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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

稲刈り完了

2017-10-06 10:30:00 | 稲作

20171006

この足腰の痛みと清々しさ、これが田起こし・田植え・水管理から稲刈りっまでの稲作諸作業の報酬かと感じた朝です。この数日を振り返ると

3日 稲刈り前日の事前準備 ブログ

4日 午前中自宅待機 ブログ、午後から作業本格化 ブログ

5日 前日終了しなかった田圃の稲刈り この日の報告がこのブログ

6日 足腰の痛みピーク 午前中予定なし、ブログ原稿作成

5日は大した仕事をしていないので、4日の作業の影響だと思われるのですが、中一日で痛みが来るのは「年のせい」なのでしょうか。清々しい気分なのですが、この体の変化(遅れて痛みが来る)がショックの朝です(笑)。この日午後から当地は秋祭りで、午前中は余裕があるためゆっくり足を労わりながらブログ三昧です。

それでは、5日の作業と気付かせてもらった事について書きましょうか。

9時、田圃に到着すると挨拶もそこそこに「鎌を取りに行ってくれ」。(えっ!稲刈りなのに鎌がない?)と云いそうになるも はい。喜んで!と思い返しSさん自宅に。ここが今の私の修行ポイント。 奥さんWは朝からハイテンションで楽しくなる。

田圃に戻ると前日シートで覆ったトラクターは全開作業中。稲刈りしながら走り回っている感じ。早朝より準備してくれて、「午前中には終わるぞ」という意気込みが感じられる。一晩で水が引いたのか、前日の田圃のぬかるみは改善され、田圃は少し堅めで作業効率はよくなりそう。Sさんから「オペレーターはバインダーのスピードを上げているので、倒れたり、踏まれてしまった稲を手刈りして」と依頼あり。「ハイ!喜んで!!」がこの日の私のテーマ(しつこい!)。しかし地道なこういった作業も喜んで前向きに行うといろいろな事が見えてくる。発見がある。

下の画像は太く太く育ってくれた稲の切り株。最初は1~2本の稲の苗なのです。それと田圃の南側はすっかり田圃自体が乾いていたのに南は足が取られるぬかるみでした。

しっかり株を太らせてくれた稲と田圃に感謝です。「除草剤も肥料もなしでここまでよく頑張ったね」と褒めてあげたいところです。

片や同じ田圃の北側は・・・。

前日尻もち事件もありましたが、ぬかるみの稲は前日大半が刈取られこの日は大半をコンバインで刈取りました。しかし前日刈った稲(畦に放置)をコンバインで脱穀する作業は結構かかりました。

ほぼ目途がついての昼食は農道にブルーシートを広げ、全員でおにぎりを食べました。おにぎりは100%、昨秋目の前の田圃で収穫した稲(籾)から玄米にした発酵玄米です。そんな感慨もあって格別美味しく、「シャケだ、明太子だ」と食が進み4つをペロリ。我が家のキュウリ第3弾で収穫したキュウリ漬物も参戦して皆さんに喜んで頂きました。

4枚の田圃。手刈りで苦労しながら、コンバインもできるところまで侵入して前日2枚を刈取りました。しかし畦には手刈りの稲がこんもり。この日はコンバインがピッチを上げて残りの2枚を刈取りました。

畦の稲も籾にしてしまうと、軽トラ2台に満載。軽トラは荷台が沈み込んでいます。最終的に計量しないと判りませんが大豊作だったのではないでしょうか。これで午後からの秋祭りが実感を持って楽しめそうです。(昼から雨予報ですが)

Sさんたちは軽トラでまた籾摺りをお願いする農家に搬送。大きな声で云えませんが、ダブルスコアで軽トラの積載オーバーだったのではないでしょうか。出発時に「農業用水でコンバインの土を落としておいて」と言い残して、沈み込んだ2台の軽トラは行ってしまいました。

本日最後の「はい!喜んで」となりました。

お疲れさまでした。

撮影したのに使えなかった画像を2枚。

隣の耕作放棄田圃。右は借り終わった1枚目の田圃。更にい奥には刈取りを待つ2枚の田圃。

どうしたらオペレーターが気分よく作業するのか考えて行った、四隅角を更に広く大きく刈取った角の面積拡大。コンバインの方向変更による内輪差で稲が踏まれることになる。手刈りになってしまうのでどうしたら稲を踏み倒さず手刈りを減らせるか・・・。想定したようにオペレータ=が感じたかどうかは藪の中。

お疲れさまでした!


果たして稲刈り実施へ

2017-10-05 18:22:27 | 稲作

20171004-2

前日のブログの続き(この日ブログは2本目)

天気がはっきりせず、昼まで自宅待機の稲刈り予定日でした。昼前に「13時より稲刈りを始めます」との集合連絡。午前中買い物だった家内と連れ立って田圃へ(この日はハプニングも多く、画像撮影の余裕なし見出し画像は前日撮影の画像を再掲載)。

中古コンバインは稼働を始めていますが最初の本格的稼働。刈った稲が途中で詰まってしまったり、刈取った籾タンクの排出コックが開いていて、籾と切り刻んだ藁を一緒に田圃に撒いていたのに気付いたり。素人集団の稲刈り祭、コントのようで最初はどうも調子がでませんでした。

私は毎度の農道脇の草刈り、回転を上げた草刈り機を操っていました。

コンバインが調子を上げて稼働し始めると思いの外、田圃がぬかるんでいることが判明してきます。大きめのコンバインになったので多少ゆるくても入っていけるという噂もありましたが、ド素人も含め人数はいるからと「手刈り稲刈り隊」が急遽組織されました。草刈りの私も手刈り隊に編入です。

私自身は昨年手刈り隊の刈り取った稲を畦までぬかるんだ田に足を取られながら運んだことはありましたが、手刈り隊の正規兵に採用されたのは初めてでした。いやこの稲手刈りが想像以上に重労働というか大変。長靴なのですが「田に足を取られる」とはよく云ったモノで90kgの体重を支える足は最初はズブズブ潜り放題。潜ると田圃は私の足を抱え込み放してくれません。一度は長靴が抜けずに、長靴から足が抜けてしまいました。試行錯誤するうちに稲の切り株の上に足を乗せると比較的潜らない事に気付き、稲刈りを進めますが「デキの悪い正規兵」でした。4枚の田圃の1枚目。田圃1の3割程は手刈りで皆さん刈り取り、私も少しは刈取りました(笑)。面白いものでこういった状況では、(コンバインのオペレーターは良いなあ!コンバインの跡を見ながら倒れてキャタピラーで踏まれた稲を刈って回るSさんは良いなあ!)と思うものです。隣の芝生です。まあ僻(ひが)みとはいえ、足元がぬかるんでいないのは羨ましかったです。5日(翌日の稲刈り終了後)に撮影した画像ですがコンバインの轍(わだち)がはっきり確認できるほどですね。

下画像の説明 ;左側(北方向)畦に昨日刈った稲(赤矢印)がある。畦から右、赤い線まで(切り株がはっきりしているエリア)はこの日手刈りし、家内が尻もち(後述)をついた部分。赤い線から右(確認しにくいですが、横にコンバインの轍と刻んで撒かれた藁がある)は翌5日にコンバインが入ったエリア。

どうも田圃4枚とも北側部分がぬかるんでいることが判りました。田圃4枚の北側には水路があります。春先にはこの水路から取水するので大切で、時期には水路掃除をするのですが、この水路からオーバーフローした水が田圃に流入してきたと思われます。この時期、水路にある水は流れないで溜まっている状態です。両隣りの田圃は耕作放棄状態、更に水路のずっと先まで確認に行きますが、藻が水の流れを阻んでいたり、水路内にたくましい草が生えていたり。水路というより「水溜まり」でした。そこにこのところの雨が流入し、田に流れ込んだという状況のようです。上の画像の辺りをこの日16時前頃、家内と二人で上の画像の辺りを手刈りしていました。なんと家内が足を取られ尻もちをついたのでした。ズボンはもちろん下着も泥だらけ、すぐに家に送りたかったのですが車に乗せるにもシートが泥だらけになると躊躇した挙句、ブルーシートを座席に敷いてその上に座らせて帰宅、戦線離脱です。私のみが田圃に戻りました。

原因は見えてきたので、来年は対応を考えて行けばいいのですが、現実は目の前のぬかるんだ田圃と稲です。とにかくコンバインが入れるところまで手刈りを進めるしかありません。しかし稲を刈るのはともかく、刈った稲(片手で持てる2~3株)を足元注意しながら近くの畦に何往復もして置くのが苦痛でした。

午後から田圃4枚の内の2枚を刈取り、軽トラ2台(SさんとオペレーターMさん)で籾摺り協力して頂く農家さんに収穫した籾を搬送していきました。それが17:30頃でしょうか。夕方とっぷり暗くなる中で、残された私一人で、わずかですが刈り残した稲をコンバインで刈取りました。手刈りをしている時には楽に見えたオペレーターですが、これはこれで別の苦労もあるのがやってみると判るものです。残り稲を刈り終えても軽トラは帰って来ません。あたりは既に暗闇、コンバインのライトを点灯、手刈りで畦などに置いていた稲をわずかな明かりで脱穀し終えましたが、まだ帰って来ない。コンバインを田圃の隅に寄せ、車で待ちますとこの日は「中秋の名月」だったのですが、厚い雲に隠れて勿論見えません。二人が田圃に戻り、雨除けしたコンバインを置いた田圃を後にしたのは18:30。この日(4日)の当地(東経138度)日没は17:28、月の出16:47。天気なら月に照らされて明るい田圃のはずでしたが、真っ暗の田圃でした。いい思い出の中秋の名月となりました。翌日は朝9時から残りの2枚の田圃収穫です。


明日の稲刈り準備

2017-10-03 21:00:00 | 稲作

20171003

この日は午前中、ボランティア活動に。私は月末・月初中心に月4回ほどの活動日がある、音訳活動です。その作業を終えて午後2時頃からSさんの田圃に合流しました。

稲刈りは基本1日で終わるのですが、事前準備をするというのでこの日はその応援です。既に水を抜く対応をしてありましたので田圃はカラカラ、のはずでした。しかし前夜から未明までの雨26mmがあり、所々に水が溜まっていました。

今年の稲刈り前の稲穂を見て、Sさんは「分けつも充分で、籾も丸々と膨らんでいる」と大変満足気でした。(見出し画像はこの日の田圃風景。翌日コンバインを入れるために田圃四隅を手刈りで稲を刈っている)田植えの際は田植え機では1株を苗1~2本に設定して行いました。そのため田植えが終了した田圃は、田植えが終わったのかどうか目を凝らしてよく見ないといけないほど寂しい田圃の景色でした。その一株が下の画像のような稲にまで分けつを繰り返してくれたのです。自然の恵みです。

特に畦付近の田圃には草が生い茂っています。今年は草が多くいつになく悩まされた年だったようです。Sさんの考えでは昨年秋にほんの少し鶏糞を入れたのが原因ではないかといいます。一方で水の管理で畦脇の田圃で何日か土が露出してしまった時期がある事や秋の田起こしで深く(10cm以上)田起こししてしまった事も原因ではないかと素人の私は思い当たる。もちろん原因は一つではないかもしれないし、二人の思いとは別の原因かもしれない。しかし肝心な事はこの反省を生かし、同じ間違いを繰り返さないようにする工夫が必要だ。毎年同じことをして、不都合があってもあれが原因これが原因と分析だけしていては、米作りの進歩はないと思う。

春先に入手した中古コンバインでの最初の稲刈りでしたので、試運転を行いました。コンバインのトラブルもあり正常に動き始めたのは夕方5時過ぎ。日没の早い秋の夕暮れです。東の空にはお月さんが見え始めています。画像には見にくいのですが目を凝らしてごらんください。きっと見えます。翌日は「中秋の名月」だとか、深まりゆく秋の収穫(試運転)の風景です。

稲わらがうまく切り刻んで排出されないトラブル、刈った籾をストックしておくタンクの底を開けたまましばらく刈取りをしてしまった事などでした。陽もとっぷり暮れましたがこれらのトラブルは解決してこの日を終えましたので翌日はスムーズにいくのでしょうか。

 


田圃の水 排水

2017-09-06 15:00:00 | 稲作

20170906

「もう9月に入ったので」と田圃の水を抜きたいという事でした。稲作は今年が初めての私からすると「えっ、もう水を抜くんですか?」という感じ。まだ稲自体は緑も色濃く、稲自体も充実して実ったという感じではないように素人には見えます(見出し画像)。稲刈りから逆算しているようです。10月に入ればもちろんイネも充実し収穫時期となる。その頃に機械を入れても田圃に埋まらないように水を抜き始めるのだという。水が抜け切るまでに1カ月かかるそうでその間に田圃で稲も本格的に実るという訳です。熟しきらないトマトやバナナを青い内に収穫し、輸送途中で赤くなったり黄色になったりするのを待つのとは意味が違いますね。

先日の七十二候にもありましたが、「禾乃登(こくもの すなわちみのる)」は9月6日までのこの日まで。稲など穀物が実る時期という事です。水を抜いてもいい時期なのです。周辺の田圃では早い時期に田植えを済ませた田圃は既に稲刈りも終わっている田圃も見受けられるようになってきました。小さなことで悩んでいるうちに田圃は収穫の準備です。

2日前に排水口を開けて、水を流し始めました。この日、その排水口を見ると水は流れていません。まだまだ田圃の中は2日前まで満水でしたし、この日の朝も雨が降りました。このままの天気が続けば1ヶ月で乾燥もするでしょうが、この日のようなどんよりした曇りの日では田圃が乾くのはいつになる事やら、という状態です。

この田圃はうまくできていて、排水暗渠が作られており、田圃の下に排水用の暗渠が掘られているのです。2日前には排水路は排水口が埋まるほどの水位があり、暗渠の排水口のキャップを外すことができませんでしたので、この日午前中の雨が上がった後、午後になって暗渠の排水口を開栓しに行きました。

しかし排水路は現在下の画像のような状態です。下の画像の中央部分、見えませんが窪んだあたりの下に排水路があります。この水路の底部分に暗渠の排水口があり、これまでは排水されないように蓋で排水口を閉じていました。この日は水もなく排水口の蓋を外すにはいい状態でしたが、草をかき分け、肝心の排水口を探すのが大変です。直径15cm程ですので水路を覆ってしまっている草や先日草刈りした刈草を除けて、水路を覗き込む形になります。簡単ではありません。

Sさんの家からレーキなどを借用し草を除けて、やっと4つの蓋(田圃4枚分)を外すことができました。ヤレヤレです。


田圃の状況と今回の対応

2017-08-23 06:00:00 | 稲作

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前日付けの当ブログ、あまり画像が無くイメージが湧かなかったかと思います。私が撮影を忘れてしまうほど作業に没頭していたという事に致しましょう(笑)。そのためこの日に中の畑に出掛けた際に田圃にも回り、先日の記事に関係する画像を撮影し直してきました。それではそのブログ(確認するにはこちらをクリック)に再度目を通して頂きながらこのブログに関する画像をご確認ください。

この日の見出し画像は大きなカボチャが収穫できたハウスの現状です。決してきれいなハウスではありません。奥のカボチャの葉は枯れ始めています。収穫適期の実がゴロゴロしています。

 

次は田圃の状況です。今年は草が多くてSさんも何度か除草作業で田圃に入ることになってしまいました。原因としていろいろ意見があるようですが、試験的に若干の鶏糞を投入したためだという推測もされているようです。私は昨年秋以降の田起こしの際に昨年よりも深く田起こしをしてしまい、前年の稲作でトロトロ層に覆われて発芽できなかった草の種を土表面に掘り出してしまったのではなかろうかという意見(仮説)を持っています。下の写真は3反の田圃の中で一番ひどく草が出てしまっているところの画像です。

さて猪の肩を持つわけではありませんが、イノシシが間違ってこの田圃に入ってしまう原因ではなかろうかと勝手に考えている隣接した田圃です。耕作放棄状態田圃がたくさんあります。

下はSさんの田圃。

左のあぜ道の隣接する更に左隣が下の画像。映っているのは田圃ですが生えているのは稲ではなく、草です

これら田圃の南側に農道と水路が通っています。先日私が水路側の斜面を除草した跡です。農道の北(右)側はSさんの田圃と稲。

下の画像も除草作業をした場所の画像

この水路(草に覆われて水路自体は確認できない)の左側(南)も耕作放棄状態田圃。この田圃の全景が下の画像。全景とはいうものの、左右両側に広がる草だらけの放棄田圃は画像撮影の際のフレームに収まりませんでした。放棄田圃の奥は丘がありこんもりと木が茂っています。

耕作放棄状態の田圃の持ち主が悪いとか、イノシシが悪いとか申し上げるつもりはありません。こういう状況はこの1~2年で目立ってきた風景ですが、こういう中でイノシシにもこの田圃は人が手を入れている田圃であるとはっきりと判るような工夫や知恵をめぐらす必要があるのではなかろうかと思うのです。せっかく「たんじゅん農」での稲作や畑作を始めている訳ですから