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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

キュウリの苗

2017-06-27 22:16:26 | 育苗

20170627

普通この時期には、キュウリなどは実をつけ始め、本格的夏に向かって蔓も葉もワサワサ成長をしていく時期ではあります。以前にもこのブログにも書きましたように、私の今年のキュウリは育苗に失敗してしまいました。そのためこの時期、育苗をやり直している状態です。前回のキュウリ育苗の記事はこちら(22日付)。

見出し画像は、27日昼のキュウリの苗です。22日のものと比べ何かお気付きの点はありますか?

一見しただけでは判らないでしょうが、よーく見て頂くと・・・。そうです左の苗が、右のものに比べ一回り生長が良いのです。皆さんから見られると、いわゆる「ハナの差」でしょうが、当事者である私から見ると、「一馬身差とは云いませんが、アタマの差」に見えてきます。

この差はたんじゅんいいジャン会で云うところの「自分を基準にした”人間基準”の見方」。考え方が間違っているという訳ではないが、人間基準の見方で畑や作物に相対していると畑の真実を見間違えてしまうと警告をされている。関心がある方はこちらを。そうでない方はあまり深く考えない方がいい。

この育苗は私なりの工夫があります。13ポットでキュウリの苗が育っていますが、Aグループの4ポットは液肥(×1000)で、Bグループの4ポットは固形肥料で、Cグループ5ポットは追加肥料を与えずに育苗することにしました。

これまで同じ培土(ホームセンターで500円程で販売されているモノ)で育てるのですが、長く育苗期間がかかる苗で、育ちが悪いような印象がありました。もちろん追加的な肥料は与えず、培土に含まれているかもしれない肥料分だけで育てていました。苗がなかなか大きく育たない、畑に定植してからは更に苗の勢いがなくなり、あまり大きくならないで花を付けてしまう状況がありました。

この原因として、①苗がポットで充分に育たないで定植された。②ある程度元気に育苗できても畑が未熟というか、たんじゅんの畑としてキチッと出来上がっていない畑のため作物は育たず花を付けてしまう。③そのどちらでもない。 この3つを確かめてみたくてこのようないたずらを始めています。

下の画像ご覧ください。左4ポットがAグループ。右隣りの4ポット(Bグループ)には固形肥料を1粒ずつ置いています。最後に右側の5ポットがCグループで、追加肥料は全く与えず培土に含まれるであろう薄い肥料分のみ。  この日はAグループは週1回20cc/ポット施します。その他は水のみです。この日は2回目の液肥投入。Aグループが葉のサイズも含め一番生長度合いがよくみえる。

Bグループはポットの表面に各ポットに1つずつ、固形肥料が置いてあります。原則毎日水やりをするが次第に固形肥料が解け始め、肥料分がポットの土に浸み込んでいきます。

Cグループは、水のみです。

しかし先日遊びに来た知合いに云わせると「充分徒長しているね」とのこと。初春と違い、温度が高すぎると云えるかもしれない。何か面白い現象が確認できるといいですね。


立派な苗に ネギとキュウリ

2017-06-22 19:00:00 | 育苗

20170622

夏の育苗はやはりとても楽だという事に思い知らされる。

今回話題に上げるのは、先日15日に播種したネギとキュウリの話です。春先のキュウリ育苗には今年失敗したのです。現在その時期のキュウリは畑に2株しかない状態です。時期はずれるのですが、キュウリの種をあらためて播き直したかった訳です。ネギについては、6月初めに知人から苗を作ってごらんとネギ坊主を頂いたものです。ネギ坊主から種取りをしてその種を播くことによって苗作りをすすめています。

キュウリは15日に種まきをして、4日後(19日)には26株中の18株が発芽し、5日目(20日)には24株が発芽してきました。7日目(22日)にはすべての種が発芽し苗が揃いました。もちろん温度管理などはしていません。無理のない環境の中で発芽して芽が伸びる苗は、自然の流れの中では極めて当然のこととして苗はきちっと生え揃ってくるのです。見出し画像は7日目のキュウリの苗

一方、春先には30℃前後に温度管理して催芽させ、根が出てきたものを培土を詰めたポットに植付け(種まきし)ます。種まきした後も生育適温として種袋に表示されている温度近辺で温度管理を続けます。屋外で育苗する時には、低温の予報がでると慌てて苗を屋内に入れたり、大変気を使います。そうしてやっと育った苗も何かちょっとしたトラブルで全滅したりします。これに比べると、今頃の時期に夏野菜を育苗することの楽なこと。「芽が出ちゃった」「苗が育っちゃった」という感覚になる。短い期間で立派な苗になる。

あらためて、まだ気温の低い時期に、種苗会社のガイドに沿って、温度を気にしながら上手に苗を育てようと苦労するのに比べると、放っておいても苗が育つように種の生命力で育つのを手伝うというのは何と自然で無駄のない育苗なのだろう思います。 

なぜそんな手間やお金を掛けて、早い時期(早春の頃)に育苗しようとするのだろうか。

種袋に表示されているから?

周囲がその時期にキュウリの苗を作るから?

1日でも早くキュウリを食べたいから?

下の画像は、やはり15日に種を播いたネギの苗だ。200穴のセルトレイに、1穴2粒ずつ種まきした。ネギはキュウリに少し遅れて6日目(21日)で発芽し始め、22日段階ではここまで揃い始めている。


育苗と栄養分

2017-06-19 18:00:00 | 育苗

20170619

今年の春先に種を播いて夏野菜の苗作りをした。今年は苗作りがうまくいかなかったといえる。

苗をきちっと徒長させずに育て、肥料分のない畑に植付けるつもりだった。しかしあまり期待通りにいい苗ができなかった。養分不足かと思われる。種自体は一般に流通している種、自然農向けとかの特別な種ではない。セルトレイやポット育苗なので、もちろん水は与えるものの、肥料分は全くなし。研修(慣行農業)当時の育苗時には固形肥料を1粒ずつ入れたりもした。

しかし畑は無肥料栽培向けにしているので、育苗段階で肥料分を与えて育てた場合、定植すると肥料分のない環境となる事から育苗段階では肥料分は与えず、それでも若干は養分が入っているかもしれないホームセンターの培土に期待して育苗した。培土はホームセンターで購入した30L500円程のもの。

この春先の育苗を振り返るとナス・キュウリ・トマト・ツユムラサキ・ズッキーニなどは期待通りに生育してくれなかった。例えばトマト。慣行農法の研修では、第1花房に花が付き始める頃に、花の向きを揃えて定植した。しかし苗は生長が鈍かった。なかなか花芽というか花房の形が表れて来ない。その分、徒長することなく節間の詰まった苗にはなった。花房の兆候が出てきたので、急ぎ方向を揃えて定植をした。根は根鉢状態になっており、少し根を切除しながら植付けた事だった。

ナスも苗は大きく育たなかった。小さいまま老苗になりそうな状態で畑に定植した。育苗段階で養分のない環境だったためか、畑に定植した後は化学肥料の全くない畑ではあるが、廃菌床やたまにパラッと鶏糞を入れたこともあるためだろうか、畑では色つやが良くなっている。大きさもポットにあった時期に比べると一まわり、二まわりも大きくガッチリとしている。

キュウリは失敗だった。育苗中に食害にあった。ヨトウかと思われるがやられた。残った苗もやはり生長の度合いは鈍く、結局2株のみを定植。その後も畑でもあまり芳しくない。そのため二度目の播種を先日行い、昨日早くも3~4日で発芽してくれた。今回の苗は多少養分を与えてみる。固形肥料と液肥で使い分けてみて効果を比べる。しかしその量は慣行の半分以下に抑えるようにする。それは畑が肥料分のほとんどない状態で、たんじゅん農法でいってもまだできていない、改造途中の畑である。育苗段階と定植後でただでさえ肥料分でギャップがあるのだから、多少なりともギャップを少なくしてやりたいではないですか。親心です(笑)。

下の画像は、何と播種(15日)から3日目(18日)で発芽し始めたキュウリの苗(1ポットに2粒ずつを播種)。画像は4日目、19日今朝の画像だ。発芽が揃ったら3グループに分け、液肥を通常の半分与えるAグループ、固形肥料を1/2粒置いたBグループ、全く肥料分を与えないCグループに分けて育苗を、そしてうまく育てば畑での生育まで観察してみることにしよう。楽しみだ。


残りの苗定植

2017-06-12 07:50:00 | 育苗

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見出し画像は、元気なカボチャ。こちらは自宅脇の畑です。フェンスをくぐって隣家へ侵入しようとします。花も立派な雄花が開花しています。

初春から次々と苗を入れ、育苗を卒業させて定植をする。これまで繰り返してきた育苗ネット入替が一段落します。最後に残っていた苗を畑に移します。

まずは、つい2、3日前に定植したエダマメ。苗の丈も少し短く、もう少しおいた方がとその時点では思った苗が、グッと伸びています。リベンジエダマメの残り苗。

次にトマト苗の残りです。トマトは最初の花が咲く頃に花房の方向をチェックしながら定植するようにしていましたが、どういう加減か、花が咲かずに老苗になってしまったものです。

育苗ネット内を整理しようと、残り苗を定植しました。

トマト  手前右側は先日定植したトマトで左奥の3株は今回の定植老苗。同じ時期に種まきしたのに、これだけ違います。時期・時期に身にあった場所とスペースが必要なのだなあと感じます。

エダマメ 12株、今回は1条定植。


エダマメ発芽揃う

2017-06-02 08:40:00 | 育苗

20170602

5月26日に播種したエダマメです。見出し画像が予定通り6日で発芽が揃ったエダマメです。きれいに揃ってきています。播種の際のブログはこちら

今後は本葉1~2枚の頃に定植を行います。更に、本葉5~6枚が展開した頃を目途に、摘芯を行います。脇芽が伸びるのを促進させ、莢付きも良くなると云います。

カレンダーは6月ですので夏後半に向けての夏野菜の種まきなどを行う時期でもあります。当面予定しているのは、ネギ(赤軸)とキュウリです。

ネギは自家採取したネギの種です。ネギ坊主から慎重に種をとったものです。

キュウリは、春先のキュウリが今年はうまくいかなかったので、後半に向けてはいい苗にできるよう、もう少し丁寧に苗作りをしなくてはいけません。