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山羊蔵

興味があること、見たモノとかを納めておく蔵

「四国八十八カ所祈りの仏たち~本尊写真・精密画展示会~」に行く

2007-06-03 13:00:00 | アート・文化
愛媛県美術館の南館で行われている四国八十八カ所のご本尊様の写真・精密画の展示会を見に行ってきました。


昨日の新聞でたまたま見つけた記事に書かれてたんですが、四国八十八カ所のご本尊様はほとんど非公開だったり、秘仏だったり、でお遍路さんがお参りに行っても普通は見せてもらえないようです。


そんな普段は見れないご本尊様の写真を櫻井恵武(めぐむ)さんという写真家の方が各お寺さんを説得した上で撮影し、その写真を元に高橋アキラさんという画家の方が精密画を書かれており、一つのお寺毎に写真・精密画が飾られているという展示会でした。
精密画の方はおそらく全てのご本尊様が展示されているのですが、11カ所のお寺さんでは写真であっても公開はしないで欲しいということになっているようで、別の写真が飾られていたようです。


同じ仏さんをモチーフにしていてもそれぞれのお寺さんで違っていたり、異なる仏さんをモチーフにしていても作られた仏師が一緒なのかなんだか似ているのがあったりと色々な表情・姿の仏さんが見れて大変良い展示会でした。
愛媛県美術館では明日までですが、香川県歴史博物館で9月頃にまたやるそうなので、気になる方は行ってみてはいかがでしょうか?


ちなみに写真家の方の名前でアマゾると何冊か本を出されているようですね。
展示会で飾っていた写真がいくつか見れるのかなと思い、↓の本を(値段も手頃ですし、)私は注文してみました。


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日本の表現力を観に行く

2007-02-03 16:30:00 | アート・文化
ものづくり展を見に行った後、先日まだオープンしていなかったので、外から建物だけ撮影した国立新美術館日本の表現力という展示会を観に行って来ました。


まず、驚いたのですが建物自体にはいるのに入場料いらないんですね。
展示会場毎に料金を取るって感じのようです。
で、今回私が見に行った日本の表現力は入場料がいりませんでした。
あそこまでやっててお金取らなくて良いのか?!


美術館の入り口にはいると、16:30からランドウォーカーのデモがあると書かれています。
こ、これは観に行かねば!と早足で向かいました。
ランドウォーカーが置いてある建物の裏はすでにまぁまぁの人が集まっています。


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動き出す手前、もうすぐ完成しそうな東京ミッドタウンを破壊する気満々って感じの写真(w


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動き出すとやはり東京ミッドタウン方面へ…。
この後、残念ながら東京ミッドタウンはやられてしまいました(嘘)
ぐるぐる歩き回ったり、ゴムボールの弾を発射したりと一通りの動きを見せてくれました。
#GoogleVideoとかYouTubeに上げようとしたんですが、うまくいきませんでした。うまくいかない理由がわかればまたUpしてみます。


さて、それでは表の方へ向かいましょうかね。


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夕方だったので、良い感じですね。


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グニャグニャとうねってる壁面を下から眺めるとこんな感じ。


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中も変わったデザインですね。
この逆円錐の上のところはレストランのようです。


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1階から上の方を眺めてみたところ。


このすぐ横のエスカレータから2階へ上がり、展示物を観て回りました。
ここは撮影不可だったので、写真とかはないのですが、これはタダで見せるのはもったいない。
かなり私的には面白かったんですけど。
色々と面白い展示物はあったんですが、私的に面白かったのはベンチと森が用意された盤上で、人間のキャラが投影された駒を動かしてベンチや森に近づけるとそのベンチや森の駒に投影されていたキャラが動いていってコミュニケーションをとる映像が流れるというものです。
うーん、自分で書いててもよくわからないですね…。
あと、1日開催期間残ってるので行ってみてください!
#って乱暴すぎですね(w

他にも凝った展示物が色々あり、楽しめました。

展示会場を出た後、となりの会場では国立新美術館を設計した黒川紀章さんの展示会をやっていました。
なんとこちらもタダ!
成り立つんでしょうか、国立新美術館。人ごとながら心配になりました。
せっかくなので入ってみると、ビックリ。
私、この方の建築物結構行ってました…。
私の郷土の建物だと、新居浜にある愛媛県総合科学博物館もこの方の建築だったり。
あと、私が好きなヴィノクロフが所属しているアスタナ(カザフスタンの首都)の都市計画コンペに当選してたり、すげえな。


一通り展示は見終えたので、さらに建物内を探検。


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3階から入り口を見下ろしてみた。


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3階の展示会場付近の壁面。


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1階の入り口付近には、国立新美術館が建つ前にあった旧歩兵第三連隊兵舎の模型がありました。
こちらの一部は外に残ってるそうです。


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夕日が沈む直前。
我ながら結構良い写真じゃないですか?


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先ほど模型を見た旧歩兵第三連隊兵舎の一部です。
ちょっと暗すぎてわかりづらいですね。
また明るい時にでも撮影に行きましょうかね。


前半の国立科学博物館といい、後半の国立新美術館といい、やはりこちらではこの手のインフラが充実してて、良い刺激になります。
やはり時々こういうのを見るのも必要ですね。


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ものづくり展へ行く

2007-02-03 14:00:00 | アート・文化
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こちらの記事を読んで気になっていた、国立科学博物館で行われているものづくり展に行ってきました。

国立科学博物館には以前にもこちらので行ったことがあるので、特に迷わず入り口までたどり着いたんですが、もの凄い人が並んでます…。
ヤバいなぁ…、並ぶのやだなぁ…と思ってたら、どうも違う列のようです。
誘導してる係員の人に聞いてみると、こちらに入るための列だったみたいです。
私は常設展示を見るだけの料金でOKやったので、500円を払って館内に入りました。


まだ、行かれる方も多いと思うので言うときますが、ものづくり展をどこでやってるのかがとてもわかりづらいです。
私もどこへ行けばいいのかよくわからなかったので案内所で聞いたところ、係員の人に
「ものすごくわかりづらいんですけど…」
という枕詞を付けて説明してもらいました。
係員の人も認識してるのね…。
↑の写真の展示会場はミイラとエジプト展の近くでやってるんですけど、そっちに行こうとしたら係員さんに怒られたんだよなぁ…。
展示会場は5カ所あって、建物的には2つの建物を行き来するようになります。
わかりづらいと思うので係員の人に聞きましょう(w

さて、展示物ですが日本のものづくりの歴史、過去日本で作られたもの、最先端の日本で作られたもの、と様々なものが展示されていました。


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唐招提寺の戸栱を再現したもの。
たぶん、釘とか使わず組んでますね。


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気の表面を滑らかにする槍かんな。
横にこのかんなをかけた木材が置いてあったんですが、つるつるでした。


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世界最大の魔境


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魔境に光を当てて反射したところ。


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新幹線に使われている車輪。


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鋳物で作られた楽器。


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鏡面磨きが施されたR1


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近くに寄ってみた。


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さて、これは何でしょう?


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木村鋳造所という会社が作った鋳物で作られた地球儀の元になる発泡スチロールなのでした。
↑の発泡スチロールの周りを砂で固めて暖めた金属を流し込むとこちらのような形ができあがるというような説明が書かれてました(フルモールド鋳造というのが、その技術なんですかね?)。

いやぁ、楽しかったです。
この後、常設展の方もじっくり見たかったんですが、もう一つ行くところがあったので、今回はものづくり展の会場に隣接してたところだけちょっと見て帰りました。
恐竜のデカい化石とかもあるようやったんですがね…残念です。
ちょこっと見たモノの一部を紹介しときます。


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まずはながせさん喜びそうなCR-V。


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べらぼうにデカい昔のコンピュータ(電子計算機?)。


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零戦
こちらはミュージアムショップに海洋堂監修の科博所蔵品再現モデルという商品があったので、もちろん買って帰りました。
#また相方に怒られる…。

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仏像展に行く

2006-11-11 17:07:48 | アート・文化
今週末は特に予定がないので、近くで建設中の東京ミッドタウンとか、六本木ヒルズとか、ちょっと離れてますが表参道ヒルズとか、東京タワーとかでかい建築物を歩いて見て回って写真でも撮ろうかなぁ…とぼんやり思ってたんですが、天気予報を見ると土曜の昼から雨の予報が出てました。

仕方ないので、家でのんびり過ごすかなぁ…と思ってたんですが、いつも見てるメルマガにこんなイベントの紹介がされてました。
これなら雨多少降ってても行けるし良いねぇと思い、今日早速行ってきました。

20061111_01

場所は東京国立博物館の平成館、雨なのにまあまあの人がいました。(晴れてたらもっと多いんでしょうな)


今回の仏像は一木彫といって一本の木から造り上げるものがテーマのようでした。
入ると唐から持ち帰られたり、国内で作られた十一面観音菩薩像が7体も出迎えてくれます。(他の仏像もあります)
ほとんど十一面観音菩薩ばかりなので、気になってwikipediaで検索してみたところ、玄奘さんが訳した十一面神咒心経しんじゅしんぎょうが流行ったところから来てるんですね、東大寺のお水取りなんかもこの十一面観音菩薩に懺悔する行事が由来とのこと。


次のコーナーは奈良から平安時代に作られた仏像が展示されてました。
ここにあるのは結構大きくて迫力のあるものが多かった気がします。
その中でも滋賀の向源寺にある十一面観音菩薩像が展示のされ方もあるとは思いますが、印象深かったです。


次のコーナーは平安後期から鎌倉前期にかけて出てきた表面にノミを入れた跡が残る鉈彫なたぼりと言われる仏像が展示されてました。
確かに今までの仏像は表面が綺麗に仕上げられてたんですが、ここにあった仏像は最後の表面の仕上げをする前に止めた感じです。
ただ手を抜いてるという感じではなく、仕上げをしないことで今までの仏像とは違った表情や雰囲気が感じられました。
ここのコーナーで興味深かった仏像は京都の西往寺にある宝誌和尚立像(下の方に写真があります)です。
和尚の故事を表現したものだったのですが、不気味な中にも荘厳さがありました。


そして最後のコーナーは円空えんくう木喰もくじきの仏像です。
二人とも修験者・行者として全国を回り、各地に自分が彫った仏像を残しているそうです。
円空は昔読んだ漫画で紹介されてたこともあり少し知ってたんですが、木喰については今回初めて知りました。
今までのコーナーで展示されていた仏像は荘厳かつ美麗で、立派なお寺とかにありそうなものがほとんどでしたが、円空と木喰の仏像は庶民向けという感じで、見ていてほほえましい親しみの湧く仏像でした。
素材である木の自然な形や模様を生かしているのが特徴で、円空は自然な形をかなり残した雄々しい感じ、木喰は丸みを持った柔らかい感じの仏像が多いですね。
木喰も良い感じなんですが、私は円空の方が欲しいと思いました。
なんかぱっと見た感じはごつごつとしてる感じなんですけど、表情をよく見るとやさしさが出てくるというか、なんか深い感じがするんですよね。
そういやビックリしたんですが、木喰の仏像が愛媛県の光明寺にあるそうです。
…あれ?今見たらこちらは安藤忠雄建築のお寺じゃないですか、一度見に行ってみたいと思ってたので出張から帰ったときに行ってみよう。

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四大浮世絵師展へ行く

2006-08-19 12:00:00 | アート・文化
見た目の怖さとは裏腹に結構美術とかが好きな山羊象です。

今、愛媛県美術館で行われている四大浮世絵師展」へ行ってきました。
神戸市在住の中右 瑛(なかう えい)さんという方のコレクションの中から170点もの作品が展示されるということです。

東洲斎写楽喜多川歌麿葛飾北斎歌川広重とあんまり美術とか興味がなくても、名前は聞いたことがありそうな方々の作品がたくさん展示されており、いい目の保養になりました。

入り口のところに書いてたんですが、4点か5点くらいの作品が前期(8/11~9/4)後期(9/6~9/18)で入れ替わるようです。
すべての作品を楽しみたい方は、早めに行くことをオススメします。
私はもう一度行こうと思ってます。

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