20180518-2
田植えには田植え機、稲刈りにはコンバイン。畑での農作業は基本的にトラクターのように様々な作業ができるようロータリーを交換する仕組みがあるのに、稲作用の農機具は年1回使用するのみ。年364日は倉庫に入ったままである。
田圃に田植え機が到着した8時過ぎから、4枚の田圃の田植えを終わり、水で車体をきれいにして終わったのは19時ころだったという。というか私は遅くなったので先にと17時に帰してもらった。もちろん昼食の時間帯は作業はしていない。Sさん、Mさんがその後は終わらせてくれたのだが、この内田植え機がご機嫌よく快適に動いてくれた時間はわずかだった。マシーントラブルだ。
しかしこの間、黒子はすることが一杯だった。Sさんからはやる事は山ほどあるので是非田植えの応援にと誘ってもらって有難かったが、正直なかなか厳しかった。前日書いた田圃土手の草刈りの他に、水路掃除(水路のドブ浚い)と水運び。
水路掃除は面白い。田圃に水を取り入れる水路がある。この水路に土や刈り取った草が堆積していると水の流れが悪くなり、場合によっては水を必要ない時に畦を乗り越えて、オーバーフローした状態で田圃に水が流入してしまう。下の地図(ご存知GoogleMap)を見て頂こう。赤線のところが溝清掃を下水路(約100m)。青線のところが水路。画像の右方向にあるのがSさんの田圃。水路の水は右から左方向に流れている。
赤水路付近は元田圃だったところを畑にした場所に流れている水路にあたる。延長100m程になる。畑をやっている方は水路に水が流れていようが、いまいが、関心はない。そのためこの辺りが水路をふさぐほどの泥が溜まっている。鍬で泥を引き上げるのだが、鍬4回掘り上げると息が切れるほどだ。結構な運動量になる。「昼食にしましょう」と声を掛けてもらった時は「助かった」と思った。
次は水運び。これも下の地図を見て頂こう。真ん中より上、斜めに太いのが県道。その下にある黄緑で囲んだ田圃がSさんの田圃で4枚ある。田圃の下にある緑の部分に、稲の苗が降ろされている。苗の土が乾燥すると苗は細い針のようになり傷んでしまう。そのため苗に水を補給し続けなくてはいけない。しかしこの日の草刈機は思うように作業を終えてくれない。午前中で終わってしまうような面積だったが、来宅に向かう17時にも終わっていなかった。昼休みから戻っての4時間ほとんどが苗に水をかけ続ける作業だった。しかし水がない(笑)。田圃にはもちろん水があるが田植え作業のために水は少なく調整されており、汲み上げることなどとてもできない。そこで・・・。
上の画像の下の方にある右から左に流れる農業用水本流まで水を汲み上げに行く。それも歩いて、そして距離が80mだが農道を歩いたら150mになるため田圃の中の足場の悪い畦道をつかった。ポリの15~16Lも入りそうなプラスチックのバケツ2つで運ぶ。バケツは重みで変形してしまう。この日一番きつい仕事だった。この日は暑かったし喉がとても渇いた。
結構水分は取ったが帰宅して体重を測ると朝より2.5kg痩せていた。やったね!それともう一つは久し振りにSさんと昼食を一緒させてもらって話を聞かせてもらった。帰りは十分働かせてもらった事に満足感があった。
20日は日中は母の法事、夜は町内会の組長会。80人以上の組長が集まるマンモス会議だ。また翌日も忙しい日となる。