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ロボットの開発の最前線を知るための良書

2011年12月24日 | ロボット・AI
まず、ロボットにはフレーム問題が常に横たわっています。ロボットは決まれられた範囲の仕事しかできません。
ロボットは自分という存在の認識をさせることが不可能です。ロボットに人間と同じレベルまでに持ち上げることは現在では困難です。
 先日、福島の原発の第2号機の建屋に千葉工業大学で開発された日本のロボットが入りました。
「千葉工業大未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長や東北大の田所諭教授らが開発した災害救助用ロボット「Quince(クインス)」」最初は東電の階段の踊場の大きさを間違って教えたので、そこで曲がりきれずづんしたそうですが、アメリカのロボットでも入れない急勾配の階段をどんどん登って建屋の2,3,4階まで登って行ってそこの線量を調査する任務を成功させたそうです。建屋は何メートルのコンクリでできているので、無線は使えず、有線でリモコンで動いたそうです。もちろんカメラの情報や線量のデーターも送られてきます。
ロボットの活躍はまさにそのようなスキームがはっきりしている所では大活躍します。とにかく人が入れないところに、文句も言わずどんどん入って行きます。このロボットが人のように感情があれば、相当嫌がるかもしれませんよね。
 だから、ロボットに感情はいらないんだ と言い切るのはどうでしょう。

このロボットの開発は実はロボカップのレスキューで世界大会で優勝したロボットがベースになっています
現在の千葉工大の開発チーフは技術研究センターの小柳栄次副所長という方ですが、実は工業高校の教師をされていた方です。ロボット開発に情熱を傾けてその技術が日本中に知れ渡って、ついに博士にまでなった人です。
 日本はこれから、ますます災害などに強いロボットの開発に予算を投入して、ほんとうに人に役立つロボットを開発していくべきです。
 民主党の議員の皆さん、予算しっかりつけてあげてください。



心をもつロボット―鋼の思考が鏡の中の自分に気づく! (B&Tブックス)
武野 純一
日刊工業新聞社
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