満開となった幸浦の早咲き桜
(本文とは関係ありません)
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家内が自動車の運転免許を取得した折、「文系なのによく免許が取れましたね」と感心された。人を文系と理系に分類して、それぞれ役割分担させようという妙な先入観念がわが国(の特に文教担当者)にはあった。
半世紀前「数理経済学」が登場した時、「文系の経済学に数学が必要」と話題になった。「知的財産権」では、法律と技術と両方の素養が必要となる。コンピューターのサービス設計をするSE(システム・エンジニア)は理系の素養だけでは不足で、利用者(ユーザー)の要求条件をもれなく洞察する右脳的センスが求められる。
20年前、NTT民営化直後の関連企業では、新人採用に当たって、応募者側(学校側)の「文系・理系の区分」と事業側の「事務職・技術職の区分」を一対一に対応させず、文系の技術職や理系の事務職を採用・育成する試みがなされた。
世界はグローバル化し、学問分野も学際化が求められている。実態に合わない専門区分やそれに基づく人材分類(レッテル貼り)を、そろそろ見直すべき時に来ている。
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「分け隔てをしてはならない」(ヤコブ書2:1)
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