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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

頼まれ事

2013年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、知り合いのケアマネージャーから僕にある事を依頼された。

内容は、入院している、体が不自由で寝たきり状態の患者さんが間もなく退院するが、自宅が特殊な造りをしていてその自宅に帰るのに力を貸して欲しいというものだった。

その自宅というのは階段を登って家の中に入るのだがその階段がとても狭くかなりの勾配。自分たちの力だけでは家に帰してあげる事ができないようであった。

知り合いは市役所の福祉課や介護タクシーなどにお願いしてみたが無理という返事だったらしく僕が山岳救助隊に入っているので困り果てて連絡してきたようだった。

しかし、僕は山でレスキューに行ったことは何度もあるが町の中で、しかも建物でなんかやったことはない。しかも、その作業中に患者さんに何かあったらとても責任取れないので安請け合いなんかとてもできない。

初めはお断りしたが他に頼る人もいないので責任はこちらで持つとま言うので、じゃあ出来る範囲でやってみようと受けた。

そこで準備したのが遭隊協から借りてきたバーティカルストレッチャー!まだ新品のピカピカを事情を話しお借りした。

助っ人は悪友とhoriさん。horiさんはレスキューのスペシャリスト。百人力である。

三人で患者さんの自宅へ赴き現場を確認したがやはり大変そうだ。

患者さんが自宅に到着し早速準備をして搬送することにした。患者さんは胃ろうをしていて背負うことができない。

バーティカルストレッチャーを伸ばし患者さんを寝かせる。horiさんは患者さんに温かい言葉を掛け安心させる。怯えているようだった。

装着完了したので3人で搬送開始。階段は狭く急だが山に比べれば何て事はない。しかもこのストレッチャーは柔らかいので狭い階段でも丸まってスムーズに搬送できた。

患者さんを寝なれたベットに問題なく寝かせることができてホッとした。

搬送成功である。強張っていた患者さんの表情も笑顔になっていた。

今回のようなことは初めてだったがとても勉強になった。

バーティカルストレッチャーの機能の高さも分かったし患者さんへの接し方もhoriさんから学んだ。

何よりも患者さんが最も安心できる自宅へ送り届けることができて僕も嬉しかった。

悪友、horiさんご協力ありがとうございました。


登山道整備その②

2013年07月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Imgp2212 段を作ります。

日曜日に引き続き昨日も登山道の整備に行ってきた。

毎年町内会で行っている行事で、焼岳の麓に住む僕たち住民で焼岳登山道の整備を行っている。

昨日は20名ほど集まってくれた。

草を刈る人、神社のペンキを塗る人、道の悪い箇所を直す人。それぞれの担当を皆一生懸命働く。山に登りながらの過酷な作業が1日続くがグチを言う人は誰もいない。これも皆焼岳の登山道を大切に思っているからだろう。

Imgp2210 鍋助横手下の横切る道にロープを張った。過去に滑落して死亡事故あり。

今年も十分な登山道の整備ができた。

皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

これとは別に登山道下部で崩壊の恐れが一部あるため登山道の付け替え作業も行っている。結構な距離があるので大変な作業がまだまだ続きますので皆さんご協力お願い致します。


健康第一。

2013年06月27日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年から胸焼けなど胃腸の不快感に悩まされていた。

4月に早川Drに診てもらったら十二指腸潰瘍でピロリ菌がいるということだった。その時に大腸カメラもしてもらってこちらは異常無し。

早速ピロリ菌の除菌と潰瘍の治療に掛かった。抗生物質や胃酸を抑える薬を合わせて1ヶ月ほど飲み、5月に再度胃カメラをして治っているかを確認。しかし、ピロリ菌は無くなっておらず、潰瘍も治っていなかった。除菌失敗である。

再度抗生物質を替えて再度除菌治療。また一ヶ月薬を飲み一昨日早川Drに胃カメラで診てもらった。最近楽になってきたなあと思っていたら潰瘍も治りピロリ菌もいなくなっていた。除菌成功だった。

ピロリ菌は胃がんの素みたいなもので保菌者は除菌が勧められていある。

胃カメラは少々辛いが不快感がある人はしっかり診てもらって異常があればしっかり治療して、治ればまた遊びや仕事に思いっきり打ち込めるという物である。

これから夏に向かい仕事も山も忙しくなってくるが健康で取り組めるのでありがたい。


また敗退

2013年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_20130618_043248 明るくなったばかりの錫杖

昨日は悪友とクリヤ谷から笠ヶ岳を目指して登った。

2時半に起床し3時発。

もちろん真っ暗で渡渉点を過ぎたくらいでようやく明るくなった。

順調に登っていくが2000mを越えガスの中に入っていくと雨が強くなって景色もないので下山する事にした。

ちょっとした体力作りでした。

Img_20130618_051320 烏帽子岩もガスに。


わさびの園

2013年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_20130531_113040 一面わさびの畑。

久しぶりにワサビを採りに山へ行ってきた。

雨が降った直後だったので沢の水は多く地面は崩れやすく少々難儀したが今年も一面ワサビ畑が広がっていた。

ココはまだ雪が残っている山奥深いところ。

誰も踏み込んだ跡も無く相変わらず美しい別天地だった。


いっぱいいっぱい

2013年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_20130521_183247 先日のことになるが山菜文化研究会なる団体の奥飛騨大会が開かれた。

行われている内容はよく分からないが、僕は地元調理師会として団体の夕食を出す手伝いをしてきた。

70~80名いるのでこの日は朝から準備。他の役員の方たちは前日から夜遅くまで仕込み。僕は消防団活動。結局この日は夜10時頃まで後片付けやらでクタクタ。

次の日からは本業が忙しく最近休む暇もなく連日バタバタである。

6月にも調理師会の大きな行事が1つあって会合もしばしば。

毎年この時期は畑を頑張ってやっているが今年はそんな余裕が全く無く手付かず状態で荒れている。

来週になれば少しは落ち着くが天気はイマイチのようで、このところの晴天が恨めしい。

残雪の山で思いっきりスキーがしたい。


焼岳

2013年05月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_20130516_103110_2  今日の秀綱神社の様子。

 焼岳の登山道の様子を見に一人と一匹でフラっと行ってきた。

今年は昨年より雪が多く残っていた。

鍋助を過ぎて少し登るともう雪はベッタリ。登山道は無くなる。

なるここで若い人が降りてきた。どこまで行ったか話をするとすぐそこで登山道が無くなり分からなくなったので引き返して来たと行っていた。僕は展望台まで行くと言うと付いて行っていいですか?と言われたのでどうぞお好きに。

Dsc_0020_3昨年の同じ時期の秀綱。

秀綱まで登ると鳥居が完全に雪に埋まっていた。

雪で真っ直ぐ歩けるのであっという間に展望台へ。

若い人も無事登れてお礼を言われた。

帰りも真っ直ぐ駆け下りたので速い。

久しぶりに歩けてストレス解消になりました。