2007.4.8
ウーイェ~イ!
季節性の絶不調&娘共々のインフルエンザからも復活し
HGへと繰り出した。
いくら体調不良とは言え、海を感じていたいから
ふにゃ様の釣りには同行していたが、サオは出さず。
彼是①ヶ月余りも紀州釣りせずにいたが、数日前から
ムラムラと紀州釣り病が沸き起こり、脳みその⑨割を
占領し出していた。
この病が発症すると、料理をしていても全て刺し餌に
見えてきて考え込み出すのでやっかいだ。
そんな訳でこの日は何がなんでも自分も釣りしてやろぅと
意気揚揚と和歌山へ繰り出したのである。
会のみんなが集まっているとの事で、ウキウキしていたが
スタートダッシュでズッこけて、好ポイントには入れず。
挙句、現地に到着して後もワタシの風邪っけは芳しくなく、
先発のふにゃサマを車内で待ちわびる間も
「嗚呼!今日も諦めなければならないのか・・・」
と自分の不甲斐なさに歯噛みしつつ娘と過ごす。
駐車場のおばチャンとも正式に顔を合わすのは今年初。
いつも良くして貰っていて、今日も娘はハッサクを貰って
大喜びだ。
ピアーランドもそぅだが、ココのおばチャンも大好きだ。
何より娘を可愛がって下さるし、ワタシが釣果を上げると
万歳三唱で送り出してくれるのである。
さて、デッカいハッサクを一人で全部食べてしまった娘に
唖然としている内に交替の時間がやってきた。
バッカンを肩から提げ、恐る恐るテトラを渡る。
案の定 途中でバランスを崩し海の藻屑となりかけたが、
見知らぬジェントルマンがバッカンを受け取って下さった。
ありがとぅ゜・*:.。. .。.:*・゜
既にズラリと皆が並ぶ高の上に登り、準備開始。
針を付けようとすると、指先が震えているではないか。
「体調悪いんやゎ・・・やっぱりヤメとこっかな・・・」
と思ったが、冷静に考えると、気合を入れて腕まくりした
防寒の袖で腕の血管が止まっていただけであった。
イソイソと腕まくりを改め、サオを持ってダンゴを投げる。
うひぃ~
カ・イ・カ・ン ●~ヾ(゜ー^*)
がしかし、状況的にはあまりよくない。
ワタシの入ったポイントは底に何かあるのか、刺し餌が動くと
底を掻いてウキがヒコヒコするのでチョイトうっとぉしい。
けれどもやっぱりダンゴを投げる快感はなにものにも
変えがたい。
近頃のワタシは棚を合わせる時、『這わせ→トントン』へと
持っていくようになっている。
自他共に認める〝底切り病〟のせいか、コッチの方が
棚取りし易いのである。
けれども所詮腕の立たない紀州釣り師であるが故、
①テンポも②テンポも対応が遅いっ!
一日一人で釣りさせて貰っている時や、スピリチュアル的に
不気味に好調な時(ほとんどないが)以外は、
持ち時間が気になってしまい、更に対応が後手に回る。
まぁ ええわ・・・
楽しいし・・・
と思いっていたら、紀州釣りの神様・K氏登場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
なにげに横に来て、なにげに教えてくれる。
たまにしかお会いできない人であるが、
このアドバイスがとーっても為になるのだ。
しばらくお話した後、用事があるので帰られた。
ワタシの釣りの方はというと、ボラアタリの連発。
割れてスグや、割れてしばらくしてからの大きなアタリは
ボラリアンの襲撃だ。
一度ボラを掛けてしまったが、途中で外れて ホッ。
ふとボラ攻撃がやんだナ・・・と思っていたら、
割れ後少し流したらフワーリと前アタリが始まり
モジモジ君に移る。
K氏にも先程教わった通りに、「おかしいな」と
思うウキの動きはドンドン合わせて行く。
〝キレいなアタリ(確実なアタリ)〟だけ取りたい。
こんなワタシでもそんな風に夢見たりするが、
ソレはもっと実力をつけてからの話に思う。
今の自分はまだまだ試行錯誤・暗中模索して
引き出しを作っていかなければならない段階だ。
引き出しを作る為には、例えば自分の意に反する事
だって何だって試さなければ正解なんてわからない。
世間一般で言う〝間違い〟や〝不正解〟すらも
自分の引き出しに入れてやろぅと企んでいる。
前アタリ後のピコ・モジの間合いを考え考え合わせたり
刺し餌の残る様回収したり色々やっていると、
モジモジ中の一瞬の静止でアワセた時に一度乗った。
半信半疑でサオをおっ立ててみると、みんなが
「本命やな」と言ってくれた。
嬉し満チクでやりとりしたのに、手前まで寄せた所で
ハズれてしまった。
たぶんボラやったんやろぅ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
そぅゆぅ事にしといて下さい。
結果としてはこの日はボーズ。
でもみんなと釣りしてると、やっぱり楽しい。
みんな優しいもん。
夕方再び戻ってきたK氏に質問攻撃。
隣に座って同じ海で同じウキを見てくれている。
そんな時は当たり前過ぎて恥ずかしいけれど
巧い人の意見も聞いてみたかった的な質問も
バンバンさせてもらう。
親切に、時に厳しく教えて下さりありがたい。
嗚呼 うれしいなぁ
と思いながら喋っていたら
「ほんま好きやなぁ。
おまん、病気やろ」
と言われた。
うん。そぅやと思う。
あなた程ではないけれど。
でもいつの日にか近づきたいのよ。
やっぱり紀州釣りは最高だ。
そしてワタシに紀州釣りの素晴しさを教えてくれた
この人たちは、もっと最高だ。
こうして楽しい一日が終わった。