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この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

2025年5月 隠岐旅行に出かける(第1日目)- 伊丹から隠岐空港にひとっ飛び、本島で神社巡りの後、夕刻「ローソク岩」を訪れる

2025-06-12 10:51:02 | 国内旅行

  【 2025年5月18日~20日 】
     【 第1日目 】 伊丹空港から隠岐空港へ
      ゆっくり目の出発で、朝9:38のバスで出発-北大路駅-(地下鉄)-京都駅(八条口)-10:50発の空港バス-11:35 伊丹空港着
      - 12:00 昼食時に事件発覚-14:00 伊丹離陸 - 15:00隠岐空港着 ー 15:20玉若酢神社・八百杉・億岐家見学 - 水若酢神社・
      隠岐郷土資料館- 17:10福浦港へ-17:45ローソク岩遊覧船出航 ー(ローソク岩周辺遊覧) ― 18:55帰港 ― 19:30
      ホテル着-19:45 夕食 -風呂 - 23:30就寝



             

【 5月18日 第1日目 】

  今回の旅行は出発が遅めだったので、朝は少し楽だった。いつも通りの起床でいつも通りの朝食を摂り、9時半に家を出る。


                           
                               【 空港バスで八条口を出発 】

 地下鉄で京都駅八条口に出て、そこから空港バスで伊丹空港に向かい、予定通り11時半過ぎに到着する。搭乗する隠岐行きの飛行機は午後2時だから充分に時間はある。1時間のフライト中には食事は提供されない。
 それなら昼食を取っておこうと、旅行バッグを預けた後レストラン街を歩き回るが、どこも昼食時で満席で入れない。やっと待ち列の少ない軽食スタンドを見つけ「やれやれ」と腰掛ける。

 サンドイッチを注文した後、ふと見ると背負っているはずの連れ合いの背中のデイバッグが見当たらない。
「バックはどうしたの?」と尋ねると、ハッとした顔をして「トイレに忘れたかしら?」という。足元にも無いから「そうに違いない。」と思い、直ぐに行ったであろうトイレに急行させるが、暫くして『ない!』という。行ったトイレを間違えたのかと思い、自分も再度同行して探すが、やっぱりない。

                
                       【 昼食のはずのサンドイッチ 】

 それからが《すったもんだの》の時間との闘いだった。警備員を捕まえ、忘れ物の管理事務所を訪れ、さらに空港内の警察で「落とし物の届け出がないか」を確認しまわる間に時間はどんどん過ぎていく。2~3度席を立ち、離れている間にカウンターに置かれた注文のサンドイッチには手を触れる余裕さえなかった。時計を見ると12時半を回っている。12時50分までには保安検査場を通過し、搭乗口に行っているように指示されていた時刻まで20分もない。
 どこかに置き忘れたデイバッグの中には《財布や携帯、防寒用の上着と、化粧品・服用薬など》が入れてあるという。今更、旅行を中止することはできない。それら無しで出発する決断をし、再度訪れた空港内警察では3日後に旅行から戻った時に再確認したい旨を告げて、搭乗口に急ぐ。昼食はお金を支払っただけで、連れ合いの分は手つかずのままにして立ち去る。

 自分らを乗せた日本航空便は定刻を少し遅れて、隠岐の島を目指し離陸した。

      【伊丹を出発してわずか45分で隠岐の島の上空に】
                                    

 天候は、2~3日前の《雨模様》という予報をくつがえして青空さえ見えている。

 水平飛行に入ったと思ったら、直ぐに《隠岐空港への着陸態勢に入った》との機内アナウンス。ほどなく無事「隠岐ジオパーク空港」に着陸。空港は島の南端に近い小高い丘の上にあった。

                           
                                   【 隠岐の島・世界ジオパーク空港 】

 今回の旅行で、行先を「佐渡ヶ島」にしようか「隠岐」にしようか迷ったが、《佐渡の方》は朝早く出発し、電車・バス・船を乗り継いでようやく晩に宿に到着するのに比べて、《隠岐》は昼過ぎに伊丹を出で、その日に観光もして宿に入れるアクセスの良さがあった。この違いは何にあるだろうかと思っていたら、ガイドの説明があった。
 「隠岐には平らな溶岩台地が海の近くに会って空港ができた」が佐渡には「空港を作る平らな土地がなかった。平地は有っても山に挟まれた谷間では着陸はできない」と。なるほど、佐渡には空港は無かったのかと合点がいく。
 初めての土地に行くと、新しい知見も得られる。「島後」(どうご)、「島前」(どうぜん)という地域の読み方もさることながら、それぞれの島々が火山で出来た島であることなど考えてもみなかった。特に、島前の方は《3つの島が1つの火山の外輪山と中央火口丘(焼火山)から構成されている》なんて、言われてみて初めて気が付いたものだ。
 (ちなみに「島後」は地域名、「隠岐の島」は町名で、この島は日本で唯一《島の名前のない》有人島ということだ。下の地図には《道後島》となっているが、地元では違うという。

             
                  【 島後と島前  同じ規模の2つの火山の島 】

 そんな説明を受けながらバスは15分ほど走った所で、最初の目的地「玉若酢神社」に到着。

       

 まずは神社の横の、重要文化財の『駅鈴』のある「億岐家住宅」を訪ねる。

                  

            
                                【 駅鈴 】

 『駅鈴』なるものの存在とその役割を知ることと、その実物を見るのは初めてだった。箱根の山越えで有名な《駅伝》なる競技の言葉の由来がここにあったとは! 律令国家のなしたること恐るべし。
 
 外に出ると、庭先に咲くアヤメ(orカキツバタ?)の色がえらく新鮮に映った。

                              
                                       【 アヤメかカキツバタか? 花の色が鮮やか 】

 億岐家を後にして、玉若酢神社の門をくぐる。門の脇に支柱に支えられた『八百杉』の大きさに圧倒される。

                
                                         【 玉若酢神社・八百杉 】

 ガイドが『隠岐の神社は「隠岐づくり」といって、他には無い独特の様式を持っている」と説明してくれるが、その方にあまり関心ないので聞き流してしまい、頭に入らない。

       


 今回の旅行は、特に目的があって「隠岐」を選んだわけではなかった。今まで行ったことのない所で、ちょっと人里離れた自然豊かな都会っぽくない場所に行ってみたいだけだった。だからさっき書いたように「佐渡」か「隠岐」、あるいは「八丈島」「式根島」あたりにしようと考えたが、アクセスの良さから「隠岐」にしたわけで、予備知識もなく《予習》もしなかった。
 来てみたら隠岐にはやたら神社が多いことを知った。それに比べ、寺院というものを見ない。今回の観光目的地もほとんどが「神社」と「杉の大木」と「美しい海岸風景」である。

 今日の観光のハイライトは島の南西部の海岸にある「ローソク岩」である。「ローソクのてっぺん」にちょうど太陽がかかる時が狙いの時刻である。それまでには時間があるから、もう一カ所、神社を回ることになる。

 バスは島の南から15分ほど走り、中央部にある『水若酢神社』に到着する。

                        

 鳥居をくぐり境内に入ると土俵のやぐらが目に入る。「神社」に「土俵」、どんな関係があるのかと思うが深く考えない。そういえば、翌日に行った神社にも土俵があった。

              
                              【 土俵 】                  【 映画『渾身』のロケ地とある 】

 敷地の外を見渡すと、近くに標高は高くないが急峻な山がそびえている。自分としてはそちらの方が気になる。

                      
                            【 急峻な山 】

 『水若酢神社』も例によって、《隠岐造り》の拝殿と本殿を持つという。なるほど本殿の屋根を見ると独特の形をしている。

       
                                  【 水若酢神社     《拝殿》 と 後方の《本殿》  】   

                               

               
                   【 隠岐郷土館 】                     【 隠岐郷土館資料室 】

 周囲にある施設を外から見たら程よい時間になり、「ローソク岩遊覧船」ノ港に向かう。

 遊覧船は、「釣り船」と兼用の様な作りだ。程良い時刻を選んで出航する。

           
                       【 福浦港からローソク岩へ 】

 ローソク岩までの海岸には奇岩が並ぶ。あとは景色をご覧あれ。

                
                    【 ローソク岩へ 】                 【 観光船は漁船の転用 】

                               
                                    【 夕陽も程よい高さに沈んできた 】


             
                                         【 絶景ポイントへの順番待ち 】

 
                     
                                              【 ローソク岩 】
 
                             
                                 【 ローソク岩近くの洞穴   中に菩薩像? 】

 丁寧な船さばきで絶景ポイントに船を浮かべ、撮影チャンスを充分とった後で、帰りは波しぶきをあげて猛スピードで港に戻る。

 ホテルの到着は、夕食時刻をとっくに超えた午後7時半過ぎ。風呂は後回しにして、新鮮な料理に舌鼓を打つ。

                      


              
                      【 海の幸に酒もすすむ 】

                            
                                    【 西郷港近くの、ホテルの窓から 夜景 】


     【 第1日目 終了 】



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