺した、
今のスペインの目を覆いたくなるような衰退ぶりはこの時の因果応報ではないかと思ったりする。

暴力による支配で数百年の栄華を誇ったイギリスが大東亜戦争の初戦でほとんど抵抗できずに降参したほどの勇猛果敢さを発揮したのが日本だった。
日本は有色人種の一員として、長崎の出島でもオランダ人が奴隷を酷使していたのを見て「何ということをするのか、人道上許せない。」と思っていた。
実力によって西欧を打ち砕いた、
日本は人種平等、過酷な植民地支配体制の脱却を実力によって西洋の長年にわたる悪行を打ち砕いたのだ。
 この行為は人類の歴史に見ない有色人種解放と被抑圧民族の解放の実現であり、尊い偉業であったのだ。

日本の「十七条憲法」の<和をもって貴しとなす>の考えで。

自国の国益で移民族を殲滅して絶滅させてしまうほど殺したアメリカ、イギリスから来た白人たちは当初インデアンに大変な世話になりながら恩人の酋長が亡くなったら家族を殺し、また奴隷として売り払った。日本人とインデアンとは遺伝子も含めて共通したものがある。
インデアンの母は子供に「戦いで友が襲われた時に逃げてはならない、友と枕を並べて討ち死にするのが人の道である。」ということを教えていた。
・・・シートンが詳しく書いている。

こうしたスピリットを持った民族が消されたことが残念でならない。

日本でも敗戦を第三国を通じて伝えている時にアメリカは2つの原爆を投下、数十万の人間を一瞬に殺し、焼夷弾で全国を焼き尽くし罪もない非戦闘員である老幼婦女子を百万人以上も焼き殺したことを「戦争をはやく終わらせるため等」と抗弁するとは何事か。

今すべてを知って成人した各民族が先人の恨みを果たす時という復讐の念に燃え、因果応報の世界の動きに突入したのだ。
今後アメリカやヨーロッパなど悲惨な結果が待ち受けているかもわからない。
現在のグローバル経済の中で大半の貧しい人が数パーセントの人に握られている。
アメリカにとってサンダース氏が一番国民の幸せを願っているのかもしれない。

因縁の世界、混沌とした状態の後、世界は大動乱に突入するであろう。その混乱の中で新たな世界の歩むべき道と普遍的な価値観を指し示すことができるのは、どの国であろう。
これらを解決する資格と能力を持つのは日本人だけではないだろうか。
いづれ日本は混沌とした状態の中で使命を果たすべき時が来る、その前に日本の真の独立が必要である。

拉致問題も「被害者が気の毒」という気持ちだけでやっているのではない。
この問題を解決できなくてその他の問題を解決できるはずはない。

犯人は北朝鮮、国家犯罪・テロ行為である。
被害者がいるところもわかっている。なのに解決されない。

小泉政権の細田官房長官が「相手も一国の国だから了承なしにはできない」
安倍総理も「拉致被害者を救うのは憲法上の問題もあって救うことはできないが、アメリカが救ってくれるならそれを護ることはできる」などという。
まともな政権の話ではない。
国民も厳しくこれを見なければならない。
日本人は従順で争いを好まない、なおかつ硬直した主義に陥っている。
安倍さんの現在の姿は彼の祖父の岸信介氏の踏襲をしている、アメリカの考えを忖度しているようだ。

モンゴルにも関係があるが、ここまで日本が国家の矜持を失った原因に硬直した官僚機構がある。
終戦の時、無傷の百万関東軍は愚かにも武装解除をした結果、多くの軍人がシベリアに連行され、酷使されて亡くなった。
また満州にいた200万人の日本人居留民が関東軍の保護を受けることができずに、数十万人の悲惨な犠牲を見たのだ。
共産主義思想のソ連軍・延安の八路軍は大変な略奪・凌辱・殺戮をしたのだ。

同時期、満州隣接の蒙彊軍司令官であり共産軍の本質を正しく理解していた根本中将は敗戦後の武装解除の命令に従わず、自分一人で全ての責任を背負いモンゴル周辺にいた4万人以上の日本人居留民を無事に帰国させた。

日本の保守も人それぞれで難しい。過去の世界は覇権によって抑え込まれてきたが、現在は終焉を迎え動乱の状況になっている。
この混乱を収束しうる大きなものは新たな価値観でやっていくしかないし、至難の業である。

こうしたものを包含し統一するのは「愛」、日本で言えば「徳」これが世界を包み込むようにならないと難しい。
「愛」「徳」は犠牲の心、見返りのない心である。
これを考えると深い憂慮に堪えない。

新たな価値観を啓示しうる国はあるだろうか。
中国に流れたおカネは50兆以上、アメリカに流れているおカネははるかに巨額である。
日本は出せるだけの資力を持っていたがこれからの夜明けはいつか、いつ収束するのか、
包み込むような「愛」「徳」が世界を覆うことにいつなるのか。
非常に苦しい状況をみんなで耐え忍んで行ってそしてどうなるのか、思い悩んでいる日々である。

「愛」は「憎」と表裏一体のもので本来は「慈悲」という言葉を遣わなければならないと思う。
お互いが疑心暗鬼に陥っているのが世界の状況ではないかと思う。

政治家が自らの生き方でもって国民の信頼を取りもどさなければならない。
政治は単に言葉だけでなくそれに伴う覚悟有る行動が必要だ。
口先だけだったら誰でもできる。
相手の弾丸が自分の身に届く距離で政治を語らなければならない。
敵対する勢力が凶弾や武器が届かない位置で綺麗ごとを言っても意味がない。
相手の弾丸と武器が届く距離であるということは我々の攻撃も相手に届き倒すことができる。
本当に政治を語るならすべてを投げ打って政治の信頼を取り戻す、多少なりとも私はそれに近づきたいと思っている。

そしてまた文化の存在は大切である。
大使館・領事館の館員の仕事は出入国のハンを押したりなどと思っている。
関東軍と同様に外国に滞在している国民の保護や日本の名誉を護ることは自分たちの仕事でないと考えている。
こうした硬直した官僚に牛耳られているのを変えていかなければならない。

これが日本の今の政策にも大きな影を落としている。
堕落腐敗した日本のジャーナリズムや狂気に支配された日教組教育によってありもしない嘘をを教え子供たちを、卑屈にさせていくのを止めることができない。
憲法前文をぜひ読んでください。日本人は悪い国民で『平和を愛する諸国民』に任せなさい、というように書かれている。
ロシア・チャイナ・アメリカなど・・・戦後国際秩序の崩壊、
世界民族の融和などできるのは日本人だが、未だに70年以上政治の主体性を取り戻せず日本存続も心もとない状態だ。
単にアジアのみならず世界全体が日本を待っている。
私は現在野に身を置いているが日本の政治状況は待ったなしであり、一刻も早く国政に復帰し日本の根本的な立て直しの事業に一身を投じたいと思う。(以上)       

                                      前衆議院議員 三宅 博