我が町会の地車(だんじり)が、富田林を代表して、今日9日からから11日まで万博の「大阪の祭り」に出演する。
本当は、今日、それに付いて行って、今頃はその記事を書いている予定だった。
しかし、前回書いた「爺の悲劇」に見舞われたので欠席にした。
万博会場には、ゆっくりと休憩できる場所が少ないそうだ。
痛みはだいぶん楽になったが、まだ軽く咳をするだけで痛みが背中を走る。
万博のガイドブックを買ったのに……。
背中に神経痛を抱えた人間が行ったのでは、みんなに迷惑をかけるだけだ。
新しいカメラを買ったのに……。
行ったところで、自分だって苦痛だし面白くない。
若いときだったら、「これくらいの痛みは酒を飲んだらなおるわい」という気概が有った。
今でも、そんな気概は有る。
しかし、体力が無いので、気概が長続きしなくなった。
すぐに、なよなよと萎れてしまう。
若い時だったら、日帰り温泉に入って、かぱっと生中を飲めば元に戻ったのに。
しかし、今は、そこに行きつくまでの体力がない。
老化で首の骨が劣化している。
そう聞くと、もはや充分に若くはないのだとしみじみと感じる。
◇
9時30分。
万博に出発する町会のバスが出る時間だ。
本来なら、それに乗っていたのに……。
おいおい、アカン!
このまんま萎れていたのでは枯れてしまう。
そう思って整形外科へ。
医者に経過を報告してリハビリ室に。
まずは、狭まった首の骨の牽引。
次に、痛む背中を温熱で温める。
続いて、低周波で背中を刺激。
最後は、温水パッドでマッサージ。
ああ、なんとも気持ちがいい。
軽く咳をしたが痛くない。
こりゃ極楽、極楽、極楽温泉じゃわい!
気概なんぞ無くてよい!
老い老い老化と気楽にのんびり付き合えばよいのだ。
『風と陽差しと私』
風が ガラス戸を叩くので
中に入れてあげた
そしたら
陽射しまで入って来て
三人で おしゃべり
おばあちゃん 独りで寂しくないかい?
風と陽射しが聞くから
人間 所詮は独りよ
私は答えた
がんばらずに 気楽にいくのがいいのね
みんなで笑いあった 昼下がり
(柴田トヨさんの詩)
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