YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

塾のお問い合せは→ 452-5555(ヨイコニオール5)まで
★Pc版にすると読みやすくなります↓最下部にボタン

近附・智辯・信愛の説明会に行ってきました その1近附編

2016年09月12日 | 受験関連

暑い夏が終わっても今年の夏は終わりそうになく、

相変わらず夏が継続している感じですね。

朝晩はすこし涼しくなってきましたが、

日中は温度が下がりませんね。皆さんお元気ですか。

9月に入って立て続けにホテルグランヴィアで

和歌山の主要3校の説明会があり、

行ってまいりました。説明会の内容について

何回かに分けてお話します。

最初に近附から始めましょうか。

近附の説明会はいつもとは違って、最初の30分間は

近大の広報部の世耕石弘氏の講演会がありました。

世耕氏はもともと近鉄の広報に長く務めていた経歴を持っていて、

大変才気ばしった方です。早口で饒舌でサービス精神旺盛な方です。

さすが、広報マンです。今、近大の広報がどうも彼が引っ張っているようです。

予定の30分を超えて一時間近くお話しが続きました。

いわゆる教育界にはいないタイプの人です。

世耕という名前から、創立者の親戚なのかなと思い、ネットで調べてみると、

やはりそうでした。

記事から引用すると、

世耕は、近大の初代総長(学長兼理事長)、

世耕弘一(故人)の孫にあたる。

3代目理事長の弘昭(ひろあき)(同)の次男。

4代目理事長で内閣官房副長官の

弘成(ひろしげ)(53)の弟なのです。」

ーーーー引用 産経WEST から

世耕弘成さんは現在は経済通産大臣をされています。

たいへん弁舌爽やか、エネルギッシュです。

その弟さんが、広報部長なのです。

現在近大が有名になり、志願者が日本一になったのは

コミュニケーション戦略があったからだそうです。

近大は、関関同立というブランドが固定化した大学に

入れてもらうことができないなら、それ以上のブランディング

が必要ということで、大学を実学本位であることに

特化する戦略をとったのです。

その舵取りがうまくいき、成功を収めたそうです。

大学の成功とは入学希望者をどれだけ集めることが

できるか、その一点に絞られます。

入学希望者が減少の一途であれば、大学はいずれ

潰れます。そして、これからの少子化の時代は

まさに戦国時代ではありませんが、群雄割拠、

まさに弱小の大学は消滅してしまうのです。

ちなみに、

彼の講演は様々な企業で引っ張りだこだそうで、

近附が彼を呼んで、公演してくれたのは本当に

私にとっても良い刺激になりました。

講演の最後に彼が引用した

アンリ・ベルクソンの名言

持続とは変化を続けることである。

変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである 」

は、まさにあらゆる業種で生き残っていくための

名言だと思います。

変化に対応していくことが、生き残るための

最善の手段だと思います。

その見本が、近大の現在の改革なのです。

近大は彼がいる限りまだまだのびていくだろうと

思います。彼はアイデアと実行力を

持った人です。間違いなく、他の大学でも

彼のような切れ者を必要としているのです。

さて、では和歌山の近附についても少し触れておきましょう。

 

近附中学、高校はゆっくりと変化しています。

中学受験では、アラカルト入試の採用は他のどの中学も

やっていないことです。

アラカルト入試とは、3科目、2科目評価の良い方を

選ぶ採点方法です。

この方法である科目に特化して優れている生徒を

評価するということです。

公立のような総花的な生徒よりも

特別に優れている才能を持っている生徒のほうが

伸びる可能性があるからです。

今後はこういった

タイプの生徒のほうが、企業からは望まれていくでしょう。

この採点方法は悪くない選択だと思います。

このことから、

近附受験の生徒さんは得意科目に力を入れることが

大事だということです。

 

では、次回は智辯についてお話します。

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 万年筆はすごい その1 | トップ | 近附・智辯・信愛の説明会に... »
最新の画像もっと見る