今まさに定期試験まっさかりですが・・・

この生徒さんは、入塾した時から、定期テストは９０以上ですから
家でもあまり定期試験の勉強もしないので、塾では定期テスト対策は要りません
という非常に理想的な形です。本来私も定期テスト対策のために塾を開いているわけで
ないので、そういう生徒さんがいると嬉しくなります。
その生徒さんの面白いところは時々、なかなか良い質問をしてくれます。
きのうも　英語を勉強しているときに　see と　meet の違いを聞かれました。

こういった質問は普通の生徒さんはしません。問題をやっているだけで精一杯なのかもしれませんが、
そのような質問が発想的に出てこないんでしょうね。

答えは　meet とういう動詞も　see という動詞も他動詞ですから、文法的には同じように使えますが、
meet は　meeting （会議）　という使い方があるように、まえもってわかった上で「会う」というニュアンスが強く
一方、see は　「漫然と見る、人と会う」という意味があり、seeing という名詞化がないように
meetとは明らかに語法上の違いがあります。
これはその時行っていませんが、　meet は自動詞でもあって、　「ばったり会う、出くわす」　という意味で
meet with +人　という用法もあります。
これだけのことを面白く、いろんな例を使って説明します。こういう私の頭の中に入っている知識にスポットライトをあてて
自分の引き出しを開いてくれる生徒さんと接することはとても楽しいことであり、塾をやっていて
一番楽しい時間です。
自分の頭から今まで蓄積したことがらが予想外に次から次に出てくることが楽しいのです。
さらに、生徒さんもとても楽しそうに説明を聞いてくれるのでそれもいいですね。
さらに質問したことは意外と印象的に頭にインプットされるのですね。
これは講義式授業では味わえない楽しさです。