コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

最近の設計上での防犯の工夫は・・・(緒方幸樹)

2007年04月16日 | 建築作家
防犯は出来るだけ計画やディテール(納まり)で工夫しています。

例えば、計画では
門扉をつけたくない場合、
道路から玄関までのアプローチを長くすると
お客でない人は気持ち的に入りにくくなったりします。
ただアプローチを長くするだけでなく
植栽や床の仕上げを工夫すると
季節を感じたり路地の様な趣も出て
アプローチを通るのが楽しくなったりします。

ディテールでは「ムギカライエ」の場合、
門扉の開戸とガレージの引戸がつながる木製扉で
開き戸を奥にして錠を取り付けて鍵を正面から消して
木の板だけが並んでいるようにしました。
鍵まわりのスペースが狭くなり、
ピッキングしづらいディテールにしています。