つれづれ

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

浄真寺(九品仏)と等々力渓谷

2012-09-16 | 野外講座
曇り

野外講座の「小旅」は毎年、7月は室内講座、8月は夏休みになるので、久々の野外講座でした。
相変わらず厳しい残暑が続いていますが木陰に入ると、空気がひんやりして秋の気配を感じます。
9月15日、武蔵野歩きの4回目は、東京の世田谷にある浄真寺と等々力渓谷を探訪しました。
街の喧騒から離れ、静かな風景に癒されて、気分転換の出来た良い一日になりました。 


東急大井町線の九品仏駅で下車、左に行くと浄真寺の総門前に出る。



参道を左折したところに山門(仁王門)がある。



山門をくぐると、梵鐘が左側にある、都の文化財に指定されている。



浄真寺の本堂
浄真寺の伽藍配置は観無量寿教に従い西に面している。



その西に向い合って東面して建つ三仏堂が並んでいる。浄土(彼岸)を象徴する。
中央が上品堂、向かって右が中品堂、左が下品堂で、それぞれ上生仏・中生仏・下生仏の
上品上生仏から下品下生仏までの三体ずつ、総計九躯の阿弥陀如来坐像を安置している。


立派で見応えのある浄真寺の探訪の後、九品仏駅近くで昼食を済ませ
何か所かの古墳を見たり等々力不動の歴史を訪ねながら、渓谷へ向かう。


等々力不動尊。





不動尊から石段を降りて行くと渓谷が広がっている。
苔むした岩肌から水が染み出て細い滝の流れになっている不動の滝。



その近くに祠が二つ並んでいた。



不動の滝が轟いたことから等々力の地名が起こった。



台地の上にある等々力庭園。
緑の芝生が広がっていた。木陰に入ると心地よい風が通り、赤とんぼが飛び交い
秋の気配が忍び寄っている庭園でした。しばし体感温度が下がるのを感じました。



坂道を降り、渓流に沿った道に戻り渓谷を歩く。



ゴルフ橋の朱色が際立っていた。



鬱蒼と茂る植物、野鳥の声など、ここが都内とは思えない程の渓谷でした。


馬場先生のプリントを参考にしました。