20171129-2
畑にちょっと空いているスペースがあったので、何かしようと思ったのだけれど。
この時期に種を播くにあたって、何をと思ったが適当なモノがなく、結局「日本ほうれんそう」を播く事に致しました。
畝に3条の筋蒔きで行いました。よく鎮圧して水を撒いておしまい。
全く別の話になりますが、たんじゅん農では畑の出来に関する指標作物としていくつかを挙げています。つまり畑がどの程度できたのか、あるいはできていないのかを知る指標としていくつかの作物を挙げて、それぞれについて説明しています。
■ハクサイ;虫が最もつきやすい。根が深くまで入るために土壌深部まで硝酸態窒素の減少具合を知ることができる。ハクサイに虫がつかなくなれば浄化は終了したと判断できる。
■サツマイモ;汚染地でも育つが、吸肥力が強いために硝酸、腐敗成分、堆肥成分(畜糞臭)などの不味い成分、悪臭成分を吸収・蓄積するので味や臭いが極端に悪くなる。逆に土のいい香りを味わうには最適作物。
■ニンジン;サツマイモ同様清浄度を正確に反映。養分不足が重なると野生化(芯が太くなり、スジ・アクがある)
■ダイコン;肥沃度を知るのに適。比較的汚染には強いが養分不足に弱い。養分不足では成長が遅く、ㇲが入ったり硬くなって煮えが悪くなる。センチュウにより肌(根の表皮)が荒れる。
■トウモロコシ;養分量に敏感で量に比例し草丈が決まる。スイートコーンの実の食害の程度で汚染度が判る。重度汚染なら種実まで、軽~中程度なら毛(雄しべ)だけ、汚染が無くなれば全く食べられない。
来年はいろいろな作物を本格的に試してみたい。
この指標を見ながら家内との会話。3年前のニンジンの味はアクが強く、クセがあって食べにくかったね。あの頃のニンジンに比べれば今年のニンジンはとても良くなった。たんじゅん農を知る前と後ですが、改めてこの指標を見るとなるほどと頷くことが多いのです。