山少年の山日記

いつまで経っても山男になれないオイラです

石ふしぎ大発見展で「継子穴石」を鑑定に

2013年08月16日 | Weblog

石ふしぎ大発見展

と  き  2013.04.29

場  所  天満橋OMMビル 

去年5月に霊仙山で採集してきた奇妙な石(オイラが命名した継子穴石)の誕生した辺りの経緯等を専門家の先生方
に鑑定して欲しいと思っていたところネットでこの「石ふしぎ大発見展」の催しを知り早速電話で問い合せたら
一時間だけ鑑定会があるとのことで大喜び!

採集時に世話になったトウリョウに頼み込み一緒に行くことになった。
この石は18.6KGもあってすごく重く採集時にはザックで交代ごうたいに背負って下山したものの都会をザックで
ドスン ドスン フラ フラ歩くにはあまりにもみっともないので妹から旅行用のコロコロ車を借りることになった。

 
     この姿で霊仙7合目に転がっていた     我が家の「お宝 継子穴石」※霊仙七合目「継子穴」に因んで命名
 
         前夜に荷造りをしておく                    会場には沢山の展示即売ブースがあった
殆どが水晶、メノウ、菊花石、とかのオイラには興味のない石の販売が目的の会のようだ。
   
鑑定室には沢山の人たちが既に待っていて10:30から順番に鑑定が始まった。
オイラの前に鑑定してもらっているおばさんが大事そうにしていた石は「ガラス瓶の欠片」との判定におばさんガックリしていた。
ほとんどの人はポケットから出せるくらいの小物だ。

いよいよオイラの番が来た。
先生方がちらっと見ただけで気にも止めない表情だ。担当の先生が「この石灰石は生物の死骸で出来てまして、、、地表に
現れてからは水に溶け易くこのような形になったりするんです、、」とそう珍しくもないような鑑定だった。

どれくらいの年数でこのような穴が空くのかを聞いてみたが「流れ込む水量によっても違いがあるので、、、」といいながら
「ここにウミユリの化石が付いっていますね,これは海底にあったことの証拠です」と教えてくれた。
                                      
                                                      ↑ ウミユリの化石

やっぱりこの石は数千万年の年月経てフィリピン海プレートとなり日本列島に押し寄せて来てせり上がって滋賀県米原町に
鎮座する霊仙山(1084m)の一部となって7合目の地表に転がっていたんだ。
そう考えると益々この石にロマンを覚えあの即売場で展示されていた何処にでも見かける石達よりも愛しく思えるようになってきた。