yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

中原中也「寒い夜の自我像」

2008年01月06日 | アートイラスト

Photo    「きらびやかでもないけれど
    この一本の手綱をはなさず
    この陰暗の地域を過ぎる!
    その志明らかなれば
    冬の夜を我は嘆かず
    人々の焦燥のみの愁しみや
    憧れに引廻される女等の鼻唄を
    我が些細なる罰と感じ
    そが、わが皮膚を刺すにまかす。
    よろめくままに静もりを保ち、
    いささかは儀文めいた心地をもって
    われはわが怠惰を諫める
    寒月の下を往きながら。

    陽気で、坦々として、而も己を売らないことをと、
    わが魂の願ふことであった!」

これは、中也の詩集「山羊の歌」に収録されてる

「寒い夜の自我像」の全文なんだけど、

どうですか!

中也が、「こんな風に生きていきたい」っていう決意を歌った詩なんだけど。

なかなか、いいですよねえ・・・。

その決意の表れをイラストにしてみたんだけど

なんか、すごくいい感じになった!

いや~、気持ちがいいっ!

中也と一体になった感じがする。

これから、曲はしばらく置いといて

詩の世界を絵に描いてみようかな。

まあ、どこまで続くかわからんが・・・。

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コメント (2)
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