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なぜ高校受験準備のスタートが遅くなったのか その1

2016年02月24日 | 受験関連

大人にとっても、子供にとっても言えることですが、

今日、ありあまる情報社会の中で地に足の着いたしっかりしたものが

なにかすっぽりと抜けてしまったような時代になってしまいました。

その原因として考えられるのが、世界経済や世界情勢がとても

不安定だということです。最近では大企業でも行く方向を間違えると、

時代に飲み込まれてしまう時代です。世の中がとても不安定です。

この状況は2000年に入って顕著に現れています。

バブル前の1900年代後半までは企業に務めているお父さんが

リストラに遭うなんてことは全くありませんでした。

今までの価値観が大きく崩れ始めています。

ところがそういう中で、情報だけは行き交っています。スマホでラインや

グーグルでの検索はたしかに便利ですが、だからといって

だれでもアクセスできるような情報にはそれほどの価値はなく、

またスマホでやりとりする会話もほとんど他愛のないつぶやきのようなものです。

断片的なやりとりや情報には、知性を伸ばす力はありません。

子供が幼いのは親の影響も大きいでしょう。

どこの親でも自分の子供を一生懸命に育てています。

なんとか少しでも賢い子供にしようと懸命に取り組んでいます。

でも、子供は思った以上に早く生長(あえて成長でなく)してしまいます。

本当に子供を成長させたいのに、体だけは大きくなり、精神的に

成長しません。精神的に成長させるにはやはり、優れた

大人に色々なことを教えてもらうことが成長を促すきっかけになると思います。

習い事もそうでしょうし、スポーツもそうでしょう。

ところが、それだけでは子供の成長は促せません。

では、勉強ばかりさせればいいのかというと

それは違います。勉強も大事ですが、勉強だけでなく、

自分の外の世界に興味を持つ好奇心いっぱいな子供であるかどうかなのです。

そうであるかないかが、子供の将来を決定します。

その決定因子が何かというと、実は母親がいかに幼児の時にしっかりと

外に連れ出して子供に色々なものを見せ、体験させ、

好奇心をいっぱい育てたかどうかということに尽きます。

しかし、母親べったりがいいかというと

そうではありません。

母親の子供を信じる力というか、肯定感が子供が外で遊ぶことを

自由にさせ、実に子供は親の手を離れ自由に遊べるようになります。

今の子供達がなぜ幼いのかというと、そういう外遊びも

多くの友人との関係性を持ちながら遊ぶということが

できていないのです。

それは母親が悪いのではなく、むしろこの世知辛い

世の中がそうさせています。

外の世界は危ない大人もいたり、いじめのような陰湿な

こともいつ起こるかわからない、また子供たちの安全な

遊び場も少ない。そういった外的な要因で

子供たちは昔の子供のように自由に外で遊べません。

だから、家でゲームをしたり、漫画を読んだり

サブカル系で時間を無駄に過ごしてしまいます。

これではだめです。

まったく子供は成長できません。

このお話しは その2に続きます。

 

 

 

 

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