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向陽中・桐蔭中の合格の極め手は何 その1

2020年01月11日 | 中高一貫校対策

 怒涛の冬講もあっという間に終わりました。

公立の学校も、冬休みが年々短くなるので、

今年は冬休みが始まる前から、

冬講をはじめて、受験対策の時間を

確保しました。

 

なんといっても、この時期は

子どもたちが最も集中し始める時期であり、

受験に対する気持ちの高まりはピークを迎えます。

 

日頃のんびり学習をしている子供でさえ、

外気が冷たくなり、受験日が近づいてくると、

背筋がぴんとのびるというか、

凛々しい顔つきになってきます。

 

 

中高一貫対策の作文指導は

この冬休みから始めます。

冬休みからはじめて間に合うのですか、

と心配されるでしょうが、

心配ご無用!

十分間に合います。

 

作文を書くのはどうしても時間がかかります。

600字の作文は、30分から45分は

かかってしまいます。それをあまりに早い時期から

やり始めると、殆どの生徒がうまく

作文をうまく書けないので

作文嫌いになってしまいます。

作文を書くことそのものに飽きてくると、

何を書いてもマンネリに陥ってしまいます。

こうなってしまうと、

駄文を書き連ねている時間も努力も

受験勉強の妨げになっています。

 

私はここ20年ほど作文指導を続けていますが、

作文指導ほど難しいものはないと感じています。

よく昔から「文は人なり」といいます。

文章を読めば、書き手の

人となりがわかるという意味です。

生徒に作文を書いてもらうと、作文の着想、

言葉の選択やその文章の運びが一人ひとり

まったく違います。大人でも思わず唸るような

作文を書ける人は少ないですが、

特に何も教えなくとも、

着眼点が面白い、自分の言葉でしっかりと

自分の主張を展開できる人は

少なからず塾生にもいます。

 

長年作文指導をしてきた中で、

YANO塾から桐蔭中・向陽中に合格した塾生の

作文について、振り返ってみると、

合格できる生徒の作文は上手下手はあるものの、

一定の水準に達していることは間違いありません。

 

受験というのは適性1・適性2の問題でも

文章で説明する問題が多いですが、

問題の意図を読み込んで、いかに的確な説明が

できるかどうかが合否の分かれ目です。

 

これは作文も同じで、

作文の課題文や文学作品を読んで、

入試問題として与えられた

課題文から何を引き出してくるかを

採点者は注目しています。

 

たかだか600字の作文です。

されど、600字の中にいかに自分の考えを

展開するか、どういう視点で与えられた課題に

取り組むか採点者は鋭く見つめています。

 

 

さて、作文を書く上で、

具体的にどういうことに注意したらいいのかは

その2でお話ししていきます。

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