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子供を育てるのって大変ですか? その2

2015年09月10日 | 読書のお薦め

息子さんをどのように扱ったらいいのか悩んでいるお母親は多いですね。

息子は男として生まれてきますから、どうしても母親の経験が通用しません。

だから言うことを聞かないと、

焦ってしまいます。

子供というのはなかなか親の言うことを聞いてくれません。

でも、よく考えてください。親の言うことをききすぎる子供のほうが実は

怖いのです。

そういう反抗しない子供こそ問題を起こす子供が実は多いのです。

反抗できるというのは自分の考えをそれなりに持って行動しています。

それが一線を超すような危ないことであれば、全力でその行動を阻止しないといけませんが、

それ以外であれば、そばで眺めていればいいのです。そういった心の余裕というものも

必要です。

ある程度の範囲までは子供を信じて自由にさせる。

できれば、人生の岐路を判断するときは家族でしっかり話し合う。

これが大切です。

私は上の子供二人は男の子ですが、アフリカにすむ貧しい子供たちが

鉛筆もノートも買えず、屋根のないところで白いチョークとノートの大きさの

黒板を与えられていることをよく話しました。

黒板に書き写したことはすぐに消さないといけません。

書いたことを家には持って帰れないのです。

ですから、授業であったことはしっかりと頭のなかにその場で入れるしか

ないのです。

また水や食事も用意するのが大変で、一日数十円の

食費しかなく、その貧しさの中でも真剣に勉強や家事手伝いをしながら生きていることを

教えましたが、なかなか頭では理解できても納得してくれませんでした。

私自身もその話は身分の目で見たのではなく、テレビや報道で間接的に

見ているだけですから、説得力がないのでしょう。

でも息子たちは大学生になって仕送りはあるものの自分で自活するようになって

生きることの大変さを学んだのか、たまに帰省した時にお父さんの言っていたことが

自分で生活を始めてはじめてわかったといってくれました。

やはり、日頃のメッセージというのは大切で、そういうメッセージが頭の隅のどこかに

のこっていて、自分の辛い体験があって初めて

そのことばのメッセージやそれがもつほんとうの意味を、心の底から理解できることがあるのです。

学ぶに遅すぎることはありません。

常に子どもたちには良いメッセージを投げかけてあげましょう。

その3では生きることの幸福感をどう味あわせるかについて

お話します。

 

 

 

 

 

男の子を伸ばす母親は、ここが違う! (扶桑社文庫 ま 15-1)
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