2011年11月7日月曜日、夕方5時30分。
平日だけれど、ほぼ満車に近い(第一駐車場のみ開場)状態でした。
チケットを買って門の前へ並びます。
駐車場周辺の無料エリアにもごつい三脚を携えて老若男女のフォトグラファー達が大勢詰めかけてセッティング始めていました。
僕は記念撮影用程度の軽量小型三脚でしたので、少し気後れしそうでした(汗)
17:45頃、開門。
中はほとんど真っ暗で、ぼんやりとしか見えない周囲におぼつかない足取りで場所取りします。
上の写真は、早く紅葉具合を確認したくて、全く肉眼では見えない楷の木を高感度と長時間露出で撮ったものです。
あ~・・・先輩の情報どおり色づき始め程度に少し落胆・・・
敷地右手に設置された舞台から地元主催者の方の挨拶が始まりました。
18:00きっかりに一斉にライトアップしますとのこと。
「ライトアップのカウントダウンを皆さん一緒にお願いします」というと
早速10カウントが始まりました。
3・・・2・・・1・・・0!
パアッ!と暗闇に慣れ始めてた目に鮮やかな楷の木の姿がクッキリと暗闇の中に浮かび上がり
「わあっ!」という歓声と拍手が巻き起こりました。
この二本の楷の木は中国からやってきたそうです。
以下旧閑谷学校のホームページから説明文を引用させていただきました。
楷(かい)は東南アジアや中国に自生するウルシ科の植物。
大正四年(1915)林学博士白沢保美氏が中国・曲阜の孔子墓の楷の実を持ち帰り育苗したのが日本における最初のものである。
その内の二本が大正十四年に閑谷学校に寄贈され移植された。
秋の紅葉が非常に美しい。
樹齢は約95年だそうです。
1670年開校と聞いていたので樹齢も300年くらいかと思っていました。
旧閑谷学校も世界遺産への登録を目指しているそうです。
学校全部の重文指定はもちろん、バックに写っている講堂は学校建築物としては日本唯一の国宝指定もされているそうです。
世界遺産にまでなってしまったら、閑静な深い谷の閑谷学校はどうなるのでしょうか・・・?
下の方は青い葉がずいぶん残っています。
息を呑む見事な紅葉の写真を見てからここに来るようになりましたが
初めてのライトアップ訪問は縁がなかったようです。
紅葉しきっていない楷の木に不満を言う声もあちらこちらから聞こえましたが
これも自然のものなので仕方ないですね~
僕はこれはこれで美しいと思いますので楽しく撮影させていただきました。
My Album PANORAMIO
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