孫に会うために田舎から東京に出て来たお婆さん。
土産を持って行ってやろうと、駅前のミスタードーナッツへ入った。
ショーケースを指さしながら「これと、これと……」
店員が「名前をお願いします」
「はい、山田ヨネです!」
「お婆さんの名前ではなく、ドーナッツの名前をお願いします」
「ええっとー、オールドファッション……」
「おいくつですか?」
「はい、100歳です!」
「おもしろい」を漢字で「面白い」と書くのは当て字だと思っていた。
しかし、ちゃんとした意味のある漢字だった。
日本神話の「天岩戸隠れ」で、天照大神を天岩戸から引っ張り出して、世界に再び明かりが戻った時、八百万の神々が喜びの声をあげて舞い踊る。
あはれ あなおもしろ あなたのし あなさやけ おけ おけ
漢字にして意味を補う。
天晴れ あな面白 あな手伸し あな清け 飫け 飫け
(天が晴れた ああ皆の顔が白く輝く ああ手を伸ばして踊りたい ああ竹もさやさや音をたてろ さあ飲め飲め)
明るさが戻って皆の顔が白くはっきりと見えるという現象が「面白」の原義だった。
強烈寒波で畑に行くのも億劫だったが、今日は穏やかなので久々に畑へ。
放ったらかしの白菜が実っている。
「あはれ あなおもしろ あなたのし」と念仏のように唱える。
白菜だって、おだてだれればうれしいだろうと再び念仏。
「あはれ あなおもしろ あなたのし あなうれし」
こっちもうれしくなって元気をもらったので、感謝の気持ちで唄いながら収穫する。
♪あはれ あなおもしろ あなたのし あなうれし ありがたし♪
収穫したハクサイが合いの手を入れてくれた!
♪ああ~ひゃくさい、ひゃくさい~♪
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