キノコ狂想曲

一昨日の日曜日、近くの雑貨店へ用事に行った折、その店主Ｎ氏から思いがけない情報を得た。
それは、遡ること十数年前・・・その頃猟友会に所属していたというＮ氏は、害獣駆除の依頼を受け仲間数人と近くの山へと猟に出かけたんだそうだ。急斜面を登り終えた山頂で一服していたときのこと。尻に何か硬い異物を感じたＮ氏、何かと思い手でまさぐってみたところ、ナント！それはマツタケだったそうな。
「これはシメタ！」と思い、鉄砲などその辺に放り投げマツタケ探しを始めると、あるわあるわ！マツタケがこれでもかというほどニョッキニョッキと生えていたんだと！
「その日は、猟などそっちのけで仲間とマツタケ採りになっちまった」と当時を振り返り笑うＮ氏だが、Ｎ氏一人で２０本以上も採ったというから恐らくその量たるや半端な数でなかったに違いない。
ダメもとでオイラ思わず「その場所は何処！？」と尋ねたところ、「十年以上も前のことだから・・・」と前置きしながらも、その場所を地図にしてスンナリと教えてくれたのだから、これはもうラッキー！としかいいようが無い。「ありがとさ～ん」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天然ヒラタケの群生地見～つけた!!!


「善は急げ」とばかり、その日の午後、来年のために場所の確認をしようと早速山へと出かけたオイラだが、その辺にあった紙にサッサとなぐり書きをしたＮ氏の地図はかなりアバウトで、場所探しは一苦労でありましたなぁ。それでも何とかそれらしい場所に辿り着いたのだが、年月が山の様子を一変させてしまったのか、木は伐採してあり山肌は荒れ放題でマツタケの出る環境としては今一のような？・・・
初めての山ということもあり、帰り道少々道を迷ってしまい一寸慌てたオイラだったが、それが逆に運が良かったと言うか何と言うか、偶然天然ヒラタケの群生地に遭遇したのであります。その光景に「うぉ～～～っ!!!」と思わず声を上げたほどで、それはそれは見事なものでやんした。
その量たるや、持ってきたスーパーのビニール袋に目一杯詰め込んでも採り切れるどころか、その十倍も残してきたとでも言えばご想像できるでありましょうや？
で、で、で、残してきたヒラタケちゃんはその後どんな運命を辿ったかといったお話は、次回へと続く、小沢昭一氏的こころだ～～～

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