ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

サプリメントと化学肥料

2019-02-10 06:00:00 | 使用資材・機材

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 この日の朝日新聞朝刊にサプリメントの記事が掲載されていた。この記事を読みながらサプリメントについて化学肥料の受止め方とある意味同じような印象を受けたので雑感として書かせていただく。

 新聞での要旨は以下の通り

 食事とは、味や香りを楽しんで美味しく食べることである。栄養や機能などが注目され偏ってしまうのは如何なものだろうか。時代により食事へのニーズが変わっている。1950年代までは生きていくための必要なカロリーや栄養素を揃えることが求められた。60年代は高度経済成長期であり、食事は栄養だけではなく、味や香りについて更にはインスタント食品などの開発が進んだ。80年代は飽食偏食の時代となり、健康志向から機能性食品に注目が集まった。90年代半ばにサプリメントが登場、以後市場を拡大している。ここでは外圧による規制緩和でそれまでは医薬品に限られていた錠剤やカプセルでの販売が食品(健康食品)でも販売できるようになった。サプリとは足りない栄養素を少しずつ補う食品であるのに、食事替わりに使ったり薬のような効果を期待するのは禁物。サプリの摂取方法は消費者の判断によるものであるが、過剰摂取になったりサプリ間、処方薬との飲み合わせの副作用についても情報をよく集め賢い選択が必要だ。サプリという選択もあるが、食事は主食・主菜・副菜を基本にしたバランスの取れた内容が大切だ。

 この記事は私の要約であり、必要に応じて新聞記事を確認いただきたい。

 私は上の記事を読んで、野菜栽培と化学肥料の関係を思い起こしたのです。それ育て!さあ大きくなれ!とばかりに窒素だ、リン酸だ、カリだと化学肥料を畑に投入する栽培方法。そういった栽培者の都合だけではなく、じっくりゆっくりと良い畑の環境で伸び伸び育つ野菜の味わい深さを体験してほしいものだと思うのです。またそういった野菜へのニーズが高まって欲しいものだとも思います。

 

おことわり

10日・11日・12日と町内会役員の研修で不在となる為、3日間ほどブログの更新をお休みいたします。よろしくお願いいたします。


ススキ枯葉持込み

2019-02-03 06:00:00 | 使用資材・機材

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 先日、下見に行った調整池(下の画像、先日掲載画像)のススキ枯葉をもらいに行きました。2日前に久し振りの雨が降り、また翌日夜にはまとまった雨になるような予報が出ています。雨に濡れて枯葉が扱い難くなっても困るのでとこの日午後に出掛けました。

 草の下の方が多少濡れているのですが1ヶ月雨なしだったので下の方に水分がある程度で扱いに難儀はありませんでした。取り合えず5束の草束を作り軽トラに載せてきました。見出し画像が軽トラに載せて畑に持ち帰ったススキの枯れ草です。自治会長さんの話によれば昨年10月か11月に刈り倒したものだそうです。草自体は形もしっかりしているので畑に入れるモノとしては全く問題なしです。

 Sさん宅に毎月集まる会合の進行役をしてくれているメンバーから、2月の会合の前に1軒の農家さんに見学に行こうとの声を掛けてもらいました。農薬・化学肥料を使わず、草だけを使い野菜を栽培している方が近くにおられるそうで、そこを見学してから会合を始めるという案内をもらいました。ちょうど現在の問題関心に関わる農家さんのようでよく状況を伺ってきます。何とタイミングに良い事でしょう。


完熟腐葉土

2018-11-17 06:00:00 | 使用資材・機材

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 この日は久し振りの終日フリーの日、18日のワインセミナーの準備を控えているのですが、畑作業も待ってくれませんので課題になっていることを少しずつ処理していきます。午前中はタマネギを植付ける畝の整備をしたいと予定していました。しかし露も残っているため午後に廻し、午前中は完熟腐葉土の仕込みを行いました。

 私がこのブログで「腐葉土」と称している資材です。「腐葉土」と云っても単なる腐葉土ではなく、手を加えているというか微生物に発酵処理をしてもらっています。見出し画像はこの日仕込んで日当たりのよい所に設置した完熟腐葉土(仕込み済み発酵中)です。

 用意している材料は、腐葉土7L・米糠2L・油粕1L・籾殻燻炭1Lです。これらを1単位として仕込んでいます。腐葉土と油粕はホームセンターで購入、米糠は近くの米穀店で分けてもらいます。燻炭は昨年作成したものがまだ倉庫に残っておりそれを使います。今回はこの材料を4単位(4倍)仕込みました。

 小さなサイズの赤コンテナで1単位ずつ混ぜ合わせます。

 腐葉土は葉っぱ中心の腐葉土(25L袋)を購入・使用しています。腐葉土には若干の水分が入っているのでこの水分を活用。仕込みにあたり外から水分は入れません。1L用のカップで7杯です。

 次に米糠2Lを腐葉土の入ったコンテナに投入します。

 米糠の右側に入っている茶色の資材が油粕1L

 最後に籾殻燻炭を1L加えます。

 すべて材料が入っているとこんな様子です。

これらを丁寧に移植ゴテで混ぜていきます。よく混ざるとこのような状態になります。

 できたモノをブルーのコンテナに1単位ずつ移していきます。4回分(4単位)をこのコンテナに移し終えますと終了。

 ここからは微生物の働きに期待します。発酵が始まると独特の臭いが出てきます。するとハエのようなアブのような虫が飛来して(前回9月の仕込みで)きました。虫を避けるためにネットを掛けてしまいます。発酵が納まってくると臭いはしなくなり虫も来なくなります。コンテナには蓋はせずに解放状態です。雨水等が入ると具合悪いと思われるので屋根のあるウッドデッキに移し、ビニールで覆います。普段は日光のよく当たる暖かい場所におきます。本によれば10日程経過すると完成と記載されています。気温が下がってきていますので少し反応に時間が掛かるかもしれません。(参考;ガッテン農法(学研))

 


完熟腐葉土

2018-09-28 06:00:00 | 使用資材・機材

20180928

  私の畑には年初まではSさんに少しばかり分けてもらった廃菌床を資材として入れていた。年2~3回、土嚢袋で5~6袋分けてもらい畑の散布していました。でも常識的に考えて資材としては不足していたであろうと想像がつく。年初に廃菌床についてはSさんから供給を止められたわけではなく、私自身が町内会・ボランティアなどで多忙となってしまい、Sさんのお宅や畑に出向く機会が減ってしまったからだ。このため春以降はこれまでよりも積極的に枯れ草を入れるように心掛けたましたが、今年は夏野菜の様子を見ていて栄養不足かなあと感じる場面も多くありました。まあこれは栄養不足ではなく夏の酷暑のためかもしれない訳ですが。

 そこで思い付いたのは腐葉土を発酵させたものを仕込んでみる事でした。これまで様々な情報を探し、ネットでも探し回りました。EMなども含めてたくさんの資材を仕込む話がHP等に掲載されていますね。EMについては以前うまく行かなくて、たんじゅん農の門を叩いた経緯もあるのでそれ以外で方法を捜したのです。結果出会ったのが「完熟腐葉土」という有機完熟資材です。

 仕込みの段階(9月19日)ではこのブログにも掲載していなかったのですが、仕込みから1週間経過しましたので、腐葉土の状況をあらためてみました。ガイドにも「1週間ほど経過後、内容物がサラサラ状態になったら完成」とあります。想定通り腐葉土は完熟していてサラサラと手から零れ落ちるような状態までになりました。

 

 

 


支柱マルチにはもう一工夫が必要か

2018-04-14 06:00:00 | 使用資材・機材

20180410-2

先日の支柱マルチの是非についての記事にある「改善すべき新たな課題」についての記事です。

支柱でマルチの両端を固定する簡易マルチですが、改善すべき思わぬ事情が見つかりました。例えば下の画像はコマツナの苗の状況ですが苗が手前から奥に倒れて(倒伏)いるのです。

 上の画像でも、下の画像でも判然としませんがm(__)m、実は支柱に沿ってマルチが手前から奥にずれていったのです。その影響で苗が倒伏してしまった。

 今回の場合は、マルチ自体は畑に対してしっかり固定せず、マルチの裾を通した支柱を畝の通路側に引っ張る形で、支柱を固定していました。マルチ自体は無用な風がマルチ内に入ったりせぬように多少畑の土で押えはしたのですがその程度。

下の画像を見ていただいても判るようにマルチ自体は畝通路側に引っ張られている状態です。風が影響しているのか、マルチの何か伸縮の事情でもあるのか、マルチの右奥と左手前の方向で縮むような様子が見て取れるのではないでしょうか。

 マルチは通路方向に引っ張られる力もあり、畝のうち手前方向には縮むような力が働いたようです。マルチ自体を固定する何か方法を考えた方が良いと思われます。