20181119
前日は朝から15時までは町内会関係でフェスタ西山口、夕方17時からはワインセミナーと時間も全く無く、畑は開店休業状態でした。フェスタは周辺6町内会が合同で小学校体育館を借りて、町内の芸達者や小学校・幼稚園・中学校の児童生徒たちも出演して大々的なイベントでした。下の画像はジャズやカントリーを演奏するおじさんトリオ、何と1人は町内のお医者さん。また夕方からは先日解禁日を迎えたボージョレヌーヴォーを他のワインと比べながら、料理との相性をいろいろ楽しむワイン会。私が久し振りに講師だったのでその準備も大変でした。
さて忙しくて畑に出られないという言い訳になってしまいました。それはともかくこの日はブログネタが無いので先日Sさん宅で行われた、近隣のたんじゅんさんの会合でお話をした内容について書かせていただきましょう。
今年のSさんの稲作は不作だったという事。その原因についてはいろいろあるようですが例年の半分しか収穫できなかったようです。私自身もこの夏は町内会行事や会合に忙殺されたこともあり、草刈りや水の管理など例年に比べお手伝いできる時間がなかなか取れませんでした。そういう事もいろいろあり、今年のお米の配分は少なかったのです。例年は3袋のお米を頂戴し、あと3袋は購入していました。自分も関わって無農薬・無肥料で栽培したお米ですので、安心して”玄米食”で年間通じて食べる事ができました。ところが今年は2袋を戴いたのですが思うように収穫できなかった事もあり、これでおしまい。年間6袋を消費していたので半年以上は食べるお米が無いという事です。どこかで安心して食べられるお米を探さなくてはならず、困ってしまいました。下は見出し画像と同じ今年戴いたお米2袋。
今までの自分だったら食べるお米が無い事にうろたえ、何故だという人を恨む気持ちになった事でしょう。家内とこの事についていろいろ話をしました。「足るを知る」という言葉を思い出しました。不足を思っていたら恨み・やっかみの感情になります。しかし考えようで、とても不作だったにも関わらず2袋私のために確保してくれたことに感謝しようと話合ったのです。お米の事は探せば何とかなるものです。
以前サラリーマン時代に、自社の商品の雑誌広告でこういったモノがあった事も思い出されました。
To the host it is hail empty.To the guest it"s hail full.(もてなす主は「もう半分しか」、もてなされる客には「まだ半分」。
開栓した飲みかけの同じウィスキーを見るのだが、ホスト側の主人からすると「もう半分しか残っていない」と云うが、これを楽しみにして来た客人は「まだ半分も残っているじゃないか」と云う。
同じ分量のウィスキーであっても、立場が違えば見方・受止め方は全く逆になり得る。同じ2袋でも、不足に思ったり、感謝できたりもする。