先週の金曜日、大学で一緒に部活をやっていた友人が亡くなったという知らせを受けました。
私は大学を中退したので、部活も当然そういう事なのですが、先輩の計らいにより途中で辞めた部員にも知らせてくれたため、私も知ることが出来ました。
彼はホルンを担当していて歌も上手く、素敵な声色の持ち主でした。
あまり話すことはなかったけれど、とても紳士的で、同年齢の男性陣の中で1番大人だった印象が今でも頭に残っています。
初めて会った時は、正直同年齢には見えなかったけれど、でも、同い年でしたw
彼には入籍して5ヶ月経つ奥さんがいました。
学生時代から付き合い、結婚に至ったそうです。
彼は、彼女を守るようにして亡くなりました。
彼はスリップする車の中で彼女を庇いながら、こう言ったそうです。
「ごめんね…」
と…。
彼の顔は亡くなっているようには思えないほどきれいでした。
その顔を見た瞬間に、お通夜で遠くから眺めていた遺影からでは信じることの出来なかった彼の死が、棺に眠る彼を見た瞬間に現実感がどっと押し寄せ、胸が苦しくなりました。
彼の死を知って最初に思ったのは、「いい人は早くに亡くなってしまう」と言われていることが本当なんだというでした。
彼の悪いところを聞かれても答えられないと断言できるできるほど、彼は本当にいい人で、音楽が大好きで、友達・仲間思いのある人でした。
そんな彼がこんなにも早くに逝ってしまったことに戸惑い、嘆き悲しみましたが、「一番悲しいのは彼自身なのです」と住職さんが仰った時に「その通りだなと思いました」
住職さんが色々お話をしてくださり、何故だか涙が流れました。
たぶん、彼の死に対するショックと自分が悩んでいたことが私の中の何かを刺激し、涙になったのだと思います。
お通夜が終わった後、彼のお母さまから「お時間がありましたら、後で彼女(奥さん)と話をしてやってください」と言われたこともあり、会場の2階にある広間で、彼の親族や高校、大学の友人や部活の先輩方などが食事を交えながら彼の話をしたり、久々の再会に喜んで良いのかどうなのか微妙な心境でお互いの“現在(いま)”を話したり、過去を懐かしんだりしていました。
一晩経った翌朝、彼のお通夜でいただいた香典返しと、前日の出来事や棺に納まった彼の姿などが脳裏に浮かび、そこで一気に涙が溢れました。
前日泣けなかった理由を帰りながら考えていましたが、涙が溢れて落ち着いた時に、頭が混乱していたのかなと思いました。
彼が亡くなったことで、彼を忘れることはありません。
しかし、これを思い出すと悲しくなるのが分かるし、悲しくなるのに思い出すのも彼に申し訳ないので、彼を思い出すのは大学時代の事を思い出した時だけにしようと思います。
「それが良いとか悪いとかではなく、人はそれぞれの生の流れに乗って生きている。だから、他人(ひと)はどうすることもできない」
住職さんの話の中で、この言葉は1番、心に刺さりました。
必ずしも人生を全うしたとは言えないかもしれないけれど、彼は幸せ者だったと思います。
だって、たくさんの人が彼の死に涙を流してくれたのですから。。。
最後に。
短い間だったけど、あなたと過ごした大学での日々は、苦しくもあり楽しくもあり、今では良いとは言えないけれど大切な思い出です。
あなたが1番悲しく悔しいでしょうね。皆もそう感じています。
でも、あなたはとても幸せ者です。良い家族、良い友人たちに囲まれていたのですから。
私たちはあなたを忘れません。安らかに眠ってください。
今までありがとう。
私は大学を中退したので、部活も当然そういう事なのですが、先輩の計らいにより途中で辞めた部員にも知らせてくれたため、私も知ることが出来ました。
彼はホルンを担当していて歌も上手く、素敵な声色の持ち主でした。
あまり話すことはなかったけれど、とても紳士的で、同年齢の男性陣の中で1番大人だった印象が今でも頭に残っています。
初めて会った時は、正直同年齢には見えなかったけれど、でも、同い年でしたw
彼には入籍して5ヶ月経つ奥さんがいました。
学生時代から付き合い、結婚に至ったそうです。
彼は、彼女を守るようにして亡くなりました。
彼はスリップする車の中で彼女を庇いながら、こう言ったそうです。
「ごめんね…」
と…。
彼の顔は亡くなっているようには思えないほどきれいでした。
その顔を見た瞬間に、お通夜で遠くから眺めていた遺影からでは信じることの出来なかった彼の死が、棺に眠る彼を見た瞬間に現実感がどっと押し寄せ、胸が苦しくなりました。
彼の死を知って最初に思ったのは、「いい人は早くに亡くなってしまう」と言われていることが本当なんだというでした。
彼の悪いところを聞かれても答えられないと断言できるできるほど、彼は本当にいい人で、音楽が大好きで、友達・仲間思いのある人でした。
そんな彼がこんなにも早くに逝ってしまったことに戸惑い、嘆き悲しみましたが、「一番悲しいのは彼自身なのです」と住職さんが仰った時に「その通りだなと思いました」
住職さんが色々お話をしてくださり、何故だか涙が流れました。
たぶん、彼の死に対するショックと自分が悩んでいたことが私の中の何かを刺激し、涙になったのだと思います。
お通夜が終わった後、彼のお母さまから「お時間がありましたら、後で彼女(奥さん)と話をしてやってください」と言われたこともあり、会場の2階にある広間で、彼の親族や高校、大学の友人や部活の先輩方などが食事を交えながら彼の話をしたり、久々の再会に喜んで良いのかどうなのか微妙な心境でお互いの“現在(いま)”を話したり、過去を懐かしんだりしていました。
一晩経った翌朝、彼のお通夜でいただいた香典返しと、前日の出来事や棺に納まった彼の姿などが脳裏に浮かび、そこで一気に涙が溢れました。
前日泣けなかった理由を帰りながら考えていましたが、涙が溢れて落ち着いた時に、頭が混乱していたのかなと思いました。
彼が亡くなったことで、彼を忘れることはありません。
しかし、これを思い出すと悲しくなるのが分かるし、悲しくなるのに思い出すのも彼に申し訳ないので、彼を思い出すのは大学時代の事を思い出した時だけにしようと思います。
「それが良いとか悪いとかではなく、人はそれぞれの生の流れに乗って生きている。だから、他人(ひと)はどうすることもできない」
住職さんの話の中で、この言葉は1番、心に刺さりました。
必ずしも人生を全うしたとは言えないかもしれないけれど、彼は幸せ者だったと思います。
だって、たくさんの人が彼の死に涙を流してくれたのですから。。。
最後に。
短い間だったけど、あなたと過ごした大学での日々は、苦しくもあり楽しくもあり、今では良いとは言えないけれど大切な思い出です。
あなたが1番悲しく悔しいでしょうね。皆もそう感じています。
でも、あなたはとても幸せ者です。良い家族、良い友人たちに囲まれていたのですから。
私たちはあなたを忘れません。安らかに眠ってください。
今までありがとう。