20161110
9月16日に種播きしたダイコンが形になってきた。記録では当時、1穴に3粒ずつ種を播き、間引きをして1本立ちに、その後はあまり世話をした覚えはありません。時々除草作業をした程度だったでしょうか。いわば放任状態だったダイコンでしたが、ちょっと収穫してみようかなと思えるものもパラパラ出てくるようになりました。

ここの畝、A3番畝は廃菌床ではなく、夏除草した草を敷き草にしていた畝で廃菌床を入れていた畑に比べ養分は少なかったと思われる。ここでは播種から2ヵ月弱のダイコンが土から競り上がり、葉も目一杯広げるような形になっている。特別手を加えることもなく、また逆に生育を抑えるような対応もしていない。もちろん肥料も入れていない。だから生育が跳びぬけていいわけではない。
畝の横に立って、ダイコンを眺めてみる解かりやすいかもしれない。西側端からのダイコンは生育はまずまずだが・・・。

更に東に目をやると、葉も小さくダイコン自体も競り出したりしていない。

比較すると明らかに西側よりも生育が遅れているダイコンが並んでいる。
以前からこの違いについて何故かと不思議に思っていたのだが、原因についてハタと思い出した。
今年の2~3月頃の事だがA畑の畝の通路に溝を掘っていたのだ。当時のブログの記事を振り返ってみてみるとよくわかる。ブログはこちら。この畑は排水が悪く、雨がまとまって降るといつまでも水の抜けが悪い畑として当時見えました。そのため畝通路にさらに深さ30cm程の溝を掘り進め、とにかく土の深い部分にまで空気を入れることに関心がありました。
この畝では、溝を西から掘り進めていきました。途中まで掘った段階で、溝の効果を検証できれば、比較できればと思い、溝堀は途中でやめ、更に東は溝堀をしないことにしました。西側の溝には切り出してきた生竹を入れ、剪定枝や笹を束ねたようなものを竹の上に載せています。空気の入り具合の差がこのダイコンの生長の差になって表れたのではないかと気付いたのです。
種まきは同じ日に行いましたし、養分・肥料分は投入していません。同じ畝の中で扱いに差をつけていません。その違いは、溝のあるなし、さらに空気が深さ30cmまで入るかどうかの違いだけだと考えます。
溝のあるなし、空気がさらに深いところまで入り込むことが可能かどうかでこれだけの差が出るのであれば溝堀りを徹底して畑全体に広げるのも畑をよくしていく一つの方法かもしれません。もう少し様子を見てみましょう。