Cool Flame Blog

小物から大きなものまで。独自の視点で「より良いもの」を幅広く。タブレットPCから始まって拡張しました。

とりとめもないけど、とにかく予想を書いてみた

2012-10-04 02:39:35 | Thought

勝負というのは3者以上で成り立ちます。日本のケータイ3社と言えば、docomo、au、Softbankですね。タブレットで言えば、これまでAppleのiPadとGoogleのAndroidが戦ってきましたが、ここにMicrosoftのWindows8のシリーズが加わります。ハードウェアで話をすれば、AppleとSamsungとの闘いが続いていますが、日本のSonyやPanasonicのRegzaも頑張っています。今月中にはMicrosoftのSurfaceは参入してくるのが楽しみですね。

そしてついにMicrosoftがスマホ産業にも参入してくるらしいです。Windows Phoneで独自ブランドを投入するとか。個人的には、早くそうすればよかったのに、と思っています。

Microsoftがタブレットやスマホで参入してくるのは、いわば業界に基準を作ることになるのだと思います。つまり、「Windows 8のタブレットはSurface以上のものにしてね」「Windows Phoneは我々が作るもの以上のものにしてね」という基準です。

パソコンは、Windows搭載ということ以外の制約はなかったと思うんです。各メーカーがそれぞれのオリジナリティーで戦えばよかったから。AppleのMacを選ぶか、Windowsを選ぶか、という二大選択肢の中で、ほとんどの人はWindowsパソコンを選んできました。PC業界で言えば、Windowsの圧勝でしたから。

ところが、タブレットとなると異なりますよね。なぜなら、タブレットのマーケットで6割がAppleのiPadで、残りの4割をAndroidが占めているという状態。その中でWindows 8のタブレットを投入するということは、少なからずAppleに勝てる製品でなければならないわけです。しかしながら、iPadに勝てるものをいきなり作れるんでしょうか。

無理です。ハードスペック的に、無理です。iPad2を超えるものはスペック的にできるかもしれませんが、新しいiPad(2012)を超えるものは無理です。多くの特許をすでにAppleが取得していますし、なんと言っても、Windowsパソコンで様々なスペックのものが出回っている以上、「どうしようもないWindows8タブレット」をどこぞのメーカーが作る可能性も否定できません。

中途半端な製品が多数出てきてしまっては、Windows8タブレットの価値が下がりかねません。ですから、少なくともSurfaceのインパクトを超えるもの、スペック的にも営業的にもSurface以上のものを求めないと、少なくともiPadには太刀打ちできませんよ、Androidの各社タブレットに勝てませんよ、という基準を作らないといけません。

それに、タブレット業界は、これまでのパソコン業界と比べてみれば、新規マーケットです。数年前には存在しなかった市場。ですから、独自ブランドのプロダクトを投入するのは当然と言えます。

これまでPCを使わなかった人でもタブレット端末は使います。iPadを見てればわかりますね。ということは、PCユーザーが減るというよりも、タブレットユーザーという新しいジャンルができる、ということ。PCの売り上げをタブレットが食って行くんじゃないかと一部のメディアが述べていますが、いえいえ、そうではありません。PCのディープユーザーは、これまでどおりPCを使いながらタブレットも購入します。これまでPCをもっていたけどタブレットに移行しようという人は、ほとんどの場合、PCを使いこなすことができていないライトユーザーです。

つまり、PCの売り上げが下がるんじゃなくて、これまでに使えないのにPCを買わされてきた人たちが、タブレットに移行する、ということです。

ということは、ユーザーは、端末を使うレベルに応じて、選択肢が増えたということ。

で、ここにWindows Phoneが入ると、面白いことに。スマホも、iPhone、Android、そしてWindows Phoneの3者が戦うことになります。

iPhoneの利用者は、特にPCを使わない人でも多いです。Androidについては、流れで買っています。Windows Phoneを買う人の多くは、Windowsパソコンを使う人が多いことでしょう。パソコンユーザーのほとんどがWindowsを使っている以上、iPhoneを超えるスマホでなければユーザーは納得しません。Androidにもすばらしいプロダクトはありますが、トータルバランスという観点でやっぱりiPhoneという「機種」に勝てるものがない。

Windows Phoneの可能性はかなり大きいのですが、ほとんどのメーカーが、すでにAndroidでスペックの基準を作ってしまっています。このままWindows Phoneを投入しても、「AndroidのWindows版」みたいな印象でしかないプロダクトが出てくるのは必至でしょう。

だからこそ、Microsoftは独自のハードウェアを投入して、「Windows 8 Phoneは、こんなんです!」という基準を示して、少なくとも「これ以上のものを作ってくださいね、皆さん!」というのを暗に示したいはずです。

だから、Windows 8 PhoneをMicrosoftが独自ハードウェアで投入してくるのは当然だと思うのです。

スマホの選び方が、今後、変わってきます。

iPhoneのiOSとiCloudを使うのか?

AndroidのGoogleサービスを使うのか?

MicrosoftのWindowsプロダクトを継承するのか?

という選択肢になっていきます。一般的なユーザーはあまり意識していませんが、どの機種を使うかというよりも、どのクラウドサービスを利用するのか、という選択肢を迫られているのです。

そのことをAppleもGoogleもMicrosoftも意識しています。だからGoogle DriveもiCloudもMicrosoft SkyDriveも、揃いも揃って「5GBフリー」という水準でスタートしているわけです。

勝負はパソコンとかケータイとかスマホとかタブレットとかそういう次元ではなく、「クラウド」に変わっています。クラウド利用者の数が、今後のコンピューター業界の勝敗を分けるということを彼らは知っています。

だからLenovoも独自クラウドを頑張って立ち上げているんです。日本ではほとんど認識されていませんが。

で、IBMがMicrosoftでPCを引っ張ってきたように、lenovoもWindows 8タブレットが本命。Android版ThinkPadタブレットは、あくまでもリサーチ的なプロダクトです。本命は最初からThinkPadタブレットWindows8です。この開発はすでに始まっています。Microsoft Surfaceを超えるような製品を計画しているはずなんですよ。

ということで、この冬の商戦で見えてくるLenovoの新しいThinkPadタブレットWindow8を買おうと考えているんですが、「メインマシン」として使えるスペックのものが出てくるのかどうか、というのがポイントです。

Android版のThinkPadタブレットの「厚み」を考えると、ハード的にはWindowsで同じ大きさのものは作れます。おそらく、新しいiPadとほぼ同じ厚みのものを出してくると思います。重さはちょっとiPadよりもちょっと重いくらい。で、キーボードは数パターンを用意してくるんではないか、と予想しています。ひとつは、キーピッチ19mmのフルサイズキーボードです。このサイズは「キーボードの打ち易さ」ベストのプライドから、絶対に用意してくる、というよりも用意してほしい。

2013年は、iPadとWindows8タブレットの利用者数が全体の8割を占めるようになると思います。Androidはどうするのか、楽しみですね。おそらく、iPad:Windowsタブレット:Androidタブレットが、4:5:1くらいになるんではないか、と。で、ノートPCはMac:Windowsが4:6くらいに。これは、Windowsライトユーザーの多くがタブレットに移行するから。で、端末出荷数はPC+タブレット+スマホのトータルとしては倍増です。

あー、整理して書きたいな、この内容。ぐちゃぐちゃでごめんなさい。


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