古代ローマといえば、
まず「パンとサーカス」のフレーズが頭をよぎる。
パンとは小麦の無料配布、
サーカスとは闘技場での剣闘士試合の開催だ。
この「パンとサーカス」は古代ローマの首都であったローマでのみ行われた。
何故であろうか?
パンもサーカスも煎じ詰めれば、
政治家の「人気取り」を眼目として行われたものだ。
当時、
参政権を有するローマ市民は、イタリア半島はもとより欧州全域に広く居住 . . . 本文を読む
1700年代、
イングランドではじまった産業革命は資本主義・自由経済を促進させた。
自由経済は万人に市場を開放することで、表向きにおいて「機会の平等」を実現させた。
しかし、
結果として、経済格差が従前の封建政治・荘園経済制度よりも大きくなり、
「経済的な不平等」が社会問題となって首をもたげるようになった。
つまり、
資本主義は「機会の平等」という看板を掲げたはいいが、
その宿痾ともいえる「結 . . . 本文を読む
古代ローマ帝国最盛期において、
その領土は、
北はブリテン島から南に向かえばイベリア半島からジブラルタル海峡を渡ってアフリカ大陸海岸沿いに及び、
そこから東にエジプト、パレスチナと地中海沿岸部を完全に掌握していました。
何故、これほどの領土を必要としたのでしょうか?
その一つの答えが、
「農業生産性の低さ」です。
古代ローマ帝国華やかな頃、
「鉄器」は使用されていましたが、
中世のそれ . . . 本文を読む
SNS上でのワールドカップへの関心度、世界230カ国中1位が日本 - アドビ
ヤフーに掲載されているこの記事並びにコメント欄のなかで―
世界230ヶ国の中で現在進行中のサッカー・ワールドカップについて、
最も関心を示しているのは意外なことに日本人なのだと述べられています。
だが、この結果は至極妥当なものではないかと想います。
その論拠は、
「日本は四つの国境の大部分が一致しており、国民の潜 . . . 本文を読む
ローマ帝国において、
キリスト教が国教となったのは392年とされるが、
その地位を盤石としていく過程で、欧州版の焚書坑儒があった。
まず、ギリシア地方で行われていた「オリンピック」を中止した。
オリンピックというのは、ゼウスを始めとするオリンポスの神々を祀る祭典だったからだ。
一神教であるキリスト教は他の宗教との親和性が限りなく0に近く、土着の他宗教に次々と引導を渡していった。
これが坑儒、思 . . . 本文を読む
西暦300年代に入り、
ユーラシア大陸は小さな寒冷期にみまわれていた。
飢えから逃げ惑うように、
アジアから東欧州、東欧州から西欧州へと、
なし崩し的に人々が移動を開始し始めた。
そのあおりを鼻柱で食ったのがローマ帝国だった。
首都であるローマは森林伐採が過ぎており、
4世紀に入ると、
もはや多くの民を養うのに適した都市ではなかった。
そういった事情に異民族の侵入が相俟って、
皇帝コンスタン . . . 本文を読む
中世のヨーロッパは土地所有というものにウェイトが大きくさかれた封建政治・荘園的経済体制の時代でした。
その中にあって異彩を放つ存在であったのが、ヴェネチアやジェノバといった「自治都市」です。
彼ら自治都市は、
まず、
自治権を認められた共和制の都市であることから「御恩と奉公」の関係からは断ち切られているという点で、
封建政治体制からは一線を画していました。
次に、
塩分濃度が高く痩せた土地を基盤 . . . 本文を読む
かつて人類は、
「狩猟採集社会」の中でイノシシやマンモスなど獣を射止めて生活の糧にしていました。
やがて、米や麦を生産する技術が勃興して「農耕社会」へ移行することなります。
その「狩猟採集社会」から「農耕社会」へ移りゆく過程において生じたのが、
住み処を定めた「定住革命」です。
■文明的側面
「マイホームを持ちたい」と思うのは、
古今も東西もとうことがない万古不易の願望ではないでしょうか。 . . . 本文を読む
軍隊のあり方は「常備軍制」と「徴兵制」の2種類に大別できます。
どちらの制度をとっているかで、
その国がどのような軍事的状況におかれているかがおおまかに窺い知れます。
そのことを説明しますね。
①常備軍制 ~ 防衛戦争指向/戦争の主導権を持っていない/コストがかさむ
いついかなる時も一定の軍隊を駐屯させていなければならないということは、
有事に「常に備えている必要がある」ということです . . . 本文を読む
社会のかたちというものを考える場合には、
分別するべき幾つかのポイントがあります。
それを今日はざっくりと羅列していきますね。
■社会システムを細分化する
①経済システムはどうなっているのか?
「荘園主義経済」 農地から生産される穀物中心の経済 ~ 経済格差は往々にして小さい
「資本主義経済」 商業活動にウェイトをおいた経済 ~ 経済格差が生じる
②政治システムはどうなっているのか . . . 本文を読む