多文化共生のすすめ

Toward a Multicultural Japan

いちょう団地

2006年04月16日 | Weblog
4月16日(日)にいちょう団地連合自治会の総会に参加した。いちょう団地連合自治会では、昨年度、防災訓練、子どもフェスティバル、敬老会、団地まつりなどの行事を行ったが、どれもいちょう小学校の協力を得ている。どの行事も外国につながる住民の存在抜きには考えられず、広報の多言語化などさまざまな工夫を行っている。しかも、それを学校、そして地域のボランティア団体と組んで、「地域づくりの三角形」を実践していることがユニークである。このトライアングルをバックアップしているのが、横浜市泉区役所である。昨年度始まった「泉区多文化共生まちづくり推進事業」の助成を受けている。その一番の成果が、2005年3月の「多文化共生まつり」と「いちょう多文化共生フォーラム」を経て、11月に行われた「多文化共生交流会」であった。

今年は、子どもフェスティバルが8月5日、団地まつりが10月7・8日、多文化共生交流会が11月19日に予定されている。

総会が終った後に、いちょう小学校へ行き、獅子舞の練習を見学した(写真)。『多文化共生の学校づくり―横浜市立いちょう小学校の挑戦』の表紙の写真に写っている中国獅子舞泉の会の練習である。誰もいない校舎の中で太鼓やドラの音が大きく鳴り響いていた。中華街から指導の先生を招いて、小中学生あわせて10人ほどが、4月下旬の団地の中のミニ商店街でのパフォーマンスの準備をしていた。この獅子舞の会は、学校と地域の連携の大きな成果である。詳しくは、会の代表の木村さん(台湾出身)が同書に書いた原稿を読んでほしい。

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