2015/1/5
今日の空 ;この日も快晴です。自宅から東方向の空、いい空が広がっています。この日は朝自宅で芋蒸かしを行い、落ち葉集めを行いました。芋蒸かしはサツマイモを蒸かして芋切干にすべく熱いうちに皮をむき、芋をスライスし、ざるに並べて戸外に。天気が良くて風があるとよく乾きます。また落ち葉は十分にないため少しずつ集めていますが1立米の容積に一杯にするにはもう少し時間がかかりそうです。
午後は先日から気になっていた竹内孝功氏の講演のビデオを見てノートしていました。自然菜園の本を書いている人でいろいろな師に学び、安曇野で農園をやり、自然農で自給自足の生活を追及している方です。私は自然菜園の本で彼の事を知ったのですが、話の内容に共鳴するものを感じています。
彼の話しているエピソードから
◆無農薬だという野菜もピンからキリまである。いいものは普通に出回っている野菜と全く違う。例えばホウレンソウ、自然農で栽培したホウレンソウは一般に小さく見栄えがしない。しかし食べ比べてみると甘みが違う。更に時間が経つと外から1枚ずつ葉が枯れてくる。葉の中心部分はなかなか枯れない。そのうちミイラのように枯れていく。買ったホウレンソウは袋に入れて保管しているが気がつくと冷蔵庫の中で溶けている。これを見て気が付いたのがお墓にある菊の花だ。墓に供えられた菊の花はドロドロに溶ける。しかし野原に咲いていた花を墓に供えた場合は溶けるというより乾燥して枯れているという感じ。人間が作った植物と自然の中で咲いた花は違う。
私も墓地に残された溶けたようにドロドロになった花、一方で枯れて乾燥している花も見た記憶がある。自然農の野菜はそこが違ってくるのかと納得できた。
◆自然農でいう「耕さず」は何もしない”放任”ではない。自然によって耕されている”自然耕”というような状態になるよう作物の補助をする必要がある。作物の原産地や性格を理解したうえでフォローをしてあげる必要がある。草を刈り(抜き取るのではなく根を残して地際で切る)畝に敷く。すると草は生えにくくなり、敷いた草の下は湿度が保たれる(保湿)ようになる。そこにはミミズなどの小動物が集まり、ミミズは1日24時間、1年356日スピードは遅いが根が入るのに丁度よい大きさに土を耕してくれる。だから畝を踏まない、裸にしない、草は抜かない、草は刈って敷くに限る。
まだまだ面白い話を聴くことができた。まだ後日書き加えましょう。よろしかったら竹内さんの講演録画、聞いてみませんか。こちらのページをご覧ください。