だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

集い

2007年04月12日 | 紀州釣り珍道中


2007.4.8


ウーイェ~イ!


季節性の絶不調&娘共々のインフルエンザからも復活し
HGへと繰り出した。
いくら体調不良とは言え、海を感じていたいから
ふにゃ様の釣りには同行していたが、サオは出さず。
彼是①ヶ月余りも紀州釣りせずにいたが、数日前から
ムラムラと紀州釣り病が沸き起こり、脳みその⑨割を
占領し出していた。
この病が発症すると、料理をしていても全て刺し餌に
見えてきて考え込み出すのでやっかいだ。

そんな訳でこの日は何がなんでも自分も釣りしてやろぅと
意気揚揚と和歌山へ繰り出したのである。

会のみんなが集まっているとの事で、ウキウキしていたが
スタートダッシュでズッこけて、好ポイントには入れず。
挙句、現地に到着して後もワタシの風邪っけは芳しくなく、
先発のふにゃサマを車内で待ちわびる間も
「嗚呼!今日も諦めなければならないのか・・・」
と自分の不甲斐なさに歯噛みしつつ娘と過ごす。
駐車場のおばチャンとも正式に顔を合わすのは今年初。
いつも良くして貰っていて、今日も娘はハッサクを貰って
大喜びだ。
ピアーランドもそぅだが、ココのおばチャンも大好きだ。
何より娘を可愛がって下さるし、ワタシが釣果を上げると
万歳三唱で送り出してくれるのである。

さて、デッカいハッサクを一人で全部食べてしまった娘に
唖然としている内に交替の時間がやってきた。

バッカンを肩から提げ、恐る恐るテトラを渡る。
案の定 途中でバランスを崩し海の藻屑となりかけたが、
見知らぬジェントルマンがバッカンを受け取って下さった。
ありがとぅ゜・*:.。. .。.:*・゜

既にズラリと皆が並ぶ高の上に登り、準備開始。
針を付けようとすると、指先が震えているではないか。
「体調悪いんやゎ・・・やっぱりヤメとこっかな・・・」
と思ったが、冷静に考えると、気合を入れて腕まくりした
防寒の袖で腕の血管が止まっていただけであった。

イソイソと腕まくりを改め、サオを持ってダンゴを投げる。


うひぃ~ 


カ・イ・カ・ン ●~ヾ(゜ー^*)



がしかし、状況的にはあまりよくない。
ワタシの入ったポイントは底に何かあるのか、刺し餌が動くと
底を掻いてウキがヒコヒコするのでチョイトうっとぉしい。
けれどもやっぱりダンゴを投げる快感はなにものにも
変えがたい。
近頃のワタシは棚を合わせる時、『這わせ→トントン』へと
持っていくようになっている。
自他共に認める〝底切り病〟のせいか、コッチの方が
棚取りし易いのである。
けれども所詮腕の立たない紀州釣り師であるが故、

①テンポも②テンポも対応が遅いっ!

一日一人で釣りさせて貰っている時や、スピリチュアル的に
不気味に好調な時(ほとんどないが)以外は、
持ち時間が気になってしまい、更に対応が後手に回る。

まぁ ええわ・・・
楽しいし・・・

と思いっていたら、紀州釣りの神様・K氏登場
なにげに横に来て、なにげに教えてくれる。
たまにしかお会いできない人であるが、
このアドバイスがとーっても為になるのだ。
しばらくお話した後、用事があるので帰られた。

ワタシの釣りの方はというと、ボラアタリの連発。
割れてスグや、割れてしばらくしてからの大きなアタリは
ボラリアンの襲撃だ。
一度ボラを掛けてしまったが、途中で外れて ホッ。
ふとボラ攻撃がやんだナ・・・と思っていたら、
割れ後少し流したらフワーリと前アタリが始まり
モジモジ君に移る。
K氏にも先程教わった通りに、「おかしいな」と
思うウキの動きはドンドン合わせて行く。

〝キレいなアタリ(確実なアタリ)〟だけ取りたい。
こんなワタシでもそんな風に夢見たりするが、
ソレはもっと実力をつけてからの話に思う。
今の自分はまだまだ試行錯誤・暗中模索して
引き出しを作っていかなければならない段階だ。
引き出しを作る為には、例えば自分の意に反する事
だって何だって試さなければ正解なんてわからない。
世間一般で言う〝間違い〟や〝不正解〟すらも
自分の引き出しに入れてやろぅと企んでいる。

前アタリ後のピコ・モジの間合いを考え考え合わせたり
刺し餌の残る様回収したり色々やっていると、
モジモジ中の一瞬の静止でアワセた時に一度乗った。
半信半疑でサオをおっ立ててみると、みんなが
「本命やな」と言ってくれた。
嬉し満チクでやりとりしたのに、手前まで寄せた所で
ハズれてしまった。
たぶんボラやったんやろぅ
そぅゆぅ事にしといて下さい。

結果としてはこの日はボーズ。

でもみんなと釣りしてると、やっぱり楽しい。
みんな優しいもん。

夕方再び戻ってきたK氏に質問攻撃。
隣に座って同じ海で同じウキを見てくれている。
そんな時は当たり前過ぎて恥ずかしいけれど
巧い人の意見も聞いてみたかった的な質問も
バンバンさせてもらう。
親切に、時に厳しく教えて下さりありがたい。
嗚呼 うれしいなぁ
と思いながら喋っていたら

「ほんま好きやなぁ。

おまん、病気やろ」


と言われた。

うん。そぅやと思う。
あなた程ではないけれど。
でもいつの日にか近づきたいのよ。


やっぱり紀州釣りは最高だ。
そしてワタシに紀州釣りの素晴しさを教えてくれた
この人たちは、もっと最高だ。

こうして楽しい一日が終わった。