goo blog サービス終了のお知らせ 

河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

茶話182 / おいおい

2025年05月09日 | よもやま話

我が町会の地車(だんじり)が、富田林を代表して、今日9日からから11日まで万博の「大阪の祭り」に出演する。
本当は、今日、それに付いて行って、今頃はその記事を書いている予定だった。
しかし、前回書いた「爺の悲劇」に見舞われたので欠席にした。
万博会場には、ゆっくりと休憩できる場所が少ないそうだ。
痛みはだいぶん楽になったが、まだ軽く咳をするだけで痛みが背中を走る。
万博のガイドブックを買ったのに……。
背中に神経痛を抱えた人間が行ったのでは、みんなに迷惑をかけるだけだ。
新しいカメラを買ったのに……。
行ったところで、自分だって苦痛だし面白くない。

若いときだったら、「これくらいの痛みは酒を飲んだらなおるわい」という気概が有った。
今でも、そんな気概は有る。
しかし、体力が無いので、気概が長続きしなくなった。
すぐに、なよなよと萎れてしまう。
若い時だったら、日帰り温泉に入って、かぱっと生中を飲めば元に戻ったのに。
しかし、今は、そこに行きつくまでの体力がない。
老化で首の骨が劣化している。
そう聞くと、もはや充分に若くはないのだとしみじみと感じる。
 ◇
9時30分。
万博に出発する町会のバスが出る時間だ。
本来なら、それに乗っていたのに……。

おいおい、アカン! 
このまんま萎れていたのでは枯れてしまう。
そう思って整形外科へ。
医者に経過を報告してリハビリ室に。
まずは、狭まった首の骨の牽引。
次に、痛む背中を温熱で温める。
続いて、低周波で背中を刺激。
最後は、温水パッドでマッサージ。
ああ、なんとも気持ちがいい。
軽く咳をしたが痛くない。
こりゃ極楽、極楽、極楽温泉じゃわい!

気概なんぞ無くてよい!
老い老い老化と気楽にのんびり付き合えばよいのだ。

『風と陽差しと私』

風が ガラス戸を叩くので
中に入れてあげた
そしたら
陽射しまで入って来て 
三人で おしゃべり

おばあちゃん 独りで寂しくないかい?
風と陽射しが聞くから
人間 所詮は独りよ 
私は答えた

がんばらずに 気楽にいくのがいいのね
みんなで笑いあった 昼下がり
(柴田トヨさんの詩)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 茶話181 / 爺の悲劇 | トップ | 畑204 / 2025万博 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

よもやま話」カテゴリの最新記事