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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

2011-10-13 22:39:28

2011年10月13日 | 日記・エッセイ・コラム
今夜は署長と山岳警備隊員の親睦会があり、僕も近いという事もあり誘って頂いたので参加してきた。

署長さんともお話しさせて頂いたが、現場に隊員を送り出す時は責任者として相当心配されているそうである。
現場に行かなくても上に立つ人はそれはそれで大変である。

また、隊員からはモラルの低い登山者の増加や、基本的な装備がされていなく、危うく遭難など虚しさを感じる事が多いと言っていた。(4人パーティーがヘッドランプが無く行動不能となり救助要請など)

話しかければキリが無いほど色んな事があるのである。
警備隊員皆、誇りと向上心を持って山岳救助に取り組んでいると感じた。
僕も少なくとも足だけは引っ張らないように精進しますので、今後も宜しくね!


温泉メンテナンス

2011年10月04日 | 日記・エッセイ・コラム

2011100409160000 蒸気を真横へ逃がして作業。

今朝から温泉の源泉のメンテナンスに行ってきた。

高温の蒸気が激しく噴出しているので作業には注意が必要だ。

焼岳の恵みのお陰で僕達は生活できている。

ここで生きていく為には大切な作業である。

しっかり仕事を覚えてやっていこう。

2011100410330000 若者頑張る!(僕も若い?)


新鮮 鮎

2011年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

2011091616310000 いつも一緒に山へ行くミットから鮎を沢山いただいた。

なんでも、投網漁で獲ったらしいが、ミットはマルチな才能を持った凄い男である。

体力は恐ろしいほどあるし、スキー、テレマーク、スノーボードはとても上手く運動神経抜群だ。

例えばこれ。

しかも実家は県内でも有数の美味いうなぎ屋、うな亭のせがれだ。奥飛騨でのお食事は絶対おすすめのうな亭。飛騨牛より美味いかも。今度写真載せます。

頂いた鮎は早速塩焼きと、一夜干しにしました。

美味しかったです。ありがとう。


運動不足解消

2011年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

P1090578_3 笠ヶ岳と綺麗な空。

最近本当に運動不足なので、体が重くなってきた。

このままだとヤバイので悪友と焼岳へ解消に行ってきた。

11時登山口発。

いつもはチョンボするが今日は全く下から歩いた。

9月とは思え無いほど暑い。

汗をかきまくりながら登るが、体の悪い物が汗と一緒に出ていくようで気持ちいい。

P1090583 上高地も好く見える。

峠に出ると、黒豆の木に生っているブルーベリーが最盛だった。

酸っぱいが美味しい。大好きです。

少しだけ頂きました。

さらに峠付近のコケモモも赤い実をタワワに付けて見事。疲れた脳が目覚めていく感じ。やっぱり山はいい。

順調に頂上も踏んで下山。

焼岳は自宅から近く、トレーニングには最高の山です。僕にとって本当にありがたい山です。景色もいいし、独特の雰囲気も大好き。もう百回以上登っている、大事な山です。

2011090213060000 今日の足は、スポルティバボルダーX。

焼岳や、西穂の稜線歩きはコレで充分。軽くて快適でした。


今日と言う日。

2011年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム

P1090457 山や青空は今日も美しかった。

9.11.

同時多発テロから10年。

東日本大震災から半年。

県防災ヘリ墜落から2年。

昨年の今日は9ヶ月ぶりに発見された遭難者の収容にヘリで行った。

衝撃的な事が重なっているこの日。いろいろ考えさせられるこの日。

今年は穏やかな日でよかった。


久しぶりの呑み会

2011年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は、山岳警備隊から突然のお誘いを受け、夏山警備のお疲れさん会に行ってきた。

この夏は前半は静だったが後半、いくつも重なって遭難事故が起こってしまった。

しかも天気が悪い日が何日も続きヘリコプターが飛べず、収束までにかなり時間がかかったこともあった。

滝谷で発生した事故へ行った隊員から話を聞いたが、現場はかなり険しい場所でビバークをしながらの救助活動はかなり大変だったようだ。警備隊員達の、必ず助けるという高いモチベーションでちゃんとレスキューできたことに頭の下がる思いだ。

また、レスキューで現場に駆けつけた隊員にレスキューに掛かる、お金の事ばかり気にして助けなくてもいい、と言う遭難者が居たり、命を助けられた隊員に対し後々クレームなど言ってきたり、こちらも命懸けで現場に行っているの報われないと嘆いていた隊員もいた。

しかし、山岳遭難が無くなるわけでもなく山で事故が起これば誰かが助けに行かなければならない。山岳会などなら仲間が駆けつけてくれるかもしれないが、そんな登山者ばかりではない。

現在は山岳警備隊が主となってレスキューを行っている。僕たち民間の救助隊はそれを少しでもフォロー、お手伝いができればいい。

昨夜は沢山話をして飲み過ぎた。