先週の日曜日。
朝目覚めると外は冷たい北風がゴウゴウと
吹き荒れていた。
あいにくムスメの鼻からも微量の鼻水が
そこはかとなく溢れ出していたので
せっかくの休日ではあるがここは大事を
採って、自宅でタランコする運びとなった。
タランコタランコと、ワタシはプチ大掃除を始め、
ムスメも駄犬たちと遊んではいたが、いかんせん
何かしっくり来ない。
昼目前、おもむろにムスメから切り出した。
「ママ、釣り公園に行こうよ!」
嗚呼・・・ムスメよ...
恐ろしい程に感じるＤＮＡ...
母もそのように考えておりましたとも...
そこからは母子二人、力を合わせて釣り準備に
取り掛かり、昼過ぎには釣り公園に到着。
すると公園入り口の階段に見知らぬ男の子が。
通り過ぎた瞬間からムスメとボクは旧知の友達かの
ように手を取り合い、ミカンを食べながら事務所で
ダベり始めた。
リサーチしたところによるとボクはパパと二人で
遊びに来ており、パパは釣りに没頭している様子。
この日も紀州釣りは諦め、ムスメとサビキでもしようかと
考えていたワタシの元にネ申が舞い降りた。
事務所で散々食っちゃべった後、ムスメとボクは
二人で釣り座へと消えて行った。
チャンスである。
実はこの日はちぬチャンのお顔を拝みにきた訳ではなく
先日お借りしたリール『エアリティー様』の試釣が
目的なのであった。
速攻車に戻ってヌカを合わせ、むんずと道具を両手両肩に
装備したワタシは釣り座に突進。
幸いあまりの強風のため釣り人もまばらになっており
ボクのパパの横へ釣り座を取らせてもらえた。
ムスメとボクはと言うと、ワタシのヌカで「シチュー」を作って遊んで
いる。
一応親として互いに「迷惑掛けてすみませんー」と
謙遜し合うワタシとパパではあるが、
こども同士が仲良く遊んでくれる→親は釣りを堪能できる
黒々としたおとなの利害が一致したワタシとパパの内心は
一言で表すならば「うっしっし～♪」である。
さて肝心のエアリティー様の使用感は...
めっさ いい(≧∇≦)b !!
ワタシに村上春樹ぐらいの比喩表現力があれば
上手に伝えられるのだが、いかんせんその様な
能力を持ち合わせていない感覚女なので
その点お許し願いたい。
もーなんというか使い心地がよい道具とは
このような事を指すのか。
今までリールに対して何ら特別な思い入れもなく、
また知識も皆無であったので、人様のリールを
試させて貰った際にも特にいいとは感じなかった。
しかしこのエアリティー様においてはワタシの
愛竿・銀狼チャンにも非常にマッチして最高のハーモニーを
奏でてくれる。
とにかく いい(≧∇≦)b !!
久々に手が悴む中での紀州釣りも夕暮れとともに
迎えた閉園により静かに終える。
仲良く遊んでくれた初対面とは思えないボクたちに
再会の約束とサヨナラの挨拶を交わし家路に着いた。
春までエアリティー様を貪り尽くしてやろう。
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