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人口減少が中学受験に大きく影響

2017年01月19日 | 受験関連

日本の少子化が止まらない。

この現象はどうも止めようがないようです。


日本の少子化対策は完全に失敗しています。

ところが、世界には実に

素晴らしいアイデアと実行力で

少子化を止め、子供を増やしている

国があるのです。

それはフランスです。

 

フランスは人口減少を食い止めました。

その施策の一例をご紹介します。

 

❏ 家族手当がある


所得制限なしで、2子以上を養育する家庭に給付されます。

20歳になるまで、こどもの数によって支給されます。

一人っ子には支給されません。

フランスはふたり以上でないと手当に値しないという

多産奨励の制度です。

 

 ❏3人以上を奨励

3人以上の子どもを育てている世帯に対して、

大幅な所得税減税がなされ有利な仕組みになっています。

 

❏ 年金加算

子どもを3人養育すると年金が10%加算されます。

実際、私も3人の子供がいるので、もしフランスに住んでいれば、

もらえる年金が増えているのですね。

3人育てたということに対してのご褒美?のようなものですね。

 

最近日本もようやく高校生の授業料無料化が促進していますが、

フランスはさらに先をいっていて

公立大学の学費も、

数万程度の登録手続き費と健康保険料のみで、ほぼ無料です。


また、多くの学生が奨学金を支給されています。


学費や教育費にお金がかかるから子どもを産まないという

そういったマイナス要素をすべて施策でカバーしています。

日本もフランスを見習って

可能な施策は多々あるので、

早々に手をつけて行ってほしいものです。

 

 

本来、子供は授かりものという発想で

人口の増加・減少は自然にゆだねてきたのですが、

ここまで少子化が進むと

日本政府も抜本的な改革に迫られています。

 

 

さて、ここからが本題ですが、

今年の中学受験もそろそろ終盤を迎えつつ

あります。

 

ここ10年、中高一貫校ができ、

中学受験の選択肢が増えました。

反対に受験する生徒の絶対数は

どんどん減っています。

私学でも志願者がどんどん減り、

倍率がどんどん下がっています。

 

中学受験をバイパスできる

智辯小学校などは80人定員が

満たせません。

 

 この少子化がかつては難しかった

中学受験が全入レベルに

陥ろうとしています。

 

その結果、ここ2,3年の傾向として、

10年前にはとても入学できなかった生徒が

中学受験で合格してきます。

 

ですから、最近の私立中学や

中高一貫校において、

人間性においても、学力においても

不十分なままで入ってきた生徒の扱いに

手を焼いています。

 

 不十分な学力のまま

ハイペースに進むカリキュラムで

学習すれば、置いてけぼりになり、

学力不信に陥ってしまいます。

 

目指す中学に入るために

大きなコストを払っているのに、

その先にさらにコストを払わなくてはならない。

これでは、本末転倒です。

 

 

中学受験は合格がゴールではなく、

あくまで将来の大学受験勉強のスタートを

切ったのだという

自覚が必要だと思います。

 

 

 

 

 

 

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