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中学生になったら何をするべきか その1

2021年02月08日 | 中学生の学習ヒント

中高一貫校の受験が終わった

小学6年生の皆さんは

長い受験勉強も終わり、

ホッとしていると思います。

私学でも公立でも中学の勉強が

始まるのはまだ2ヶ月先ですから、

いまは自由な時間を楽しんでいると

思います。

 

中高一貫校や私学の中高一貫校に合格した人は

これから長い長い6年間が始まります。

高校受験がない分、自由に時間が使えます。

それが6年一貫校の魅力だと思います。

一方、地元の公立中に進む皆さんは

3年間も経たないうちに受験が始まります。

実にこの3年間はあっという間です。

 

私の塾では、中3生徒とその保護者と三者面談を年に

3回、4回と面談をするのですが、冬の面談には

口を揃えたようにみなさん、3年間はあっという間だった

といいます。とくに中3生になってからが時間が

経つのが速いといいますね。

 

これはきっと中3になると学校の実力テストも

はじまるし、スポーツクラブをやっている人は

それでなくとも、夏の試合が終わって

勉強に入っていくのですが、なかなか

気分を一気に変えて、受験モードに入るのが

難しいのかもしれません。

そういうことで、多くの中3生は、

どうしても真剣に勉強し始める時期が

遅くなる傾向があるのは事実です。

 

 

□ 中学で何を学ぶのか □

 

小学生の時は、なんでも待っていればすべて

周りの大人がお膳立てをしてくれました。

中学生になると、

主体的に取り組むことが期待されます。

学校では生徒会の活動、クラブの活動、

友人関係が広がります。

 

どんなことも、まず自分の頭で考え、

自分で動いていくことが大切です。

小学生とは違った友人関係が広がるのも

中学生になってからですね。

中学校は校区が広がって広域から人が集まるという

メリットがあります。

たまたま同じクラスになった人とも

趣味が共通、クラブが一緒ということで、

友人が増えていきます。

 

友人との楽しい語らいや共感は

人間性を育むという点では

とても貴重な体験となります。

クラブを決めたり、生徒活動に参加する、

習い事をより深めていくことによって

成長が実感できます。

 

□ 中学校の先生の役割とは □

小学校と中学校では先生の役割が随分と変わります。

小学校では通知表の評価はつけますが、

あくまでも3段階で

かなり大雑把な成績の評価になります。

 

一方、中学校の担任は、各担当教員から

もらった評価を通知表につけます。

中1,2年では5段階。

中3になると、10段階評価をつけます。

つまり、中学校では定期テストによって

学習習熟度をきめ細かく評価するという厳格な

システムになっています。

 

公立高校を受験するときにこの内申書の

評価が合否に関わることはだれもが

知っていることだと思います。

ですから、効率的な定期テスト対策に

100%力を注ぎましょう。

 

□ 自分なりの勉強の仕方を確立しよう □

学習面においては、中学になったからといって、

小学校の時と大きく変わるということはありません。

学習は英語という教科が増えますが、

中1から始めたとしても、遅れを取ることは

ありません。

それよりもむしろ学習内容が小学校よりも

より深くなり、思考力や集中力がないと

解けない問題がどんどん増えてきます。

 

また中学生になると、自分の勉強の進め方や

暗記科目の要点や重要事項の覚え方において、

自分なりの方法を早く確立した人が

能率的な勉強ができて、

実際得点も高い傾向にあります。

 

勉強の仕方やモノの覚え方にはいろいろな

やり方があるので、友達や塾の先生に

どんなやり方があるのかヒントを貰って

自分の勉強の仕方を確立していくことが

大切です。

結局自分なりの勉強の仕方を確立することが、

自分の個性となり、ぶれない勉強へと

つながっていきます。

 

実際、私の塾の中学生の塾生には

まず最低限やってほしいことを

伝えます。

例えば、英語の教科でいうと、

学校の教科書をどう覚えていくか

どう吸収していくかです。

覚えることが苦手な人には

単語テストを毎回しますが、

覚えがいい人にはあえてそれは

しません。私は一人ひとりの個性にあった

勉強の仕方があると思っています。

金太郎飴のようにみんなが同じことを

する必要は全くありません。

ただ教科書を丸覚えるするというのは

英語においてはかなり効果が高いので、

それは塾生に実践してもらっています。

これを中学生の間に3年間みっちりやると

高校英語にもとても役に立つのです。

 

数学にとても強い人には、

時々難問を解いてもらいます。

より理解が深くなりますし、

むしろその難問を解くことで、

より考えることが好きになってきます。

 

一方、数学が苦手な生徒には

基本から標準問題を

なだらかに進ませていきます。

少しできたら、褒める。

それを繰り返すことで

数学に自信がない人も

やる気が出てきます。

 

不思議なもので、

数学が得意な人は国語・英語が不得意で

逆の場合も往々にして見られます。

でも、塾で何ヶ月か指導を受けて、

徐々に力がついてきて、英語もしくは数学で

98点とか100点とか取れると、

すごい嬉しそうな顔をして私にテストを

見せてくれます。

「よく頑張ったね!」というと本当に

嬉しそうです。

こうなると、不思議に他の苦手科目も

徐々に点が上がり出してきます。

人は一度自信がつくと

上昇気流に乗った凧のように

ぐんぐん上に昇っていくものなのです。

 

さぁ、この3年間を実りあるものにするかどうかは

みなさんの心がけ一つにかかっています。

時間は待ってくれません。

「光陰矢の如し、一寸の光陰軽んずべからず」

という言葉もあるように

自分の時間を大切にしながら有意義な3年間を

すごしてください。

 

 


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