コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

『煙突の点検に行ってきました!』(憩暖)

2007年02月19日 | 工房
 最近、お客様から煙道内火災が発生したとの連絡を受け煙突の点検に行ってきました。
天井裏の見えない部分を点検するため、屋根上の水切りカバーを外し内部が焦げた跡がないこと確認しました。
室内の長いシングル煙突は表面の耐熱塗装がわずかに変色しており、火災発生時かなりの高温になったことが想像できました。
そして驚いたのが、ストーブの天板がきちんと本体に乗っておらず隙間が空いており、そこから空気が入っていた跡があるのを発見。 
 お客様へ点検の結果を報告した後、発生当時の様子を聞きました。薪を追加するためにドア開けると”ゴー”という音がしたそうです。外の風の音ではと思い、そのまま薪をくべドアを閉めましたが、”ゴー”という音は鳴り止まない状態が続きそのうち、シングル煙突が赤くなるのが見え怖くなり、慌ててくべた薪を家の外へ出したそうです。
 今回、お客様には特に異常がなかったことで安心して頂いたのはよかったですが、煙突掃除の重要性を改めて感じさせられた1日でした。
燃料は主に松の廃材を使われているようでしたので、煙突掃除の回数を増やして下さいとお願いして帰ってきました。

これは別件ですが、ひどくススに覆われた煙突内。煙道内火災はこのススに火が付き煙突内を燃え上がってゆきます。