森ふれ

体験を通して、森にふれあい、親しみます。
そんな楽しい内容を紹介します。

残躯天所赦 不楽是如何

2016年01月01日 | 日記

馬上少年過    馬上(ばじょう)少年過(しょうねんすぐ)

世平白髪多    世、平らか(たいらか)にして白髪多し

残躯天所赦    残躯(ざんく)天の赦す(ゆるす)所(ところ)

不楽是如何    楽しまずんば是(これ)如何(いかん)

(父を討ち、弟を討ち、母を遠ざけ)馬に乗って戦に明け暮れた

少年時代は去った。

(秀吉、家康、家光の時代になり)世の中は平和になり、

(気が付けば)自分も白髪が多くなった。

残った体(残躯)は天のゆるすところであり、

(人生を)楽しまない方があろうか。

宮沢賢治が亡くなったのと同じ30代半ばで、

伊達政宗が晩年に詠んだこの句に接した。

功なり名を成さずとも年齢だけは達している。

正月用の笹かまぼこの包装紙に添えられた句、

改めて残躯天のゆるすところの意味をかみしめる。

(投稿:ワイルド三太)

 

 

 

 

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