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イーロン・マスクに言われなくても 日本の将来は・・・ その1

2022年05月10日 | 世界情勢

この2日ほどテレビの報道で話題になっているのが、

イーロン・マスクのツイッターのメッセージです。

英語では

A risk of stating the obvious, unless something

changes to cause the birth rate to exceed the death rate,

Japan will eventually cease to exist.

This would be a great loss for the world.

「当たり前のことだけど、

出生率が死亡率を上回るような変化がない限り

、日本はいずれ存在しなくなるだろう。

これは、世界にとって大きな損失になる」

という内容について巷で話題になっています。

 

イーロン・マスクに言われるまでもなく、

この二十年ほど日本の少子化と高齢化、

そして地方の過疎化、シャッター街が

増え続けている現状にだれもが

不安になっています。

私も和歌山市に住んでいて、

和歌山県の高齢化は日本の中でも

上位に位置しているからというよりは

街を歩いていれば、人が少ないのは

肌感覚でわかります。

 

でも一体何が悪いのでしょうか。

国会の議員や官僚の能力が低すぎて

少子化に対する有効な手立てを

打てていないのでしょうか。

 

いやいや日本の官僚は大変優秀です。

また政権与党の自民党も少子化担当大臣を

任命してそれなりの対策は実行しているはずです。

ただ、日本ではなかなか有効な手を打てていないのが

実態です。いや、手立てはうっているのですが、

数字がちっとも上がらないのです。

 

今から20年ほど前のバブル崩壊後に就職機を迎えた

20代の若者たちは就職がきびしく、また小泉政権のときに

竹中平蔵が切り開いた非正規の新たな制度によって

正規社員になれない若者が大量に増えて、低い賃金に苦しみ

結婚できない若者が増えたのも要因としては

大きいと思います。

 

またニートの数が60万から100万人ほどいるそうです。

この問題にも行政は真剣に取り組んでいるようですが、

決め手というものはないようです。ニートになってしまうと、

結婚はもちろんのこと就職もままならないので、

これは由々しき問題です。

 

総務省が出している日本の総人口と

増減の推移を見てみると、

面白いことがわかります。

 

それは日本の人口が減りだしたのは1975年です。

相当早い段階で日本の人口が減り始めたことがわかります。

 

日本の人口はこの年から転がり落ちていきます。

お年寄りは優れた薬や医療制度のおかげで、どんどん寿命が

伸びていっているにも関わらず日本の人口が減っていくのです。

日本の人口の増減がマイナスに転じたのは

2011年です。いまから10年ほど前です。

 

それが意味することは、お年寄りがなくなる数と

赤ちゃんが誕生する数が逆転したということなのです。

それがこのグラフの折れ線グラフに現れています。

 

その要因はいったいなんでしょう。

多くの夫婦が何らかの理由で、

子供をたくさん産めなくなったということでしょう。

 

この3年間のコロナの影響下で、特に今年になってから、

日本の出生率は大幅に下がったそうです。

コロナ下で出産をするリスクが顕在化している今、

子供を持つというのはとてもとても勇気のいることです。

そういう意味でも、今年子供を生んだお母さん方にエールを送りたいです。

では、日本がこの少子化に対応するために

なにが必要なのか、その2で、

もう少し掘り下げて考えていきます。

 

 


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