雨の灯台

ポケモン擬人化を取り扱っています。
参加企画関連の記事メインです。

得られた答え

2008-11-06 20:32:30 | R.N!/SS
祈りを捧げた後、ステンドグラスを仰ぎ見る。
この神々しい光の絵を最後に見たのはもう随分と前だ。
昔は家族でよく来ていたが、両親が死んでから来られなくなった。
再び来る事が出来たのは、あの言葉のおかげ。
両親から託された言葉を伝えてくれたあの人のおかげだ。
そう思いながらステンドグラスから目を離して帰ろうとすると、まさにその人が教会へ入って来た。
「おや」
「あ……トパーズさん。こんにちは。この前はほんとにありがとうございました」
ぺこりと頭を下げる。
クロチェにはわからないが、その後ろで両親も礼を言っていた。
「いいえ。私はただ、伝えただけですよ」
「そんな事ないです。トパーズさんがいなかったら、ずっと知らないままだったから」
クロチェの声に両親のそれが重なる。
親子揃って同じ事を言う、とトパーズは微笑んだ。
「お役に立てたならよかったです。どういたしまして」
クロチェも穏やかに笑った。
トパーズに道を空け、彼が奥へ向かってからドアの外へ出る。
一筋の風が頬を撫でた。
ふと空を見上げると、爽やかな青が広がっていた。

人を救えず死なせてしまう度、何度も泣いた。
その後に残るのはやり切れない苦しさだけだった。
けれどあの時泣いた後、胸にあったのは暖かさ。
心のどこかが溶けたような気がした。


トパーズさんお借りしました。
鉱さん、途切れた問いかけの続きありがとうございます!
クロチェの両親も書いて頂けて嬉しいです。
欲しかった言葉ももらえて、よかったねクロチェ!
しかし時機外し過ぎだ自分……orz

最近やっと受験勉強始めました(遅いにも程がある)
全っ然わからない……!
もう壊滅的なまでに点取れない。
数学と英語を何とかせねば。

掛け布団使い始めたんですよ。
で、おばあちゃん家から持って来たパジャマ着て寝たんです。
朝起きたらふわふわであったかくて、しかもおばあちゃん家の匂いに包まれててものすごく幸せでした。
和む。

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