YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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良い塾の条件 その2

2021年09月06日 | 塾の今を語る

お子様が塾に通われている

保護者の方から、お電話を頂いたときは

現在通われている塾のどういうところが不満なのか

ということについてお話を伺います。

わりとよく耳にするお悩みは

次のようなことです。

 

それは、自分のお子さんが

今通っている塾の指導の流れに

合っていないのではないか、

本当に今やっている授業が子供がちゃんと

理解して自分のものにしているのか

というお悩みです。

また今通っている塾に相談しても

なかなか適切なアドバイスがないのですと

おっしゃられる方が多いです。

 

塾によってはなかなか適切なアドバイスを

していない塾が多いと聞きます。

とかく退塾する生徒が出ないようなトークに

終止するそうです。

それはビジネスシーンとしてはよくあることです。

 

なぜそういうことが起こるのでしょうか。

それは、サービスを提供する側の教育内容と

サービスを受ける側の期待する内容に

齟齬(そご)があるからです。 齟齬=くいちがい

 

教育というサービスはなかなか目に見えるものでは

ありません。いかんせん、提供側の言い分を

鵜呑みにしてしまいがちです。

教育の受け手側が消化不良を起こしていても

それを解消する手立てを持っていないということなのです。

 

私は塾生の学力向上や志望校合格を

大きな目標にしていますが、

それよりもっと大切にしていることがあります。

 

それは、今通ってくれている生徒一人ひとりが

集中してものごとにあたる精神力というか、

心の底からのいろんなものに対する好奇心を

育てたいと考えています。

 

そういった本気のやる気というのは

人間の体で言えば背骨のようなものです。

背骨が一本すっと通っている人間は物事に対して

真剣に打ち込めます。

 

何事もやはり正しい姿勢が大切です。

正しい姿勢でものごとに当たれば、

どんな変化にも対応できる柔軟性を

持つことができます。

これは身体論のようで、

実は精神論なのです。

 

ただ人は平等に生まれてはいません。

スポーツ同様に、勉強に於いても

個人の得手不得手はあります。

ところが、勉強に於いても、

記憶力の長けている子供ばかりが

成功するわけではありません。

 

うさぎとかめの話をするまでもなく、

むしろ愚直にこつこつと歩んでいけば

かならずゴールは見えてくるのです。

 

私は成績がなかなか伸びない生徒には

そのような話をして、今できることから

しっかりやっていこうとお話をします。

 

ひとりひとりの課題を明確にして

スモールステップを一つひとつこなしていきながら、

できたら褒める、そして歩みを少し進め、

またできたら褒めることを繰り返していきながら、

子供にやる気をもたせています。

 

 

さらに、塾を営むものにとって日頃の授業も大事ですが、

保護者とお子さんと直接お話できる面談は大切にしています。

 

良い塾の条件とは、一人ひとりのニーズを真剣に聞き、

それを解決していく手段を作り出すことのできる

考えがしっかりした先生がいることではないでしょうか。

 

 

その3ではテキストやノートの使い方について

お話します。


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