JUNKO THE WORLD

天使と幼妻の甘さを兼ねそなえた歌声を持つ歌姫 八神純子を綴ります

失礼な人・・・ジョンとの出会い

2006-10-19 23:30:40 | 映像
今日は、あの曲あの人の続きをいきます。

今回は、旦那様との出会いについて書いたのですが、もう、失礼の連発でしたね。今でも、相当はらわた煮えくりかえってる状態じゃあないのかな?
出会いの当時、純子さんの廻りを囲む人たちでこんな事を言う人はいなかったからこそ、旦那様に心惹かれた事なんでしょう。
まあ、よくあることです。
うちも、そういうことをしましたから(笑)

では、雑談はやめて本題に行きましょう。

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(第6回)

由紀:あの~ご両親さんは、でもすごく音楽そんなにお歌が好きで小さい頃からお歌いになっているのを見てるのに、こういう風な道に進むことについては、猛反対されたんでしょ。
純子:やあ~いつ辞めるの?いつ辞めるの?ばっかりでしたからね。
由紀:みずいろの雨がこんなにヒットしてても、やっぱり辞めて欲しかったんですか?
純子:みずいろの雨が、その頃ベストテンものの番組があってそれに出てるときに、じゃあ、そろそろお見合いをしようかみたいな話をされたことがあったし、で、困ったな~って思ったんですけど。
やっぱり子供ってやりたいことやっちゃいますから、止めてもやっちゃいますよね。
ですから、今その時の気持ちを忘れないで自分の子供にね。
やりたいことやってしまうんだろうなっていう理解をね持つようにしてるんですけど。
由紀:実際にその時に自分が思い描いていたような音楽生活ができていらしたのかしら?それとも、外国でレコーディングの経験があって、日本っていうフィールドから、もっとワーッと一気に拡がった時期があって、ご主人様はプロデューサーでらしたり、アレンジメントなさったりする方でらっしゃると思うんだけどね。そういう出会いに、そのあたりから発展して行くわけですか?
純子:そうですね~。ちょうど23歳、パープルタウンを歌ってる頃からかな、なんか自分の歌唱ってものをもっと掘り下げようって考え初めて.
で~外国でレコーディングして、それがアメリカで発売されったって事があったんですけど、そのアメリカのレコーディングの時、もちろん日本語でやらない、全部英語だって事もあったんですけど、なんか、それが例え日本語だとしても声の表現力の無さに気づかされてしまったレコーディングだったんですね。

で、これは例えば向こうの女優さんの話を聞いたんですけども、演技をするのにね、石になれって言われて、ただ単に石になってこういう風に座ってるだけじゃあなくて、石になったのを声で表現しろ、顔で表現しろ、体で表現しろっていわれると困りますよね。
もちろんでも、シンガーもそれができるぐらいの表現力を持っていないといけないのは当たり前だなって向こうで気がついて、まだまだ勉強足りないなって思ったんですけど日本でなんかそれを勉強するのが、もう無理じゃあないかな~と思いだしはじめたのが、23歳頃、で、アメリカでレコーディングをして。
ええ、それから出てもちろん売れなくて、で~ちょうどその頃かな、うちの旦那さんに会ったんですね。25歳の時だったと思うんですけど。

彼にあって、彼も音楽やってる人でしたから、ちょっとアメリカで実はこんなレコードが出たって、それをかけたら「ふーん。もうこれは忘れた方がいいよ」って一言いわれたんですけどね。
忘れた方がいいよって言われたときにホッとしたんですよ。
ああ、これは済んだことだって、やっぱり日本では、アメリカで八神純子レコード出したぞ、さあ、どうなるかってみたいに言われるとプレッシャーってあったんですよ。

忘れた方がいいよって言われて、ああっ忘れよう~ってもうそれはそれでよかった事っていう事で、次の第一歩どうやって踏み出そうって、こそからはじまった。
で、あたしはね~、あくまでメロディ人間で、とにかくあるメロディーを正しく、正しい音程で、音程が外れちゃあならないわけですね。私の歌に関しては、音程を外しちゃあいけないってのがすごくあったんですけど。
それは、バーブラ・ストライザンドっていうシンガーを聴いて、で、ある種彼女にズーッと憧れを持って歌っていたことがあったんだけど、だけど、ジョンはリズム人間なんですね。ですから、音程が少々はずれようがタイミングが合えば、それはもっと大事なものなんだから、特にそういう時代だからって彼は私にとくと言って、『だいたい純子ね声を伸ばせばいいってもんじゃあないんだよ』って言われた。



なんて失礼な奴だ。失礼な事一杯言うんですよ。すごい失礼なこといっぱい言うんですよ。なんで結婚したんでしょうね。
いつか、失礼じゃないこといっぱい言ってくれるのかなって思いながら、そういうのも治っていくのかなって思うんですけど、いまだに失礼なこといっぱい言うんですけどね。でも、失礼なこといっぱい言ってくれる人に対して、安心感を憶えるっていうかなんか。
いいこといっぱい言ってくれる人、まわりにいたんですけど、失礼なこといってくれる人、廻りにいなくて。
で、それがある種当たっているなって思ったんで、音楽の上で信頼関係がそこでやっとこの人のことだったらあたしの夢が叶うかもしれない。あたしがやりたい音楽できるかもしれない。って思ったんで、一緒に音楽作り始めて彼のレコーディングをイギリスでやって、それのバッキング・ボーカルをさせてもらったりとか、そういうのがすごく勉強になったんですよ。


           (続く)

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