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桐蔭中合格への道のり その1

2016年02月06日 | 受験関連

一般の塾の中高一貫対策の

説明会に行くと、おそらく中高一貫の対策授業に

力を入れています。と説明を受けるかもしれません。

中高一貫校の受験をお考えになっている保護者の方に

老婆心ながらいわせていただくと、

実はそういった一連の対策授業というのはほとんど

効果がありません。効果が出てくるのは

6年生の夏以降です。

作文なども4,5年生から一律に指導時間をもうけて

やっても実は効果はでないものです。

なぜかというと、ヘタな作文を何百書いてもうまくならないのです。

じつは支離滅裂な作文を書いている間は頭のなかの整理ができて来ないので、

自分でも何を書いているかも、またどういう方向性で文を綴っているのかも

見えていません。そういう状態の時には、いくら大事な作文とはいえ、

いやいや続けても進歩はないのです。

作文となると、子供たちはいつも辟易しています。

作文を喜んでするような子は1000人に一人いるかいないかです。

書きたいという欲求もないのに書かされるというのは

お腹が空いていない時に食べなさいと言われるのと同じです。

心も体も書くということに無力になっています。

実は、作文力というのは今までどれくらいの本を

読んで表現や日本語力を長い年月をかけて、

(と入っても小学生ですから、3,4年のことです)

自然にインプットしてきたかによります。また何か自分の心の中に

言いたいことが溢れ出すようなお子さんなら、書きたいことは

溢れてきますが、たいていは子供というのはそういう自発性を

もっていません。

作文力はお子さんの今までの外での体験や読書体験や、

人との関わりで決まります。

アウトプットはインプットがあって初めて成り立つものです。

また、偏った読書も良くないです。

いくら本を沢山読んでいると言っても

ゲームの攻略本や歴史ものばっかり、推理小説ばかりでは

日本語の力を育てるには偏りがありすぎます。

理科で習ったと思いますが、植物の栄養素は窒素リン酸カリウム

といいますが、どれひとつ欠けても植物は育ちません。

読書もバランスの良いインプットが大切なのです。

つまり、作文ひとつ上手に書けるようになるには

数年かけてしっかりとしたインプットが必要なのです。

 

 

 

 

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