YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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庭の樹木から教わること

2020年05月02日 | 子育て

2日前から塾はGWに入りました。

受験問題の教材研究をしたりしていましたが、

コロナのニュースを見るたびに心が落ち着きません。

 

長期休みに入ったので、思い切って

塾の東西にある樹木の剪定をすることにしました。

先月は鬱陶しい日々が続きましたが、

4月30日からすっかりと天気も良くなりました。

清々しい風に吹かれて脚立で高いところに立って

樹木と対話しながら、剪定するのは楽しい仕事です。

 

北側に向かってそびえ立っているのが檸檬の木です。

これは次男が生まれた年に和歌山城の砂の丸広場で買いました。

ちょうど植木祭りがあったので、次男の誕生の記念に買ったのです。

毎年、アゲハチョウが卵を産みに来て、子どもたちが

檸檬の木で孵った幼虫を虫かごに入れて、

蛹からアゲハチョウに変わるの楽しみました。

蛹から美しいアゲハチョウが出てくるのは感動的でした。

それを子どもたちが虫かごから出してやって空に放してやります。

感動の一瞬です。これこそ生きた教育です。

 

この檸檬の木は、懐かしい記憶を呼び起こしてくれるのです。

今年はたった一個ですが、大きくて立派な檸檬をつけてくれました。

樹木というのは本当にすごいなと思います。

何億という菌が住む土塊から栄養をとって、こんなに

素晴らしい香りを持つ果物を生むんですもの。

 

檸檬のかおりは檸檬だけではありません。

檸檬の葉っぱも同じ香りがします。

柑橘系の鼻をつく香りですが、

エキゾチックな芳香が心を誘います。

アゲハチョウの幼虫は

こんな素敵な匂いのする葉っぱを

貪り食いながら栄養をためていくのです。

アゲハチョウがあんなにも美しいのは

檸檬のおかげなのですね。

 

この日は、爽やかな風が心地よく、

小さな庭に生い茂った柊や金木犀や

いぶきなどを剪定するのは楽しかったです。

庭木が出す香りに包まれて、

なんだか幸せな気持ちになりました。

ずっとコロナウィルスが頭から離れず、

毎日がストレス続きだったので、

久々に体を動かして、心も晴れました。

 

明日はまた教材研究をがんばります。

いま、京大と東大の英語の受験問題を分析しています。

まとまってきたら、このブログでご紹介します。

 


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