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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

カラダと仲良く

2012年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、息子が、とある詩を教えてくれた。

昨年は健康について考えさせられる事が色々あったので本当にそうだなと思える詩だったので紹介します。

カラダと仲良く

「歩いていると歩ける自分にびっくりする

立っていると立っていられることがありがたい

座っていると座れる自分にしんみりする

病んで初めて老いて初めてココロが気づくカラダの恩

アタマは眠ってもカラダは眠らず働いている

ココロが夢を見ていてもカラダはどこかで起きている

黙々と二十四時間働き続ける口下手なカラダの言い分

ココロとアタマは聞いてるだろうか

すこやかな私の中に病むかもしれない私がひそむ

若い私の中に老いる私がうずくまってる

私の中の予測できない私のために

今日の私を明日にむかって書きとめる」

                    谷川俊太郎

健康であってこそ働けるし遊ぶことも楽しめる。

今年も日々の健康に感謝しながら毎日を一生懸命生きていきたい。


吹雪が過ぎて。

2011年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

P1110105本日、夕方槍が顔を見せた。夕日に当って綺麗だった。

槍ヶ岳山荘の屋根が見える。

昨日、ようやく雪が降ったのでどれだけ積もったか鍋平へ偵察に行ってきた。

スノーシューで2時間ほど吹雪の中歩き回ったがまだまだ積雪量は少なく藪も立っていたので歩きにくかった。

それでもラッセルする場所もあり久々の感覚が心地よかった。

年末年始の忙しい期間がやってきた。しばらく山では遊べない・・・。


温泉点検

2011年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Imgp0221_2 抜けた箇所。

今日は本格的な冬を前に、温泉に使う水の点検に行ってきた。

水の取り入れは深い谷の奥。僕は初めて行くので色々教えてもらいながらである。

歩き始めてすぐ、川を渉った向かいの斜面のホースが掛かっている場所が小崩壊しているではないか!そしてそれと共に落ちた木がホースを下へ押し下げていてホースがかなりヤバイことになっていた。

このホースは中尾へ温泉を供給する重要な水のホースである。コレが破れてしまったら温泉の量が減ってしまって大変なことになってしまうのである。

Imgp0223 ギリギリのところでもっていた。

早速三人で応急処置に取り掛かった。

ノコで木を切り、ホースをロープで上に持ち上げ固定する。

ホースは少し宙に浮いている状態だが何とか圧力から解放できて折れていた部分も無事だった。

見つけるのがもう少し遅かったら雪もたくさん積もってホースもかなり傷んだかもしれない。

さらに下流に向かって点検しながら下ったが他はなんとも無くホットした。


BD スティンガー

2011年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

P1110102 コレで人を蹴ってはいけません。

ようやく冬らしく気温が下がってきて、氷も出来てきただろう。

アイスクライミングの新しいツールを手に入れた。

ブラックダイヤモンドスティンガー、モノポイントアイゼンだ。

昨年まで雪氷兼用のアイゼンと先の丸くなったアズターで男らしく?アイスに挑戦していたが、全く男らしくなく無謀と言うしかなかった。昨年akiさんのノミックをお借りして少し登ってみたらその登りやすさに愕然とした。僕もノミック1本手に入れたし、ジムのお陰で少しは登攀力も付いたかもしれないので、頑張って今シーズンも氷を登ってみたい。

皆さんお付き合いよろしくお願いします!


続、温泉。

2011年12月07日 | 日記・エッセイ・コラム

2011120515210001 正確に測ります。

順調に出ている新しい源泉だが、せっかくの温泉を各宿に引かなければ何にもならない。

最近はその温泉を引くためのホースの転調作業を行っている。バックホーンで道路沿いを掘ってホースを埋めていくのだが、何百メートルもあるので道路の下にはいろんな難所がある。

ここ二日間の作業は道路が交差する箇所の横断で一番の難所であった。そこの下はいくつもの重要なホースが埋まっているところ。バックホーンで適当に掘るとその大事なホースを引っ掛けて破れてしまい大変なことになる。慎重にゆっくりオペレーターは掘っていくがたまにホースが出てくるとヒヤリとする。

しかし、水や他の温泉が噴出することもなく無事ホースを伸ばしきる事ができた。掘ったり埋めたり大変な作業だが目的地まではあと少しある。しかし、一番の難所をクリアできて皆安堵の表情だった。

寒い中皆疲れきってました。お疲れ様でした。

2011120515180000 ココが一番の難所。


岩発見。

2011年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

2011113014080001 コレはほんの一部。

以前から気になっていた岩場をSS木君と偵察に行ってきた。

場所は自宅から近い。しかし今までしっかり見たことがなかった。歩き始めて20分ほどで巨大な岩の壁にぶちアッたった。おー!やはり凄い壁だった。

コレを登るのは僕の実力ではかなり難しそう。

さらに壁は横に続いているので偵察を続けた。行けども行けども岩の壁は続いていて凄いスケールだ。

なんとなく登れそうなラインもある。けど、取り付いてみると厳しいんだろうな。結局端まで見るのに1時間以上かかった。

昔のクライマーも気になった人がいたのだろう。古いハーケンにシュリンゲがかかったのが1つあった。今回は偵察で終わったが1つくらい登りに行きたい。


岩登り

2011年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Imgp0207 20m位あります。

SS木君が見つけて整備してくれた岩場へ、穂高UJ君と、ちょろっと行ってみた。

雑穀谷に行くより遥かに近いのでありがたい。

前回SS木君と見に来た時よりも蔦や雑木が無く綺麗に整備されていた。

下から見上げても結構高い。でも何となく登れそうなラインがある。トップロープをセットし早速登ってみた。

出だしは難しかったが落ち着いて登れば難なくクリア。20mほどあるので登り応えがありました。

易しいラインから難しいものまでいろいろとれそうです。

SS木君お陰さまで楽しめました。ありがとう。次回は一緒に。

Imgp0210_2 まだまだ先は長いです。


復活!新源泉

2011年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム

2011112211570000 あっつーい蒸気が!

前回止まってしまった源泉だったが、温泉会社の役員の方や業者の方の試行錯誤と努力のお陰で、見事復活の大噴出が起こった。

自然が相手のことなので中々一筋縄ではいかないが、役員さんの豊富な経験の賜物である。

今回は安定した蒸気が出続けていてもう止まる事はないだろう。そして本日、僕も手伝いに行ってきた。一晩中蒸気を吹き上げていたので周りの木々は見事に凍りついていた。

今日は源泉まで水のホースを引っ張る作業である。地元の若い人たちが10人ほど集まって皆で協力して作業を進める。ホースと言っても1本直径約15センチ、長さ50メートル以上ある長くて重いホースである。それを熱い温泉で柔らかくしてから伸ばしてみんなで運んで繋いでいく。それを何本も行うのである。重いホースを坂道を登って運ぶのは大変な作業だが、熱く沢山の温泉が来るのだと思うと苦にならない。

今日も寒い中濡れながら皆黙々と作業に当っていたので本日の作業は順調に進んだようである。

皆さんお疲れさまでした。腕や腰が痛いです。