5月の外来で受けた超音波検査により、肝内胆管に結石が見つかったことにより検査入院することになったことは、以前の記事で書きました。
会社を休まなければならないことについて、愚痴を吐いた記憶があります(汗
想定外(予定外)の出来事があった入院だったので、記録の意味も込めて書いていこうと思います。
事前に、会社の上司に相談して、検査入院予定期間(2泊3日)のお休みをいただき、結石が見つかってから約2ヶ月後の8/24(月)に入院しました。
入院したのは検査の前日だったので、翌日の検査への覚悟を持つべく、入院初日は院内にあるコーヒーショップ(某D)へ行ったり、
最近はまっている原稿用紙と万年筆を持ち込んだので、Twitterで流れてくる書写のお題を書いてみたりしました。
翌日の検査のため、18時(夕食)以降禁食、24時以降禁飲水でした。
検査当日は、朝から点滴のルート探しが検査時間ギリギリまで行われました。
当日担当の看護師さんでは入れることが出来ず、何人もの看護師さんが入れ代わり立ち代わりやってきては、あらゆることを試しながらルート探しをしていました。私の腕は、ルート探しの難易度が高い腕なので、事前に「私の腕、ルート見つかりにくいのです」と伝えてはいました。血管が深いところにあるらしく、経験としては超音波を使われたことがあるほどです(医師に探してもらう時)。
最終的にその病棟のベテランの看護師さんが来て(しかも2人)、両腕をそれぞれ見ていただきましたが、曲がらないところでは見つからず、正中に近いところに刺していただきました。それから止血剤の点滴が始まり、私の中で緊張が高まり始めました。
ERCPは内視鏡を用いますが、X線による透視も同時に行うとのことで、放射線検査の一室で行われました。
検査台の上に座り喉に麻酔をされてました。その後うつ伏せになり、右半身はやや浮いた状態(枕をいれて)の姿勢で鎮静剤が投与され始めました。
それから、カニュレを装着されて少し経った後の記憶がなく、気づいたらベッドにいました。
以前、一般的な内視鏡検査を受けた時に鎮静剤を使っていただきましたが全く効いた気がせず苦しい思いをした経験があったので、それがとても不安だったのですが、ERCPは少しでも身体が動いてしまうと行えない検査のようで、そんな私でも眠れるような強い薬が使われたようでした。
この日は薬が効いていたのか、目が覚めてもウトウトしている感じで、すぐにまた眠ってしまいました。
次に目が覚めた時は検査から2時間が経っていて、採血されるときでした。
採血された後すぐにまた眠ってしまって、次に目が覚めた時、私の胃の辺りに今まで感じたことのない痛みが襲ってきました。
看護師さんを呼び、痛みがあることを伝えると痛み止めを点滴で落としてくださいました。その薬には眠くなる作用もあるようで、そのおかげ(?)もあって、再び眠りにつくことができました。
夜中あるは明け方に痛みで目が覚めてしまい、再び鎮痛剤を投与していただきました。
胃の辺りの痛みは何なのかと調べたら“疝痛”という痛みだという事がわかりました。
この疝痛、検査の日を含めて4日ほど続きました。薬も検査を受けてから3日ほど使っていただきました。
検査の翌日あたりから、身体が熱る感覚と頭がボーっとする感覚に襲われ、熱を測ってみると37℃台後半の体温でした。
それから数日間、発熱があり、ピーク時には38.9℃まで上がりました。
その熱も週末近くには下がり、やがて黄疸が出始めていることに気付きました。「あれ…これはもしや…?」と思っていたら案の定、
胆管炎を発症していました。熱が出てしまった時点で予定通りの退院となることはなく、会社に連絡しないといけないと思っていた矢先の出来事でした。
熱が落ち着いた頃合いで会社へ連絡し、事情を説明して退院できるまでお休みさせていただくことになりました。
よりによって、請求準備をしなければならない時期にお休みさせていただくことになったことで、私の中は罪悪感でいっぱいになりました。
ERCPを行って、私のような状態になることは稀なことのようで、主治医も想定外の事態だったようです。
症状の原因を探るために、超音波、造影CT(胆管炎を発症したため)、血液培養検査(発熱したため)を受けました。
主治医からは、検査当日から数日間、私のベッドを訪れる度に「ごめんね。」「検査しなければよかったかな…」と、謝罪と後悔(?)の気持ちをストレートに口にされ、頭を抱える仕草も見せてくださるものですから、私から「謝らないでください。検査していただいたことで分かったこともあるので検査して良かったです」「もう、誤らないでください!」と伝える事態になり、この状況に思わずフフッと笑ってしまいそうになりました(失礼)。
このやりとりが、同室の方のツボにはまってしまったらしく、その方が笑っているのを見て私も笑ってしまい、それまで具合が悪く鬱々としていた気分が晴れたような気がしました。
疝痛やら発熱やら胆管炎発症やらが続き、週末が重なったこともあってか私の絶食期間は結果的に5日間に及びました。
食事が再開されて最初に出されたのは、三分粥でおかずも消化しやすいように加工されたものでした。3食毎に食形態は上がっていき、最終的には普通に炊いたご飯が出されました。食事が再開されてから、間食欲が出てきて、入院してから10日後には再びコーヒーショップにほぼ連日通っていました。
状態がすっかり落ち着き、そろそろ退院できるかな?と思っていた矢先、ERCP後から投与していた抗生剤(途中から種類変更)が原因だったのか、肝機能の数値が高いまま下がらない状態になりました。そのため、抗生剤を中止して様子を見ることになり、入院期間が更に延長されることになりました。
結局、2泊3日だった入院予定が15泊16日(8/24-9/8)になり、退院した日は久しぶりに浴びた外の空気と音と臭いに一気にやられてしまいました。体力が落ちていたこともあるのでしょうが、ちょっとした寄り道をして帰宅した時には体が既にクタクタでした。
入院中は退院した翌日から出勤しようと考えていたのですが、担当医から「1週間程度は自宅安静するように」と診断書が出されたため、今週いっぱい会社からお休みをいただき、今こうしてブログを更新しています。
今回、検査したことでの胆管の状況がわかり、胆石を取り除くにも主治医自らがやるよりは手術をした時のことを分かる先生が(あるいは移植外科のある病院へ行く等)がやった方が良いのではないかという見解があり、執刀医に再び相談することになりそうです。
無事に退院はできたので、趣味も仕事も楽しくやっていきたいと思います。
さて…3週間も休んでしまった私は、月曜から復帰して仕事ができるのか…?
会社を休まなければならないことについて、愚痴を吐いた記憶があります(汗
想定外(予定外)の出来事があった入院だったので、記録の意味も込めて書いていこうと思います。
事前に、会社の上司に相談して、検査入院予定期間(2泊3日)のお休みをいただき、結石が見つかってから約2ヶ月後の8/24(月)に入院しました。
入院したのは検査の前日だったので、翌日の検査への覚悟を持つべく、入院初日は院内にあるコーヒーショップ(某D)へ行ったり、
最近はまっている原稿用紙と万年筆を持ち込んだので、Twitterで流れてくる書写のお題を書いてみたりしました。
翌日の検査のため、18時(夕食)以降禁食、24時以降禁飲水でした。
検査当日は、朝から点滴のルート探しが検査時間ギリギリまで行われました。
当日担当の看護師さんでは入れることが出来ず、何人もの看護師さんが入れ代わり立ち代わりやってきては、あらゆることを試しながらルート探しをしていました。私の腕は、ルート探しの難易度が高い腕なので、事前に「私の腕、ルート見つかりにくいのです」と伝えてはいました。血管が深いところにあるらしく、経験としては超音波を使われたことがあるほどです(医師に探してもらう時)。
最終的にその病棟のベテランの看護師さんが来て(しかも2人)、両腕をそれぞれ見ていただきましたが、曲がらないところでは見つからず、正中に近いところに刺していただきました。それから止血剤の点滴が始まり、私の中で緊張が高まり始めました。
ERCPは内視鏡を用いますが、X線による透視も同時に行うとのことで、放射線検査の一室で行われました。
検査台の上に座り喉に麻酔をされてました。その後うつ伏せになり、右半身はやや浮いた状態(枕をいれて)の姿勢で鎮静剤が投与され始めました。
それから、カニュレを装着されて少し経った後の記憶がなく、気づいたらベッドにいました。
以前、一般的な内視鏡検査を受けた時に鎮静剤を使っていただきましたが全く効いた気がせず苦しい思いをした経験があったので、それがとても不安だったのですが、ERCPは少しでも身体が動いてしまうと行えない検査のようで、そんな私でも眠れるような強い薬が使われたようでした。
この日は薬が効いていたのか、目が覚めてもウトウトしている感じで、すぐにまた眠ってしまいました。
次に目が覚めた時は検査から2時間が経っていて、採血されるときでした。
採血された後すぐにまた眠ってしまって、次に目が覚めた時、私の胃の辺りに今まで感じたことのない痛みが襲ってきました。
看護師さんを呼び、痛みがあることを伝えると痛み止めを点滴で落としてくださいました。その薬には眠くなる作用もあるようで、そのおかげ(?)もあって、再び眠りにつくことができました。
夜中あるは明け方に痛みで目が覚めてしまい、再び鎮痛剤を投与していただきました。
胃の辺りの痛みは何なのかと調べたら“疝痛”という痛みだという事がわかりました。
この疝痛、検査の日を含めて4日ほど続きました。薬も検査を受けてから3日ほど使っていただきました。
検査の翌日あたりから、身体が熱る感覚と頭がボーっとする感覚に襲われ、熱を測ってみると37℃台後半の体温でした。
それから数日間、発熱があり、ピーク時には38.9℃まで上がりました。
その熱も週末近くには下がり、やがて黄疸が出始めていることに気付きました。「あれ…これはもしや…?」と思っていたら案の定、
胆管炎を発症していました。熱が出てしまった時点で予定通りの退院となることはなく、会社に連絡しないといけないと思っていた矢先の出来事でした。
熱が落ち着いた頃合いで会社へ連絡し、事情を説明して退院できるまでお休みさせていただくことになりました。
よりによって、請求準備をしなければならない時期にお休みさせていただくことになったことで、私の中は罪悪感でいっぱいになりました。
ERCPを行って、私のような状態になることは稀なことのようで、主治医も想定外の事態だったようです。
症状の原因を探るために、超音波、造影CT(胆管炎を発症したため)、血液培養検査(発熱したため)を受けました。
主治医からは、検査当日から数日間、私のベッドを訪れる度に「ごめんね。」「検査しなければよかったかな…」と、謝罪と後悔(?)の気持ちをストレートに口にされ、頭を抱える仕草も見せてくださるものですから、私から「謝らないでください。検査していただいたことで分かったこともあるので検査して良かったです」「もう、誤らないでください!」と伝える事態になり、この状況に思わずフフッと笑ってしまいそうになりました(失礼)。
このやりとりが、同室の方のツボにはまってしまったらしく、その方が笑っているのを見て私も笑ってしまい、それまで具合が悪く鬱々としていた気分が晴れたような気がしました。
疝痛やら発熱やら胆管炎発症やらが続き、週末が重なったこともあってか私の絶食期間は結果的に5日間に及びました。
食事が再開されて最初に出されたのは、三分粥でおかずも消化しやすいように加工されたものでした。3食毎に食形態は上がっていき、最終的には普通に炊いたご飯が出されました。食事が再開されてから、間食欲が出てきて、入院してから10日後には再びコーヒーショップにほぼ連日通っていました。
状態がすっかり落ち着き、そろそろ退院できるかな?と思っていた矢先、ERCP後から投与していた抗生剤(途中から種類変更)が原因だったのか、肝機能の数値が高いまま下がらない状態になりました。そのため、抗生剤を中止して様子を見ることになり、入院期間が更に延長されることになりました。
結局、2泊3日だった入院予定が15泊16日(8/24-9/8)になり、退院した日は久しぶりに浴びた外の空気と音と臭いに一気にやられてしまいました。体力が落ちていたこともあるのでしょうが、ちょっとした寄り道をして帰宅した時には体が既にクタクタでした。
入院中は退院した翌日から出勤しようと考えていたのですが、担当医から「1週間程度は自宅安静するように」と診断書が出されたため、今週いっぱい会社からお休みをいただき、今こうしてブログを更新しています。
今回、検査したことでの胆管の状況がわかり、胆石を取り除くにも主治医自らがやるよりは手術をした時のことを分かる先生が(あるいは移植外科のある病院へ行く等)がやった方が良いのではないかという見解があり、執刀医に再び相談することになりそうです。
無事に退院はできたので、趣味も仕事も楽しくやっていきたいと思います。
さて…3週間も休んでしまった私は、月曜から復帰して仕事ができるのか…?