だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

2007年02月05日 | オンナのマタにチカラ


2月4日 大阪フィッシング・ショーに行って来た。

私たち夫婦は始めての体験だ。
主人はマルキューブースやがまかつブースを楽しみに。
ワタシはもちろん『うきうきイベントホール』の
『こどもお祭広場』に命をかけての参加である。

会場に着くなり『こどもお祭広場』へ。

その前に抽選会に参加したが、クレラップ②コだった。
主人は「運ないなぁ」とのたまっていたが、
ココで運を使って釣運を落としたくないものである。

いよいよ抽選会場横の『こどもお祭広場』へ。
お目当ては釣り堀ゲーム。
大きなビニールプールに30センチ大の魚のぬいぐるみが
放たれていて、それを針に引っ掛けて釣るゲームだ。

人気があり長蛇の列。
普段は待つのはイヤだけど娘もワタシも完全に釣り脳で
スタンばっていたので苦にはならない。

やっと順番が来た。
バケツを受け取りロッドを選ぶ。
娘は迷わず黄色のリール付きを選んだ。

主人が娘を支えて開始するも、なかなか釣れない。
イラチなワタシはむんずと竿を奪い、華麗な竿捌きで
①枚釣ってやった。

が コレは子どものイベント。
主人に怒られた。

その時 娘と隣の坊やの間にタコのぬいぐるみが
投げ入れられる。

コレは絶対取らねば。。。

娘も気持ちはタコに行くが、まだ2歳のひよっこ。
もたもたしているうちに隣のお兄ちゃん達も
タコを狙いだした。

やばい。。。

主人は特にタコには執着していない様子だ。
焦りが苛立ちに変わる。

「行け。。。タコ行け。。。」

後ろから呪文のように呟いてみる。
主人はどうも隣のコに遠慮もしているみたいだ。

気持ちはわかるが、ココは釣り場。
戦場だ。
遠慮していたら狙った獲物なんて釣れやしない。

まだタコは両者の間にある。
どちらも針も掛かっていない。
勝負は五分と五分。

最後に勝つのは、運でもない。
テクニックでもない。
気迫と集中力だ。
それが釣り道。
例え幼かろうと、それを肌で感じさせなければ。

獲物に集中しろ! 娘よ。。。
気合を娘に注ぎ込め! ふにゃ太郎よ。。。

危機迫る攻防。
両者一歩も引かず。
娘の針が空を舞い、お兄ちゃんの針が底を這う。
張り裂けそうな程ピリピリと尖った空気の中、
タコを先に捕らえたのは 娘であった。

娘の竿先が重みに耐えかねてダラリと首を垂れる。
「竿立てろーーーっ!!」
懸命に竿を立てる娘。
「巻けーーーっぃ!!」
必死に娘がリールを巻く。
しかしあまりの重みに上手く巻けない。
「魚に負けるなーーーぁっ!!」
真剣に気合を入れているワタシにチラっと冷たい視線を
向けたあと、主人が静かに針からタコを外した。

嬉しそうにタコを抱く娘。
その後 景品をもらって大喜びであった。

それからは朝から来ていた潮都会のメンバーと合流。
ワタシたちはまだ何も見ていなかったので
再びみんなと別れて6号館に向かう。

そこでワタシはトンデモ衝撃のブースに出会う。

 『TIEMCO』

えーーーっ!!
思わず我が目を疑うが、何度見ても明らかにデカデカと
そぅ書いてある。
神聖なる釣り業界で、このハレンチは許されているのか。
『てぃんこ』だなんて。。。
後で主人に「あれはティムコって読むんやで」と教えてもらった。
確かにワタシはおっちょこちょいで新聞でみる『カストロ議長』も
毎回絶対に『スカトロ議長』と読み間違えてしまう。
・・・もぉワタシの中では一生『てぃんこ』だ。

その衝撃で半笑いのまま各ブースを回る。
レーサーみたいな格好をした奇妙な外国人がいたり、
250㌔のマグロが釣れる箱みたいなリールの所で
アンケートに答えてみたり。
「お考えの購入資金は?」の欄では「15万円以上」に
チェックして、ちょっとしたセレブ気分を味わった。

お客さんも釣り場と違っておシャレしている。
ずっと俯いて前髪を掻き揚げながらうつろな視線で
ひた歩いていた、「GRAYのTERUを意識してるんだけど
傍から見れば髪の毛切り過ぎた宅八郎」の彼には
ベスト ドレッサー賞をぜひ差し上げたかった。

マルキューブースでは永易サンとしゅうへいサンに
お会いすることができた。
しゅうへいサンは主人と同い年のハズだけど、
段違いにお若くみえる。
うちのが老けてるんだけれども。
「紀州マッハは何故白いのか?」など、
次々に質問を浴びせかける。主人に。。。Why?
永易サンに聞けばよかったと、これまた後で気づいた。
バッカンに入ったダンゴも触らせていただいた。
初めて触る 永易流ダンゴ。
思ったよりも水分が感じられ、しっとりしていた。
もっと触りたかったが、娘が眠たそうだったので
早々に帰ってしまった。
どうもお邪魔しました。

インテックスを出て、潮都会のみんなで餃子パーチーへ。
バリウマ餃子を頬張りながら、釣り談義。
今年の匹数で勝負を挑まれたけれど、そんなんムリ~。
まだまだ土下座してでも教えを乞わねばならない分際なのに。

よっちゃんとふにゃ太郎と3人で話てる時に思いついて
「もしフィールドテスターになるとしたら、ドコがいい?」
と尋ねてみた。
2人とも「なれる訳ない」とか何とか言ってたが、
粘着質問してみたら、
ふにゃはシマノ、よっチャンはがまかつ、ワタシは強引な
やり取りにも耐えれるダイワの竿が大好きなので
ダイワと決定した。
言うだけならタダなので言いたい放題である。
もちろん他のみんなには「一生待ってもムリ!!」と
突っ込まれたが、もしもシリーズは楽しい。

こんな風に釣り気分が盛り上がるのも
フィッシング・ショーの効果なのだろう。
素晴らしいことだ。

今年は暖冬。
海の中の魚たちは季節を感じているだろうか。
あまり冬の季節を感じられず日々過ごしていたが
この日お会いした永易サンの肌のお色が以前よりも
少しだけ常人寄りの黒さに褪めておられたのを見て
冬を痛感する事もできた、そんなフィッシング・ショーだった。