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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

地温と気温 続報

2018-02-28 06:10:00 | 農作業ノウハウ蓄積

20180227

新しい畑での地温測定で失敗したので、26日・27日にリベンジ、こまめに温度計を確認できる自宅脇の畑で地温計測を始めました。

地温(地中温度)の傾向を見るのには、こまめな定点観測がどうしても必要です。手元の温度計ではメモリをリセットしてから後の最高最低温度が記録できるだけでは当然無理です。温度の確認は1時間毎としました。

26日10時から、翌27日の20時まで、夜寝ている時間帯は観測していませんがそれ以外は毎時温度を確認・記録しました。26日は畑で作業をしながらでしたので大丈夫でしたが、27日は一日ボランティアの活動日だったために助っ人の応援を頼みました。見出し画像はその記録をグラフにしたものです。グラフの左の山が26日の日中、中央部のグラフが途切れている部分は夜間で、途切れているのは寝ていて温度計を観測できていない時間帯です。右は翌日27日の温度です。

グラフ凡例(折れ線グラフの色分け);地中温度簡易百葉箱気温自宅屋外気温アメダス気温

簡易百葉箱気温は下の画像のように前回と同じ形で畑の中に設置した温度計の値です。また地中温度 は下の画像で右下の黒いシートを被せた下、畑に15cm程の深さでセンサーを埋めました。

グラフを見ていただけると、簡易百葉箱気温自宅屋外気温はほぼ連動しているのがお判りいただけるでしょうか。同じような温度グラフとなったことは簡易百葉箱が一定機能していることが証明できているのかと思います。

二つの温度計は7~80m程離れていますが、簡易百葉箱は畑の中に、屋外温度計は自宅で洗濯物を干すウッドデッキ(下の画像;高さ2m、屋根で直射日光は遮っている)にあります。畑の簡易百葉箱は陽射しは直接当たるのですが牛乳パックで覆われています。26日(左の山)15時頃の簡易百葉箱気温の乖離は全体的に曇がちの天気の中で陽射しがさして温度が上がったためと思われます。

またアメダスは最寄の気温測定アメダス(菊川牧之原)地点は当地より10km東にある。

自分でも驚いたのは、地中温度はとても滑らかな温度変化を示しており、想像以上に温度変化が小さかったこと、更に2日ともピークは夕方の17時前後であること。この2日間では、最高温度が27日(右の山)の16:27に9.5℃であり、最低は27日朝8:15の7.1℃。その差は2.4℃。

しかし百葉箱気温の最高気温は26日12:32の19.8℃、最低は27日早朝5:20の0.1℃、その差は19.7℃。

26日(見出しグラフの左半分)はこちらので。

27日(右半分)はこちらで確認する事ができます。


地温計測の途中経過

2018-02-27 20:30:00 | 農作業ノウハウ蓄積

20180227

このところコツコツと作業やボランティアの合間に地温計測を続けています。「何故そんなモノを」と云われそうですが、地温の件首を突っ込み始めたら意外とおもしろい面もあり、嵌ってしまってます。

23日から24日に、新畑(今年から新たに借受けた畑)で地温の計測をやってみました。最高・最低気温を測りましたが、地温と気温のしくみに関するモノは引き出せませんでした。

23日10:50 ~ 24日16:15

最高気温 19.3℃ (23日10:50)A;9.2℃

最低気温 -3.1℃ (24日 5:45) A;1.4℃

最高地温 17.1℃ (23日10:50)

最低地温  3.2℃ (24日 8:27)   A;アメダスの略

地温・気温共最高温度は温度計を設置した時刻に記録されている。最寄アメダスの同時刻の気温は9.2℃。更にこの日のアメダス最高気温は14:00に11.9℃。ちょっと数値にずれがあり、差も大きい。簡易百葉箱の信頼性の問題があるかも。

最低気温は朝6時前に-3℃、最低地温は気温が上昇し始めている午前8:30頃に3.2度を記録している。最寄アメダスの最低気温は朝6:10に1.4℃であった。

この日、計測上の問題点や改善方法が幸い明らかになってきた。その反省を踏まえて、設置のタイミングや最低最高温度の目盛りのリセットタイミングなどを工夫して、再度計測をやり直したのです。

設置の状況などはこちらのブログ

この執筆途中のブログが26日夜から翌朝まで誤ってアップされた状態になっていたことをお詫びいたします。


初めての地温の概念

2018-02-25 06:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

20180224

先日衝動買いした温度計。

2つの温度を計測できます。一つは本体の気温、もう一つは3mの黒いコードの先に端子(センサー)がありその端子の温度も同時に計測できます。もう一つありがたいのは2つの温度計に最低と最高の温度とそれぞれを記録した際の時刻が確認できる事です。

そのために地温(地中10~15cmの温度)にこのところ関心があった(きっかけはこちら)ので地温と気温の関係などを実体験してみたくてこのような遊びをしています。

センサー端子を畑の畝の中に埋めて温度を計測するのは簡単で問題ない。

温度計本体をどのように設置したら、正しく気温を測定できるか。小学校で百葉箱での温度観測をしたことがある。その経験から以下の条件をクリアできる(?)簡易百葉箱が見出し画像だ。

①本体に直射日光が当たらず本体容器も高温にならない。②風が吹けば温度計の周りも風が通り抜け、空気が籠らない。③地上から一定の高さのところに温度計を置きたい。

光を必要以上に吸収しない白い容器に本体を収納し、空気が籠らず通気が良い。このことから家の中を見渡し、牛乳パックに穴を開け、中に温度計を設置することを思いついた。畑の杭の上にその牛乳パックを被せ、中に温度計を入れれば上の条件をクリアできるとも。

牛乳パックの2面には2辺が5cmの直角三角形の切込み(5cm×2本)が3つずつ、計6つの穴が開けてある。牛乳パックの高さ半分近くまで杭が入っており、強風になっても大きな抵抗があるわけでもなく、まず飛ばされる心配はない。

この日は23日。快晴の昼11時前。風の予報は西風4mほど。

当然、黒いコードの先のセンサー端子は畝の中に埋めた。

センサーを埋めた畑の畝には黒マルチを被せ、少しでも地温が上がりやすいようにした。

下のような形で翌日の午後まで24時間、計測してみることとした。

どんな結果が確認できるのか・できないのか。小学生の遊びレベルです。