ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

ホウレンソウ播種と畑の指標作物について

2017-11-30 06:00:00 | 葉菜類

20171129-2

 畑にちょっと空いているスペースがあったので、何かしようと思ったのだけれど。

この時期に種を播くにあたって、何をと思ったが適当なモノがなく、結局「日本ほうれんそう」を播く事に致しました。

畝に3条の筋蒔きで行いました。よく鎮圧して水を撒いておしまい。

全く別の話になりますが、たんじゅん農では畑の出来に関する指標作物としていくつかを挙げています。つまり畑がどの程度できたのか、あるいはできていないのかを知る指標としていくつかの作物を挙げて、それぞれについて説明しています。

■ハクサイ;虫が最もつきやすい。根が深くまで入るために土壌深部まで硝酸態窒素の減少具合を知ることができる。ハクサイに虫がつかなくなれば浄化は終了したと判断できる。
■サツマイモ;汚染地でも育つが、吸肥力が強いために硝酸、腐敗成分、堆肥成分(畜糞臭)などの不味い成分、悪臭成分を吸収・蓄積するので味や臭いが極端に悪くなる。逆に土のいい香りを味わうには最適作物。
■ニンジン;サツマイモ同様清浄度を正確に反映。養分不足が重なると野生化(芯が太くなり、スジ・アクがある)
■ダイコン;肥沃度を知るのに適。比較的汚染には強いが養分不足に弱い。養分不足では成長が遅く、ㇲが入ったり硬くなって煮えが悪くなる。センチュウにより肌(根の表皮)が荒れる。
■トウモロコシ;養分量に敏感で量に比例し草丈が決まる。スイートコーンの実の食害の程度で汚染度が判る。重度汚染なら種実まで、軽~中程度なら毛(雄しべ)だけ、汚染が無くなれば全く食べられない。

来年はいろいろな作物を本格的に試してみたい。

この指標を見ながら家内との会話。3年前のニンジンの味はアクが強く、クセがあって食べにくかったね。あの頃のニンジンに比べれば今年のニンジンはとても良くなった。たんじゅん農を知る前と後ですが、改めてこの指標を見るとなるほどと頷くことが多いのです。


発芽しないエンドウについて

2017-11-29 11:00:00 | 雑感

20171129

一つの疑問、それは先日種まきしたエンドウが発芽して順調のものもあるが、発芽兆候が見られないモノもあること。サカタのスナップエンドウですが、実際には畑の3粒位の点播きをする人が多いのでしょうが、種まき時期がずれ込んだ事、更に寒さが早かったことから今回は屋内でポットに播いていました。

12ポットに種まきして、順調に発芽したモノが5、発芽していないモノが7でした。見出し画像は発芽したものとしていないモノの比較画像。

苗が手近にあり毎日様子を見られたことから、発芽していないポットの中を見てみることにしました。

7ポットを一つずつ表面の土を除けていくと、土の中で芽が出始めているものが3つありました。何らかの事情で目覚めるのが遅かったのでしょう。土を伸長に除けてみて初めて目を見つけました。このポットはもちろん土を戻し発芽してくるのを待つことにします。見にくいのですが下の画像の白矢印の先です。

更に掘り返してみると、予想していたように腐敗してしまっている種もありました。種の形状は留めず、白いドロドロのモノが出てきました。どうもその様子から見て水分が多く種を腐らせてしまったように見受けられます。

腐敗してしまった4ポットは種を取り除き、新たに種をポットの中に埋めました。水やりを控えて様子を見ます。

結果、この日の朝には発芽済み5ポット、発芽兆候あり3ポット、播き直し4ポットが揃った状態です。この日風はありますが外は比較的温暖、日中の最高気温予想は22℃でしたので発芽済み5ポットは屋外のウッドデッキに出しました。


ニンニク生え揃う

2017-11-28 06:00:00 | 根菜類

20171127-2

ニンニクが発芽して、生え揃ってきました(見出し画像)。

今年の春先に畑で収穫したニンニクです。それを種ニンニクにして植付けたのが、記録によれば11月7日。昨年はこんなに揃って発芽はしませんでした。昨年は黒マルチで栽培しましたが今年はマルチ無しです。どうも画像がはっきりしませんね。霜か雪でも降った後のように見えてしまいます。静岡ですから雪なんてとんでもないのですが、発芽した芽がうまく確認できない。ちょっと露出がおかしかったようです。明日再度撮影して画像を差換えた方が良いですね。

ブログ最下部に撮り直し画像をUPしました。

前年は良くなかった発芽率が今年は揃ったのには何か意味があるのではないかと、ついひいき目で見てしまいます。畑との相性がよくなったニンニクというには、まあ翌年の事ですからあまりに都合のいい解釈という事になりますね。しかしノートにはしっかりその旨記入しておきましょう。

28日朝撮影のニンニクです。


エンドウ発芽

2017-11-27 22:00:00 | 果菜類

20171127

これまで何年も寝込むという事がなかったのですが、25日早朝に出掛け寒い思いをしたのが悪かったのか、昼帰宅してから翌26日昼まで寝込んでしまいました。熱はなく、血圧も113ー71といつもより低めの状況、ちょっとめまいというか多少クラクラするような感じで大事を取って寝ていたのでした。いわゆる鬼の攪乱です。またたんじゅん農仲間が亡くなり、その晩にはお通夜に出掛けました。そんな事もありちょっとブログ更新が・・・。

まず報告の1つはスナップエンドウが発芽してきました。見出し画像は播種から8日目の画像。

このところの寒さがあり、室内の窓際にポットをおいていました。12ポット種まきしたのですが、この時点では5つのポットで発芽が確認されています。発芽兆候が見られるものも他にいくつかあります。1日おきに水やりをしました。それぞれ10cc程度ずつ。培土はホームセンターで500円(25kg)程度で販売されているモノを使用。多少は肥料分があると思われます。今後は余程のことがないと(無機の)肥料分は与えません。

発芽したものは今後水やりを控えます。豆類は根をドンドン伸ばしていくようですので外気に慣らしながら様子を見て、早めに植え付けをするようにしたいです。

次の報告は、ニンニクにしましょうか。明朝に更新予定です。

 


モロヘイヤ採種

2017-11-25 06:00:00 | 育苗

20171124

先日片付けたモロヘイヤ、大きな木のように繁茂して抜くのもちょっと大変だった覚えがあります。そのモロヘイヤにはたくさんの莢があり、触ると種がパツパツに入っていました。株自体は畑から抜き取り、干してあったのですが、この日、モロヘイヤの株から莢を取り、種取りを行い本当にたくさんの種(見出し画像)を採ることができました。

先日、畑から抜き取ったモロヘイヤの株は大小3株ありましたが、そのまま畑の傍らで乾燥させていました。はっきり確認できないでしょうが、この株にはたくさんの枝があり、1本の枝に10~20個の莢が付いています。

この乾燥したモロヘイヤから丸々と太った莢を選んで切り出します。

1つの莢には5~6つの種の袋があり、その中にビッシリ種が並んでいます。下の画像は莢の1つ。種が出せるように莢を広げたものです。下の莢は5つの種袋が束ねられたように固まっており、その莢を広げたところです。ちょうどインゲン豆の莢を5本束ねたようになっており、それぞれには種がビッシリ入っています。1つの袋には30~40の種があり、それが5袋ありましたので、1つの莢には150~200の種が並んでいるような形です。種を作るのには大変効率のいい莢だなあと感心させられました。

下がこの日、種取りをした大量の空の莢。

この程度の莢からこんなにもたくさんの種が採り出せました。

密封した袋に2つ、冷蔵庫で来年まで冷蔵保存しておきます。