畑の片隅にある趣味のコーナ。
盆栽でもやってみるかと、挿し木から育てた、さつき、くちなし、それと木瓜。
普段は放ったらかしにしているが、花が咲くころに存在に気づく。
木瓜の蕾が膨らみだした。
「ぼけ」とはまた不幸な名を与えられたもんだ。
そのうえ、半分ボケた老人に育てられていたのでは、たまったもんではなかろう。
しかし、その花は肉厚で光沢があり、美しい。
蕾は、頬を紅く染めた少女のようiに可愛いい。
中国名の「木瓜」を音読みして「ボクカ」、それが訛って「ボケ」となった。
「木の瓜」と書くように、瓜のような実をつける。
盆栽用の木瓜は実のならない品種だから、とんと実を見たことない。
カリンに似た実がつくらしい。
焼酎に漬けて木瓜酒、乾燥させて漢方薬に使っていたとか。
実のなる品種の種を買って育ててみたいものだ。
暖かいので家の中で育てていた観葉植物の日向ぼっこ。
去年の夏にダイソーで買ったカポックとパキラ。
パキラは一つのポットに二株入っていて100円。
カポックは一株だが、まだ小さくて根元がまだ青かった。
大きく育てたいときは、こういうのを選ぶといい。
つまり、挿し木ではなく種子から発芽した実生(みしょう)。
挿し木したものは、なかなか大きくならないが、実生はどんどん大きくなる。
ただし、売られているものの90%以上が挿し木株だから、出遭えるかどうかは運しだい。
挿し木株は根を横に伸ばすので引っ張れば、すぐに抜ける。
対して、実生は種から太い根を真下に伸ばすので抜けにくい。
だから、強い。
「根ほど葉広がる 」ということわざがある。
ダイコンは双葉の時に伸ばした根の長さで、大きさが決まっているのだとか。
植物の成長の根本(こんぽん)は根であり種なのだ。
さて、大根の種を蒔くとするか。