だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

だんごジプシーin南紀Ⅲ~ I Was Born To Love CHINU~

2007年02月13日 | 紀州釣り珍道中

2007.2.12




場所を変えての二日目。
この日も絶好の釣り日和。
だが天気はいいが予報に反し突風が吹き荒れる。

かなり潮通しのいい(激流)場所に釣り座を構える。
潮の流れも左右ではなく前後だ。
ふにゃの得意とする海。

ワタシはまず突風に苦労する。
すぐに「劇的」を求めてしまう為かベッタリハワセるのが苦手だ。
しかし昨日の無念を晴らし、腕を上げるためにはハワセる練習も必要。
どんどんハワセて行くが、ダンゴの割れも綺麗にウキに出る。
ここで「おかしい!!」と疑心暗鬼になってしまった。
一応考えた上でではあるものの、これだけハワセてるのに
ウキに綺麗に出るなんて自分の実力ではありえない。
きっと何かまた、オカシな事をしてるんだろうと。

しかし非常にポジティブ・シンキングであるので
風の中での糸出しの練習だと思い直し投げ続けた。

後でふにゃに事情を話すと、きちんとハワセ幅をとれていて
糸もちゃんと出せていたら、ウキが正常に動くらしい。

昼までは目立った釣果もなく、海と戯れた。

ハリの結び方が気に食わないので何度も変える。
寛サマの教えも守り、ハリスもマメに変える。
釣れなくて元々。
1投1投、大切に投げる。

ふにゃはずっと「ココは釣れる」といい続けていた。
なぜそぅ思うのか?を聞かせてもらって判ったが、
常にワタシは「目の前の状況」にイッパイイッパイなのに比べて
ふにゃは色んな状況を読み取り、そこから総合的に判断して
釣りを組み立てていっている。

上手な人はみんなそぅだ。
心底感心すると同時に、自分もそんな風になりたいと願う。
その為には一つ一つがんばるしかない。

経験から来る想像力かぁ。
いいなぁ。
妄想なら得意だけど。

釣り以外の部分では想像力の乏しい ふにゃ。
そして絵心も全くない ふにゃ。
そんなふにゃが海の中を想像する時の頭の中の絵ヅラは
『パチンコ 海物語』のソレである事をワタシだけが知っている。。。
ふにゃ。君に幸あれ。

午後③時。
ワタシが釣り座を離れる間、ふにゃに愛竿を使ってもらった。
再び座に戻ると「タナ詰めたでー」と教えてくれた。
礼を言い投げた、その①投め。
ダンゴが割れた直後に小さなアタリ。
2度の小アタリを見逃すと、いきなりウキが消し込む。
昨日一日全く以ってアクティブなウキの動きを見ていないワタシは
「幻覚だろう≧(´▽`)≦」と見送っていた。
そしてふにゃに向かって「ウキ入ってるみたいやわ」なぞと
ノンキに報告。
慌てたふにゃが「アワサなっっ!」と怒鳴ってくれるまで、
現実と妄想の境界線破綻者と化したワタシはヘラヘラと笑っていた。

やっぱり現実だったんだ!
毎度毎度のお約束通りおもむろに立ち上がり、ビシっとアワセを入れる。
MEGADRY~団妻ゴリ巻き卒業スペシャル~がブゥンと唸り声を上げる。
思わずゴリ巻きしそうになるも、自分を戒めて丁寧にやり取りする。
あがって来たのは コレ↓



ヒレは金色に輝き魚体全体は銀色、大きさは20cm程である。
議論の結果、ふにゃの判定ではキビレとなった。
だが・・・しかし・・・





ビミョー...


こんなに細いキビレ、見たことないもん。
今でもワタシ的には悩んでいるので、どなたか分かる方判定して下さい。
お願いします。

確変突入できそうな気配だったが娘に誘われ釣り場を離れる。
その後戻ってくると、ふにゃサンが本命チヌ②枚げっちゅ
素晴らしい

交替してワタシも数投する。
時刻は④時半を回った頃か。

ダンゴ割れの後にモジモジ君になる。
しばらくモジモジ君が続く。
駄目で元々と豪快にアワセを入れると、猛烈に重たい「何か」が乗っている。
アホレナリン再度急上昇。
丁寧にやり取りするが、めっちゃ重い。
リールが上手く巻けない!!

チクショー・・・
この野郎、かかって来い! 
最初はジャブだ! ホラ右パンチ! おっと左アッパー!! 
畜生やりやがったな、倍にして返すぜ! 
フックだ!ボディだ!ボディだ!チンだ! 
えぇい!面倒だい!! この辺でノックアウトだいっ!!!



と、姿は松方弘樹・気持ちは石原裕次郎でなんとか足元まで寄せる。
駆け寄って来たふにゃと共に覗き込むと、ボラでした(/∇≦\)。

ケド 楽しかったぁ゜・*:.。. .。.:*・゜

日没まで再開したふにゃは、最後の最後に見事な真鯛をげっちゅ



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こうして楽しい旅は終わり、釣った魚や頂いた魚介はおいしく頂いた。
ホラ貝はカナズチで叩き割り、刺し身。
大阪広しと言えども、ホラ貝をベランダで割ってる奴おらんやろぉなぁ。
ナマコはポン酢と酢味噌との②種盛りでゴージャスに。
キスは①匹だけだったが、型がよかったし天ぷらにして娘に献上。
巨ガッシーはお味噌汁で③人仲良く。
チャーリーは鯛めしで。土鍋で炊くのが団妻流 フツーヤケド
【米3合・昆布と鰹節で取ったダシ汁・醤油大サジ1・酒大サジ2・塩小サジ1/2】コレデオゲ!
真鯛は塩焼きで頂いたのち、鯛茶漬け。
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また近いうちに南紀に行こうと思う。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
そしてワタシの家族たちよ。お疲れ様でした。




だんごジプシーin南紀Ⅱ~Dango Gets In Your Eyes~

2007年02月13日 | 紀州釣り珍道中


2007.2.11


【Dango Gets In Your Eyes~だんごが目にしみる~】




小春日和。 絶好の釣り日和。




最高のロケーションの中、釣りができる喜び。
南紀の大地を踏み締めながらヌカを打ち続ける。
娘もダンゴ屋さんゴッコで大忙しである。

漁師サンも地元のおぃチャンもとっても親切だ。
漁師サンにはホラ貝・ナマコ・超Bigガシラ等を頂く。
お話によると、3~4年前からパタっと魚が釣れなくなったとの事。
普通なら「アカンでー」の一言で片付けられそうなのだが、
どの人もそんな事は言わずにいてくれる。
大きな真鯛も可能性が高いらしく、ずっと励まし続けて下さる。
ありがたい。

ふにゃサンはキス・チャリコ・でかフグ・・・と、
餌取りながらも釣りあげる。
ワタシはと言うと、結局一日アタリすら出せず。
釣果なし。(でかフグのみ)
一人で釣りしていると次から次におぃチャンが話に来てくれる。
色んなことを聞けて楽しかった。
釣果はなかったが、おぃちゃんはたくさん釣れたのでヨシとしよう

優しく楽しい方々と触れ合えてあったかい気持ちになれた。
だが 心の何処かで今までとは違う気持ちが生まれていた。

初めて悔しさとイラ立ちを露わにしたワタシに驚いたふにゃが言った。

残念やったな・・・
イヤになったか?・・・

ワタシは無言だった。

釣りがイヤになったんじゃない。
釣りたい気持ちと初めての釣り場でのウカレ気分だけが先走り、
結局紀州釣りというものができてなかった自分に対する不甲斐なさなのだ。
きっとコレは。

明日は全て一からやり直そう・・・
自分のリズムでいいんだから・・・

そぅ独りゴチ、そっと俯いた。

Dango gets in your eyes...

泣いてるんじゃない。
だんごが目にしみただけ。


・・・あのぉ、お解かりになると思ってたんで注釈つけなかったのですが、
この記事の内容には大嘘も含まれておりまする。(最後の部分ね)
ただ単に名曲“煙が目にしみる”に擬えて書いてるつもりなんで
オチとして強引に作り話を盛り込んでみただけでーす。あしからず。


【赤く燃えるお月様】



温泉に入り、車で走っていると
夜空には無数の星と真っ赤な三日月が。
思わず夢中になって撮りました。

素敵

だんごジプシーin南紀Ⅰ~Get your kicks on Route 42!~

2007年02月13日 | 紀州釣り珍道中

2007.2.11~2007.2.12

もし南紀に行こうと思うなら、ルート42を使うのが一番だぜ。
ルート42を使ったならとっても快適な旅になるんだ。

まずミナベで高速を降りたならそのまま南へ向かうんだ。
田辺・セントルイス、ミズリー州ジョプリンを抜けて
ジェットコースター並の曲がりくねった道をひたすら走れば
お次は白浜、オクラホマ・シティー。とっても綺麗な街だぜ。
永遠に続く片側1車線をメゲずに山攻めして行けば
日置川・アマリロ・すさみ町。
ニュー・メキシコのギャラップやアリゾナ州フラッグスタッフ、
ウィノナも抜ければ もぅ串本だ。
キングマン、バーストウ、サンバーナーディノ、太地をひた走ったなら
那智勝浦までもうすぐだぜ。

南紀を旅するならルート42を知ってた方がいい。
ルート42を使えば、旅はゴキゲンさ。

釣り人ならずとも心踊る場所さ。
青と緑に囲まれた、疲れた心も吹っ飛ぶ景色さ。
おいしい空気に懐かしい風景、そして素敵な人たち。
荒んだ現代の中で失われたもの全てを持ってる、素晴しい母なる土地さ。
絶対に一度は訪れた方がいい。

ルート42を使えば、旅はゴキゲンさ。
あ チャイルドシートは忘れるな!
ルート42を使えば、旅はゴキゲンさ。
忘れれば子供が転がるぜ。
ルート42を使えば、旅はゴキゲンさ。
超集中で挑め。

Get your kicks on Route 42!


Beautiful mother earth...


A happy and excited trip!